第56回 東京記念(S1)

【予想】
◎センチュリオン
〇シュテルングランツ
▲ヤマノファイト
△ストライクイーグル
△サブノクロヒョウ
△マルカンセンサー
△ウマノジョー

 マイル路線の常連を相手に小回りコース、斤量58キロに出遅れが重なっては5着も致し方ない川崎マイラーズのセンチュリオン。稽古上々で体調アップ確かなら、格の違いを見せるとみました。逃げるシュテルングランツ、復活ヤマノファイトが本線。

【レース】
 予想通り逃げ馬シュテルングランツが先手主張。ヤマノファイト、スギノグローアップと続いて直後にマルカンセンサー、ストライクイーグル。センチュリオンは中団から。ペースはスロー。3コーナーで先頭に立ったヤマノファイトにスギノグローアップ、ストライクイーグルが並びかけて直線へ。残り300で先頭に立ったストライクイーグルが、センチュリオンの追撃を楽に退けて重賞初制覇を果たしました。

【上位馬の寸評】
1着 ストライクイーグル
 この日はマイナス4キロの512キロ。もうひと絞りといった体つきですが、気合が乗って気配アップは明らか。レースは吉原騎手が気合をつけて外6番手から。2周目勝負処から動いて3番手から4コーナーでは3頭雁行の外併走。残り300で単騎先頭に立ち、人気のセンチュリオンの追撃を退けました。いかにも長距離向きの印象。年齢の割にレース数を使われておらず、今後は長距離戦で息の長い活躍が期待できそう。

2着 センチュリオン
 この日はプラス8キロの536キロ。高齢馬とはいえ馬っぷり冴えており、仕上がり万全。レースは矢野騎手が気合をつけて外9番手から。ただしペースの割に追走に余裕がなく前とは水が開いた状況。4コーナーで6番手に上がり、最後は地力を見せて2着に押し上げました。勝ち馬の実力は認めざるをえませんが、意外に苦戦を強いられた印象。本質的にこういった水の浮く馬場は良くないのかも。

3着 スギノグローアップ
 この日はマイナス4キロの489キロ。馬体をフックラ映して落ち着きもあり好調キープ。レースは真島騎手が多少気合をつけて外3番手から。2勝目勝負処から流れに沿って2番手から4コーナーでは先頭に並びかける形。追い比べで後れを取り離された3着に終わりましたが、実績馬2頭を追い駆けてここまで辛抱できたのは収穫。マダマダ成長余力がありそうです。

4着 マルカンセンサー
 この日はマイナス4キロの518キロ。元々馬っぷりのいい馬ですが、気合が乗って毛ヅヤも良く勢いを感じさせます。レースは的場騎手が気合をつけて外5番手から。終始積極的な姿勢を崩さず勝負圏内。最後は地力の差が出て4着ですが、中身の濃い走り。メンバー的に末脚に賭ける競馬に出るとみていましたが、この運びで頑張れたのは今後の糧となりそう。

5着 キャッスルクラウン
 この日はプラス4キロの460キロ。いつも大人しい馬で、見映え的にはひと息。前走は意表を突く逃げの手に出ましたが、さすがにこのメンバーでは従来通りに後方から。正味直線勝負に賭けて5着は、納得の結果。見た目も含めて地味な存在ですが、長距離では意外にねちっこい。

6着 ヤマノファイト
 この日はプラス12キロの536キロ。元々太目に映る体型の馬でいつも通りという感じもありますが、この数字は不安。レースは赤岡騎手が気合をつけて2番手から。2周目3コーナーで先頭を奪いましたが、意外に我慢が利かず6着。長目の距離で出して行く競馬だと少々甘くなる傾向。やはり千八前後がベストか。それと太目残り、基本左回り向きなどが重なっての敗戦とみたい。

9着 シュテルングランツ
 この日はプラス2キロの475キロ。あまり好不調の波がない馬で、馬体を安定。レースは左海騎手が気合をつけてハナ。道中はペースダウンしてマイペース。ただし3コーナーで早々に交わされて後退は案外。やや逃げ馬に不利な馬場傾向だったのが原因か…。

第30回 テレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)

【予想】
◎ヤマニンアンプリメ
〇サクセスエナジー
▲ノブワイルド
△ワイドファラオ
△ノボバカラ
△ダノングッド

 千六の交流マリーンCで2着があるヤマニンアンプリメですが、その切れ味は短距離でこそ威力倍増で千二の交流2連勝。もちろん千四までは守備範囲。激流の高速決着にも対応できるはずで◎。サクセスエナジー、ノブワイルドが本線。

