【予想】
◎ケイアイレオーネ
〇ユーロビート
▲クラージュドール
△オリオンザジャパン
△ムサシキングオー
△タマモネイヴィー
△ナリチュウドラゴン

　昨年は馬なり４コーナー先頭から２着クラージュドールを４馬身も千切ったケイアイレオーネ。歳を重ねたものの衰えは微塵もなく、外目好位をゲットして連覇濃厚とみました。

【レース】
　典型的な逃げ馬不在。外から人気の２頭ユーロビート、ケイアイレオーネが先頭２番手。ペースはスローに近い平均。３コーナーから２頭に絡んで行ったのがキタノイットウセイで先頭に立つ構え。最後の直線、一旦はケイアイレオーネが先頭に立ちましたが、背後に忍び寄っていたウマノジョーの鮮やかな差し切り。２着は後方から追い込んだタマモネイヴィー。

【各馬の寸評】
１着　ウマノジョー
　この日はマイナス６キロの４９２キロ。体つきが引き締まって充実ぶりが窺えます。レースは好スタートを決めて外８番手と、この馬としては前目。積極的に前を追い４コーナーでは５番手。乗り慣れた山本聡哉騎手が、追って達者な処を見せて、甘くなった先行勢を物の見事に差し切りました。持ちタイムを１秒詰めて４歳馬らしい成長力。南関同士で二千以上の距離ならいつでも勝ち負け。

２着　タマモネイヴィー
　この日はプラス２キロの４９２キロ。見た目のインパクトは今イチですが、勝った前走のデキ。レースは後方11番手からの競馬。勝負処から繁田騎手が追って追って中団に取り付き、その脚を持続させて２着まで押し上げました。長く脚を使えるタイプで、間違いなく長目の距離が合っています。

３着　ケイアイレオーネ
　この日はマイナス１キロの５７４キロ。ひと息入りましたが、迫力満点の馬っぷりは健在。レースはスタートひと息。それでも無理なく外２番手と理想のポジション。３コーナーからは３頭併走の形。最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、差し追い込みに屈して３着。人気馬同士でプレッシャーをかけ合ったのと、そこに軽量伏兵キタノイットウセイも加わり、ペース以上にストレスのかかる競馬だったか…。

４着　ユーロビート
　この日はマイナス１キロの５４０キロ。堂々たる馬っぷりはいつも通りで好調。レースは逃げ馬不在を見越し、吉原騎手が気合をつけて２コーナー過ぎに先頭。マイペースに持ち込みましたが、３コーナー手前から動いてきたキタノイットウセイに推され気味で手応え劣勢。先頭を奪われて苦しい体勢。最後の直線は底力を発揮してキタノイットウセイは差し返しましたが、伸びる気配はなく４着に終わりました。自分の形ではなかったか…。

５着　キタノイットウセイ
　この日はプラス２キロの５１６キロ。気合乗り十分の好馬体。レースは出たなりで内７番手から。３コーナー手前から手応え良く進出して、人気２頭の中を割って一旦先頭に立つ構え。最後の直線も踏ん張って見せ場を作りました。軽量52キロの恩恵は確かですが、長目の距離に適性が高いのは確か。