第14回 レディスプレリュード(Jpn2)

【予想】
◎ホワイトフーガ
〇サルサディオーネ
▲クイーンマンボ
△ララベル
△マイティティー
△アンジュデジール


 ペースが落ち着くと乗り難しいホワイトフーガですが、こは新規参入の逃げ馬サルサディオーネがおり、これをマイティティーが追い駆ける展開を想定すれば、力通りの走りを期待しました。

【レース】
 逃げ候補2頭がスタートミス。それでも岩田騎手が意を決してサルサディオーネがハナを主張。ララベル、マイティティーの並びで、直後にクイーンマンボ。内にアンジュデジール、その外にホワイトフーガもスムーズな走り。ペースは平均。4コーナーで先頭に並びかけるララベル。ただし残り300で先頭に立ったクイーンマンボが、ケタ違いの爆発力で突き抜け8馬身差の圧勝。ホワイトフーガが辛うじて2着。

【各馬の寸評】
1着 クイーンマンボ
  関東オークスがワンサイド圧勝。芝の前走は凡退も、ダートの長目の距離なら男馬顔負けの実力。ホワイトフーガと3キロ差あれば逆転も可能とみていました。この日はプラス7キロの497キロ。馬っぷり上々、落ち着きがあり好気配。レースは出たなりでやや外を回って4番手から。終始前を射程圏内に入れて進み。最後の直線は残り300で一気に先頭。後続を大きく突き放して実力をアピールしました。今の馬場といては時計も水準以上。世代交代が訪れたか…。

2着 ホワイトフーガ
 男馬の一線級を切って捨てたさきたま杯が圧巻。やや乗り難しい面はあるものの、前述した理由で今回はハマるとみました。この日はマイナス4キロの514キロ。堂々たる馬っぷりで女王の貫禄。レースは出たなりで外6番手。クイーンマンボをマークする形でスムーズな運び。直線の入口ではほぼ射程圏内。ほぼイケるという手応えでしたが、勝ち馬のラストスパートに圧倒されて2着死守に汲々。今イチ体調が本当ではなかったのか…。斤量差があったとはいえ、相手の充実ぶりを考えると本番での逆転は難しいかも。

3着 アンジュデジール
 軽量で一瞬のキレを生かしスパーキングレディーCを優勝。ただし関東オークスではクイーンマンボに完敗しており、千八の力勝負でどうかの懸念はありました。この日はプラス11キロの479キロ。全く太目感はなく、更に馬体充実して本格化。レースは出たなりで内5番手から。折り合いスムーズ。最後の直線は内に潜り込んでレース巧者ぶりを発揮しましたが、ホワイトフーガにハナ差の3着。やはり千六ベストの印象ですが、キャリアの浅い3歳で今後はこなす可能性。

4着 ララベル
 南関を代表する牝馬で、本年も交流重賞を連続2着。今回休み明けで調教の動きが今ひとつですが、渋い先行力を発揮して上位争いに加われるとみていました。この日はマイナス3キロの557キロ。ややモッサリ感はありますが、大体いつも通り。毛ヅヤはいい。レースは真島騎手が気合をつけて外2番手から。4コーナーで先頭に並びかけるという、いつものスタイル。流れに乗れた割に意外に甘くなったのは、やはりデキ自体がひと息だったようです。叩いての変わり身に期待。

5着 ティルヴィング
 この日はプラス2キロの470キロ。馬体をフックラ映し好調キープ。レースはダッシュが利かず後方13番手を進み、直線勝負で5着。離されたとはいえ1分55秒7で駆ければ、自己条件なら大威張り。

9着 マイティティー
 スタートミスもあり、先行したものの失速。少し馬体を減らして毛ヅヤもひと息。夏馬の感じです。

14着 サルサディオーネ
 レパードSを2着だけに注目していましたが、体重の割に案外細身で見た目? レースでは出遅れて脚を使ってハナに行った分、甘くなって大敗。本番でもそれほどの期待は…。