【レース】
 好スタートを決めたノブワイルドが逃げてエッシャー、ワイドファラオの並び。その内にサクセスエナジーで、ノボバカラは中団。向流しに入ると後方にいたヤマニンアンプリメが一気に動いて3番手。ただし、軽快に逃げるノブワイルドのピッチは落ちず3馬身リードして直線へ。2番手に上がったワイドファラオを楽に抑えて連覇を達成しました。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はプラス3キロの498キロ。パドックでは特に気合を表に出さず淡々と周回していますが、一段と馬体が引き締まり正にピーク。レースは好スタートから無理なくハナ。向流しに入っても11秒台のラップを刻んで後続を離し気味に逃げるいつものパターン。3馬身リードして直線に向き、後続に付け入る隙を与えませんでした。千メートルでアピアに競り勝ち、前走でキタサンミカヅキを一蹴。そしてこのレース連覇。全く年齢を感じさせません。

2着 ワイドファラオ
 この日はプラス1キロの499キロ。ユニコーン以来ですが、馬体フックラ好気配。力強い踏み込み。レースは福永騎手が多少気合をつけて外3番手から。3コーナーで2番手に上がって前を追いましたが、追撃及ばず2着。芝路線からユニコーン逃げ切り。今回は小回り千四の番手競馬に対応。様々な可能性を模索中といったところですが、相当な能力を秘めているのは確か。

3着 ヤマニンアンプリメ
 この日はマイナス5キロの490キロ。スカッと仕上がった体つきでいかにも切れそうなイメージ。適度な気合乗り。レースは序盤8番手。向流しに入ると一気に動いて3番手に進出しましたが、そこからもうひと脚というわけにはいかず流れ込んでの3着。なし崩しに脚を使う形で悔いの残る内容。基本的には千二ベストか。

4着 ノボバカラ
 この日はマイナス4キロの504キロ。高齢を迎えましたが、馬っぷりは冴えており好調。レースは藤本騎手が気合をつけて中団6番手から。速い流れを追って追走。終いソコソコ詰めて4着は、現状目イチの走りでしょう。交流重賞で突き抜けるパンチ力はない。

5着 サクセスエナジー
 この日はマイナス7キロの525キロ。雄大な馬っぷりは相変わらず。馬体減は絞れたものと判断。レースはスタートひと息。隣のノブワイルドがトップスタートなので、余計プレッシャーがかかったのか、どうも道中の行きっぷり今イチ。3番手を進んだものの追走に余裕がなく、流れ込む形での5着。外から被されるとリズム?

第48回 戸塚記念(S1)

【予想】
◎ウィンターフェル
〇ダンサーバローズ
▲ヒカリオーソ
△グリードパルフェ
△レオズハウライト
△ジョーパイロライト
△グラビテーション

 ジャパンDDでは勝負処から反応良く進出して2着争いを演じたウィンターフェル。ミューチャリーと世代双璧をアピールする競馬。そして長目の距離へ高適性。好仕上がりでこの距離、相手なら久々の勝機とみました。ダンサーバローズ本線妙味。

【レース】
 逃げ馬トーセンボルガがハナを主張してヒカリオーソは引いて2番手。ウィンターフェルはヒカリオーソをマークする形。向流しでグリードパルフェが一気に動いて2番手へ。これに呼応するようにヒカリオーソが仕掛けて出て3コーナー手前で早くも先頭。仕掛けをワンテンポ遅らせたウィンターフェルも接近して直線へ。二の脚を繰り出したヒカリオーソがウィンターフェルの追撃を退け見事に1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 ヒカリオーソ
 この日はプラス7キロの455キロ。とりあえず馬体を増やしていたのは好感。少々うるさい面も許容範囲内。レースは好スタートから出たなりの先行策。トーセンボルガが行くとみると即座に引いて2番手から。道中の折り合いはスムーズ。向流しでグリードパルフェの動きを察知すると、被されるのを嫌って自身も動いて先頭。2馬身リードしてええ。終い1ハロン12秒3でまとめ、ウィンターフェルの追撃を振り切りました。時計も水準以上で改めて地力の高さを確認。
古馬との対戦が楽しみです。

