第9回 JBCレディスクラシック(Jpn1)

【予想】
◎レッツゴードンキ
〇ヤマニンアンプリメ
▲ファッショニスタ
△ゴールドクイーン

 初ダートの川崎千六JBCレディスでホワイトフーガの2着したレッツゴードンキ。しばらく勝利から遠ざかっているものの、イメージに合う浦和千四なら狙い目とみました。ヤマニンアンプリメ、ファッショニスタ、ゴールドクイーンを加えた4頭BOX。

【レース】
 モンペルデュに落馬のアクシデントがありましたが、古川騎手が気合をつけてゴールドクイーンがハナを主張。ファッショニスタがこれを追い駆け、ヤマニンアンプリメは中団よりやや後ろで脚を溜める作戦。レッツゴードンキは最後方から。34秒4~46秒6のラップを刻むゴールドクイーンの大逃げ。3コーナー手前からグングン追い上げを図ったヤマニンアンプリメが2馬身差で直線へ。残り150で先頭に立ったヤマニンアンプリメの快勝で、レコードに迫る好タイム。

【上位馬の寸評】
1着 ヤマニンアンプリメ
 この日はプラス4キロの494キロ。ややスッキリした体型の馬で体重増は好感。前走以上の好気配。レースは武豊騎手が多少気合をつけて外7番手から。前走のオーバルスプリントは脚を使って早目に動きましたが、今回はワンテンポ仕掛けを遅らせて無理なく進出。前の馬を一気に抜き去り離れた2番手。2馬身差まで詰めて直線へ。残り150で先頭に立ち、鮮やかな勝ちっぷり。時計も優秀。やはり短距離の差し馬としてのポテンシャルは相当。武豊騎手がその持ち味を遺憾なく引き出しました。

2着 ゴールドクイーン
 この日は増減なしの454キロ。休み明けを叩いての上積みまでは感じませんが、落ち着きがあり好調キープ。レースはややヨレ気味のスタートながら、古川騎手が作戦通りにハナを主張。前述のラップで後続を離しての大逃げ。1頭追い上げを図ってきたヤマニンアンプリメに残り150で交わされましたが、これは相手を素直に褒めるべき。3着を6馬身離して24秒9なら上等。千四までで脚抜きのいい馬場なら能力全開。

3着 ファッショニスタ
 この日はマイナス7キロの496キロ。以前に比べると体つきが格段にシッカリして本格化が窺えます。レースは川田騎手が気合をつけて2番手から。3馬身差程度で追い駆けましたが、相手がスピードを緩めず、脚を使っての追走。徐々に離され、ヤマニンアンプリメにも抜かれて厳しい状況。それでも3着に粘り一番人気の意地は見せました。結果論ですが、きょうの流れなら差しに構えた方が良かったか…。

4着 ラーゴブルー
 この日はマイナス10キロの517キロ。休み明けの馬体減ですが、これは入念に立て直しを図って絞ってきたと判断。レースは吉原騎手が気合をつけて内5番手から。2頭が抜けた後も終始3番手グループの一角。流れ込む形での4着は、ほぼ力通りか。この馬の場合はもう少し距離があった方が良さそう。もちろん南関の牝馬同士なら常に主役級。

5着 ミッシングリンク
 この日はマイナス9キロの540キロ。もうひと絞りといった体つき。レースは後方10番手から差を詰めて一応掲示板はゲット。千四の高速決着はいかにも厳しかった。

6着 レッツゴードンキ
 この日はプラス1キロの491キロ。馬体をフックラ映して適度な気合乗り。年齢を感じさせません。レースは岩田騎手が馬を内に寄せて行った処、落馬事故の影響を受けて殿りからは誤算。小回り浦和であれだけ置かれては出番なし。もちろんまともに運んでも勝ち負けは厳しかったでしょうが、今回に関しては基準外とみるべき。