第38回 浦和記念(Jpn2)

【予想】
◎クリノスターオー
〇オールブラッシュ
▲ナムラアラシ
△ヒガシウィルウィン
△マイネルバサラ
△グランディオーソ

 近走勝ち切れないものの、粘着先行でベテランの味を出しているクリノスターオー。この馬の長距離実績を買って◎。ただし、オールブラッシュ以下▲△まで接戦。

【レース】
 予想通りタマモホルンの逃げで平均ペース。残り600でマイネルバサラが一気に動いて先頭。後続を離して直線へ。激しい2番手争いに競り勝ったヒガシウィルウィンが前を追う姿勢を見せましたが、付け入る隙を与えずマイネルバサラのワンサイド勝利に終わりました。

【各馬の寸評】
1着 マイネルバサラ
  この日はプラス8キロの482キロ。新馬を勝った際が436キロ。480キロ台に乗るのは初めて。全く太目感はなく成長を確認。レースは外4番手から、早目のスパート。残り600で先頭に立ち、後続を3馬身離して直線へ。更に差を広げて付け入る隙を与えませんでした。重賞での実績不足を跳ね除ける快走。キャリア的にもマダマダ伸びシロがありそうで、今後が楽しみ。

2着 ヒガシウィルウィン
 注目の準3冠馬の復帰戦はプラス13キロの472キロ。クラシックシーズンにかけて馬体の良化が顕著だったこの馬。リフレッシュ放牧を挟み更に馬体に幅が出た印象。あとは古馬相手でどうかと息保ち。レースは慎重な滑り出し。やや行きたがる馬を森騎手が宥めつつ外2番手から。残り600でマイネルバサラがスパートした際には手応え?で沈みそうな危惧もありましたが、3頭併走の2番手争いのインで辛抱。最終的にはマイネルバサラに千切られたものの、オールブラッシュ、ナムラアラシとの争いには競り勝ち意地を見せました。着々と地方No.1ホースへの地固めは進んでいます。

3着 オールブラッシュ
 この日はプラス2キロの489キロ。馬体から受けるインパクトは今イチですが、キープできていたのは何より。レースは外枠もあり、ルメール騎手が内の動向を窺いつつ出たなりの競馬。外6番手を進み、勝負処からスパート。2番手を3頭併走の外。ただしここから直線に向くとヒガシウィルウィンに突き放されて差のある3着。やはり競り合う形だと味がない。あくまでも単騎マイペースの際か。

4着 ナムラアラシ
 この日はマイナス3キロの521キロ。ややコロンとした体型ですが、いかにも力馬タイプというイメージ。レースは出たなりで内5番手から。勝負処からスパートして2番手を3頭併走の中。そこから競り負けて離された4着に終わりました。2走前の白山大賞典も積極的に攻めながら差のある5着。交流重賞ではやや役不足。

5着 クリノスターオー
 この日はマイナス9キロの531キロ。黒光りする迫力満点の馬体は健在。馬体減は絞れた分と好意的に判断。レースはやや躓き気味に出て内7番手からは、当然先行を想定していただけに誤算。前4頭のスパートについて行けず離れた中位を追走。最後の直線は内を突いて何とか掲示板入線は果たしました。仮に五分に出ていたとしても勝ち負けは? 今後も勝ち切るのは難しそうです。