2着 ウィンターフェル
 この日はマイナス5キロの505キロ。ジャパンDD以来でも馬体はキッチリ仕上がり毛ヅヤもいい。レースは出たなりに外5番手から。グリードパルフェの動きに一歩仕掛けを遅らせてスパート。4コーナーで2番手に上がり追う者の強味を発揮できるとみてましたが、相手の強靭な抵抗に屈してまたもやタイトルに手が届かず。正直拍子抜けですが、素直に相手を褒めるべきか。

3着 グリードパルフェ
 この日はプラス10キロの474キロ。前走で減らした馬体を戻して適度な気合乗り。好調間違いなし。レースは笹川騎手が気合をつけて内8番手から。向流しで一気に動いて2番手に進出。レースを動かしましたが、ヒカリオーソにガッチリ受け止められてマクり切れず、最後は2頭に突き放される3着。勝ちに行ってこの結果なら納得で、これを糧に更に成長していきそう。

4着 ケンゴッド
 この日は増減なしの465キロ。馬体をキープして落ち着きもあり好調。レースは外7番をを進み最終コーナーでは5番手に進出。流れに乗った競馬で4着は力通りの競馬。

5着 トーセンオリンピア
 この日はマイナス9キロの487キロ。これは絞れた分で馬体フックラ。ややテンションが上がり気味。レースはヤンワリ出て外8番手から。向流しでスパートを開始して4コーナーでは離れた4番手に上がりましたがそこまで。ただし、この競馬ができればダート対応を証明したし、次に繋がる競馬。

8着 ダンサーバローズ
 この日はプラス10キロの532キロ。全く太目感はなく、これは中身が伴ってきた分と判断。レースは御神本騎手が気合をつけて内6番手から。向流しで3番手グループに取り付きましたが、交わされたトーセンボルガが後退してきて行き場を失い、気難しい面を露呈。今回に関しては基準外とみたい。

第26回 アフター5スター賞(S3)

【予想】
◎サブノジュニア
〇キタサンミkヅキ
▲アピア
△クルセイズスピリツ
△キャンドルグラス
△ジョーストリクトリ
△ストロングハート

 休み明けの前走はいかにも叩き台のサブノジュニア。それでひと脚使えたなら、叩いてグンと気配アップのここは狙い目とみました。当然キタサンミカヅキ本線ですが手広く。

【レース】
 クルセイズスピリツが逃げる態勢でしたが、今回もスタートを決めたアピアの行きっぷりが良く無理なく交わして先頭。これを追い駆けたのがストロングハートで、3ハロン34秒を切るハイラップ。離れた5番手にキャンドルグラス、その後ろにキタサンミカヅキ、サブノジュニアは後方から。最後の直線、一旦はアピアがリードを広げましたが、さすがにペースが厳しく後続が殺到。キタサンミカヅキが地力で抜け出し1着ゴール。キャンドルグラスは一旦先頭の惜しい2着。展開に乗じて脚を伸ばしたサブノジュニアが3着。

【上位馬の寸評】
1着 キタサンミカヅキ
 この日はマイナス6キロの520キロ。相変わらず馬っぷりは冴えていますが、絶好調時に比べるとやや馬が大人しい感じは前走時と同様。この時季はあまり良くないのか、年齢的なモノなのか…。レースは森騎手が気合をつけて外6番手から。3コーナーから内に潜り込みましたが、ペースが速く先頭からは大きく水の開いた6番手。最後の直線は外から脚を伸ばして際どく競り勝ちました。今年も59キロを背負っての3連覇。正直一杯一杯の感じはありますが、息の長い活躍には頭が下がります。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス3キロの499キロ。休み明けでも馬体フックラ好仕上がり。活気があるし毛ヅヤもいい。レースは赤岡騎手が気合をつけて内5番手から。ペースが速く前とは開きがありましたが、勝負処から動いて4コーナー外4番手。最後の直線は一旦先頭に立つシーンもありましたが、キタサンミカヅキに交わされ惜しくも2着。内容的には全くそん色なく、スプリンターとしての資質は交流レベル。

3着 サブノジュニア
 この日はマイナス2キロの532キロ。若干モッサリ感があるのはいつも通り。叩いた分の上積みはあると判断。レースはスタートひと息で後方12番手から。3コーナーから内に潜り込んで極力ロスを抑え、最後の直線は外へ。展開に乗じて脚を伸ばし際どく迫りました。順調に使い込んでいけば更に良くなってきそう。距離の守備範囲も広く今後の重賞路線の注目株。

