第7回 JBCレディスクラシック(Jpn1)

【予想】
◎ホワイトフーガ
〇ララベル
▲アンジュデジール
△ワンミリオンス
△プリンシアコメータ
△キンショーユキヒメ


 前走は案外でも、55キロなら力を発揮できるとみてホワイトフーガに期待。ただしララベルにもチャンスはありそうだし、クイーンマンボの回避で一転して波乱ムード。

【レース】
 内枠引いた武豊プリンシアコメータが逃げて真島ララベルは外3番手から。その内にワンミリオンスで、ホワイトフーガは折り合いに気を遣いつつ先行グループの一角。アンジュデジールは中団。ペースはスロー。4コーナーで先頭に並びかけるララベル、内で譲らぬワンミリオンス。最後の直線は2頭のデッドヒートになりましたが、ララベルが頭差競り勝ちました。ラインハートが3着と善戦。

【各馬の寸評】
1着 ララベル
  この日はマイナス3キロの554キロ。堂々たる馬っぷりはいつも通り。レースは出たなりで外3番手からとこの馬のポジション。勝負処から動いて4コーナー併走。最後の直線はワンミリオンスとのマッチレース。相手の抵抗に手を焼きましたが、頭差競り勝って地方馬では初の砂の女王に輝きました。体調アップと自分の形に持ち込めたのが勝因ですが、歴代の名牝に肩を並べる存在に。

2着 プリンシアコメータ
 この日はプラス5キロの489キロ。スカッと仕上がった体つき。適度に気合も乗りマズマズの気配。レースは出たなりで無理なくハナ。スローの単騎マイペースで理想的な展開。4コーナーで馬体を併せてきたララベルとのマッチレース。残り200で交わされながらも差し返す粘り腰を見せましたが、ゴール前でやや寄られる不利もあり、惜しくも競り負けました。展開に恵まれた感じは否めませんが、今後の牝馬交流路線でも注目の存在に。

3着 ラインハート
 この日はプラス3キロの467キロ。入念に乗り込まれていい感じの仕上がり。レースはスタートひと息で内12番手から。インコースでジックリと脚を溜め、直線半ばからは進路を外に。メンバー最速の脚を繰り出して上位2頭に肉薄しました。ブッツケでJBCはどうかと思いましたが、JRAオープンの格をアピール。スローの千八に折り合えたのも収穫。次走は大いに注目。

4着 ワンミリオンス
この日はマイナス12キロの464キロ。見た目にそう細くは映りませんが、休み明けでこの馬体減は不安。レースはスタートで伸び上がり気味。それでも無理なく内4番手へ。道中の折り合いはスムーズ。最後の直線は外へ道出してそれなりの脚は使いましたが、切れる感じはなく4着止まり。成長力という点でひと息。今後も実績を過大評価は禁物か。

5着 アンジュデジール
 この日はマイナス1キロの478キロ。キリッと引き締まった体つき。適度に気合を乗って好気配。レースはやや躓き気味に出て左右から挟まれる感じ。中団8番手の馬込みの中。直線入口では一応射程圏内には接近してきましたが、いつものキレのいい末脚が見られず差のある5着。やはり序盤でリズムを崩したのが響いた様子。それとやはりベストは千六あたりか。

11着 ホワイトフーガ
 この日は増減なしの514キロ。ここ一連と同様の気配で、特に悪い感じはしません。レースは出たなりで先行グループの一角。折り合いに専念。勝負処からマクって出ましたが、反応ひと息。最後の直線は全く伸びる気配がなく女王らしからぬレースぶり。理想的な運びでクイーンマンボに完敗した前走のレース内容からは少々疑念もありましたが、それに今回の結果では衰えは否めません。