4着 アピア
 この日はマイナス8キロの542キロ。太目を叩いてグンと気配アップ。レースは今回もスタートを決めて無理なくハナ。勝負処からストロングハートを振り切り2馬身リードして直線へ。一旦は逃げ切ったかと思わせましたが、さすがにペースが厳しく殺到されての4着。これが千㍍なら勝っていた競馬。このデキを保って千㍍戦なら文句なく主役に返り咲き。

5着 ヨンカー
 この日はマイナス3キロの533キロ。気合乗り十分の好馬体で好調そのもの。レースは出たなりで外4番手から。道中内に入り、最後の直線は内を突いて渋く脚を伸ばし掲示板ゲット。最近は差しに回る競馬を余儀なくされていますが、それなりに形に。一枚落ちのスプリント戦ならチャンス十分。

第16回 スパーキングサマーカップ(S3)

【予想】
◎トキノパイレーツ
〇センチュリオン
▲ラーゴブルー
△トロヴァオ
△ザイディックメア
△ロイヤルパンプ
△ハッピースプリント

 長く脚を使ってハイレベルの争いに肉薄した川崎マイラーズが好内容のトキノパイレーツ。前走のスパーキングサマーチャレンジは、間隔があいて体調が伴っていなかったのが敗因。攻め気配アップの今回は巻き返せるとみました。小回り千六をこなせばセンチュリオン、ラーゴブルー以下△勢まで手広く。

【レース】
 逃げ馬シュテルングランツがレースをリードして平均ペース。トキノパイレーツはスタートを決めて手応え良く先行。その直後にトロヴァオ。出遅れたセンチュリオンは後方から。勝負処から2番手に上がったトキノパイレーツが残り200で先頭に立ち、危なげなく押し切りました。外から脚を伸ばしたトロヴァオがシュテルングランツを交わして2着。

【上位馬の寸評】
1着 トキノパイレーツ
 この日はマイナス7キロの472キロ。体つきが引き締まって良化間違いなし。レースは好スタートを決めて内4番手から。4コーナーでは手応え良く2番手グループの一角。残り200で先頭に立つと危なげなく抜け出しました。川崎マイラーズと同じ時計で走っての勝利。距離に融通は利きますが、やはり千六ベストのイメージ。

2着 トロヴァオ
 この日は増減なしの460キロ。もう少し増やしたかった感じもありますが、この馬にしては落ち着きがあり好調キープ。レースは的場騎手が馬を内に寄せて内5番手から。3、4コーナーから外に回して追い込み態勢に入り、外伸びて2着は川崎マイラーズを2着した際と全く同じパターン。能力的には現状維持が一杯ですが、ロスなく脚を溜めて行くとキレのいい走りを見せる。

3着 シュテルングランツ
 この日はマイナス3キロの473キロ。馬体をフックラ映してデキ落ちなし。レースは好スタートから無理なくハナ。平均ラップを刻んで単騎マイペース。1馬身リードして直線に向きましたが、2頭に交わされて3着。決して一杯になったわけではなく完全に決め手負け。長目の距離で緩急をつけて後続を翻弄するパターンがベスト。

4着 ディアデルレイ
 この日はマイナス14キロの504キロ。大型馬ですが、やや減った印象も。レースは本田正騎手が気合をつけて外3番手から。先行ペースに乗ってスムーズに運びましたが、最後の直線は流れ込む形の4着。やはり追ってから速い脚を使えないのが難点。シュテルングランツと顔が合うケースが多く、どうしても兼ね合いになる。

5着 センチュリオン
 この日はマイナス7キロの528キロ。馬体減は絞れた分と判断。相変わらず馬っぷりが冴えているし活気もある。レースは出遅れて後方から。向流しで一気に追い上げを図りましたが、小回りコースの捌きにひと苦労。ソコソコ詰めての5着は致し方ない面も。やはり千八以上は欲しい。

第53回 黒潮盃(S2)

【予想】
◎グリードパルフェ
〇トーセンボルガ
▲ホワイトヘッド
△ハルディネロ
△アエノエンペラー
△ヤマショウブラック
△シビックヴァーゴ
△リンノレジェンド

 東京湾Cでは、終いややササり気味になりながら2着のグリードパルフェ。果敢に挑戦したクラシックレースが人気以上の好内容で、右回りの方が合う感じ。トップ不在のこのメンバーならチャンスとみました。逃げ候補トーセンボルガを本線に手広く。

【レース】
 トーセンボルガが控え、ホールドユアハンドの逃げ。リンノレジェンドは3番手グループの一角で、グリードパルフェ、ホワイトヘッドは中団。アエノエンペラーは例によって後方から。ペースはスローに近い平均。4コーナーで2番手に上がったリンノレジェンドが残り300で先頭。食い下がるグリードパルフェ以下を突き放して、道営クラシックレースで好走の地力を見せつけました。

【上位馬の寸評】
1着 リンノレジェンド
 この日はプラス7キロの503キロ。以前南関に在籍した当時と変わらない姿。均整の取れた好馬体。レースはほぼ出たなりに3番手グループの一角。岡部誠騎手が折り合いに苦心して脚を温存。4コーナーで単騎2番手に上がり、残り300で先頭。一旦は迫る体勢のグリードパルフェを突き放し完封勝利を収めました。道営クラシックレースで培った実力は本物。距離も長目の方が合うようです。

2着 グリードパルフェ
 この日はマイナス8キロの464キロ。キッチリ仕上げてきた感じで適度な気合乗り。レースは笹川騎手が気合をつけて中団7番手から。勝負処から手応え良く進出して4コーナーでは4番手。前を呑み込む勢いで直線に向きましたが、いち早く抜け出したリンノレジェンドに突き放される形の2着。決め手負けというか、これは地力の差か。それでも他の南関勢には先着して面目を保ちました。

3着 ホワイトヘッド
 この日はマイナス2キロの523キロ。相変わらず馬っぷりがいいし、少しうるさいくらいに気合が乗り暑さを気にしている様子なし。レースは出たなりに内8番手から。道中は動かずに脚を温存して直線勝負。外詰めて3着は、走破時計的にもほぼ力通りの競馬。この馬の場合は、若竹賞のような乱戦願望。

4着 ハルディネロ
 この日はマイナス2キロの475キロ。休み明けの前走から仕上がっており、大きな変化はなし。例によってややイレ込気味。レースは出たなりに内10番手からで折り合いに専念。4コーナーは内を突いて直線は外から詰めて4着。距離を意識して大事に構えてこの結果はほぼ想定内。素材は確かでももう少し馬体、気性面での成長が欲しい。それと現状千六以下がベター。

5着 アエノエンペラー
 この日はプラス14キロの458キロ。全く太目感はなくこれは成長分。レースは吉原騎手が気合を乗せてもダッシュが利かず後方13番手から。勝負処から動いて4コーナーでは中団まで進出しましたが、掲示板ゲットがようやく。この脚質だけに他力本願の弱味は拭えませんが、馬体は良化しており、自己条件に戻れば即注目。

13着 トーセンボルガ
 この日はプラス5キロの502キロ。少々コロンと映る体型ですが、ここ一連と同様で好調キープ。レースは厩舎作戦かホールドユアハンドに行かせて2番手からの競馬。意外にスムーズに進めていましたが、直線に向いてリンノレジェンドに交わされるとズルッと後退。やはり逃げてこその馬。

第40回 サンタアニタトロフィー(S3)

【予想】
◎トロヴァオ
〇クリスタルシルバー
▲ノンコノユメ
△アルタイル
△ロイヤルパンプ
△リッカルド
△ハッピースプリント(出走取消)

 休み明けで気配今イチながらキレのいい末脚を繰り出した川崎マイラーズのトロヴァオ。今回の方が仕上がりがいいし、斤量有利、人気的にも狙い目とみました。好枠からロスなく進めてクリスタルシルバーも勝ち負け必至。ノンコノユメは斤量と多頭数の捌きがポイント。

【レース】
 好スタートを決めたのはゴーディーですが、最内から今野ロイヤルパンプがハナを主張。リアライズリンクスが3番手でその内にクリスタルシルバー、外にトロヴァオ。中団インにバルダッサーレ、ノンコノユメもこの位置。先行ペース。勝負処から手応え良く進出したクリスタルシルバーが2番手から残り200で先頭、外からバルダッサーレが迫りましたが、死角を突くようにラチ沿いをスルスル伸びたノンコノユメが1着ゴール。G1馬の面目躍如。

【上位馬の寸評】
1着 ノンコノユメ
 この日はプラス4キロの446キロ。馬体が減らなかったのは好材料。帝王賞のデキにはあると判断。レースは出たなりに外9番手から。向流しで内に潜り込みロスを極力避ける狙い。最後の直線はバルダッサーレが外に持ち出した処を一気に進出してイン狙い。ラチ沿いをスルスル伸びてゴール前測ったように差し切りました。多頭数をどう捌くかが難題でしたが、真島騎手苦心の騎乗で見事クリア。もちろん馬の実力なくしてはできない芸当です。

2着 クリスタルシルバー
 この日はプラス2キロの484キロ。ここしばらく480キロ台をキープ。暑さ負けもなく馬体安定。レースは的場騎手が気合をつけて内4番手から。好枠を利してほぼ想定通りのポジション。折り合いスムーズ。4コーナーでは2番手に上がり、半馬身差で直線へ。残り200で一旦先頭に立ちましたが、ノンコノユメに内をすくわれ無念の2着。相手の切れ味に脱帽。

3着 バルダッサーレ
 この日はマイナス3キロの493キロ。近走やや人気先行ですが、馬体をフックラ映して活気もあり調子落ちなし。レースは笹川騎手が出たなりに馬を内に寄せて中団7番手から。勝負処から手応え良く進出して4番手。直線は外に切り替えて前を追いましたが、惜しくも及ばず3着。あの手応えなら自信を持って外に切り返したのは当然ですが、あのまま内を狙っていれば、ノンコノユメとは立場が入れ替わったかも。

4着 ロイヤルパンプ
 この日はマイナス3キロの524キロ。相変わらず馬っぷりが冴えており絶好調。レースは今野騎手が気合をつけて無理なくハナ。道中それほど突かれることもなく単騎マイペース。残り200でクリスタルシルバーに交わされ4着に落ちましたが、完全燃焼できたレース。

5着 サブノジュニア
 この日は増減なしの534キロ。パドックではいつも大人しいタイプ。調教試験の時点からは絞り込んできたし、好調時とさして変わらぬ雰囲気。レースは長休明けということで大事に構え後方13番手から。直線勝負で追い上げを図り5着は、叩き台的な運びとしては上々の滑り出し。千六もこなしますが、サウスヴィグラス産駒だけに短距離でよりハイレベルの走りを見せるので、今後が楽しみ。

7着 トロヴァオ
 この日はプラス6キロの464キロ。ひと息入れて馬体を増やしてきたし、落ち着きもあり前走以上。レースは吉原騎手が気合をつけて外5番手から。道中も積極的に動いて行きましたが、かなり外を回るロスもあり離された7着。次走で改めて注目したい。

第2回 プラチナカップ(S3)

【予想】
◎キタサンミカヅキ
〇ワンパーセント
▲ノブワイルド
△ソッサスブレイ
△タイセイラナキラ
△アンサンブルライフ

 さきたま杯でも千四得意の中央馬に食い下がったキタサンミカヅキ。南関同士なら文句なく主役ですが、ノブワイルドとタイセイラナキラの何れかが楽に逃げる展開になれば逆転のシーンも。ワンパーセントは逆転までは?でも2頭が競るとみれば連下に有力。

【レース】
 注目の逃げ争い。両馬五分に出て一歩も譲らず、ほぼ同体でコーナーに入れば枠の差でノブワイルドの逃げ。タイセイラナキラはやむなく2番手に控える形。3番手にヒラボクプリンスが入り、キタサンミカヅキはその後ろ。更に後れてワンパーセント、アンサンブルライフ。当然ハイラップでもノブワイルドには無理のないペース。勝負処からキタサンミカヅキ、ヒラボクプリンスが揃って追い上げて来ましたが、3馬身のリードを保って直線に向いたノブワイルドは、危なげなく逃げ切り勝ち。底力でキタサンミカヅキが2着を確保。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はプラス1キロの495キロ。異例の重賞連闘策ですが、体付きは悪くないし、むしろ気合が乗って前走以上。毛ヅヤもいい。レースは五分に出て当然先手を主張。枠の差で振り切ると、あとは遅過ぎず速過ぎずの自分のペース。後退するタイセイラナキラを尻目にリードを広げ、全く付け入る隙を与えませんでした。時計の1分25秒7はほぼ想定通り。過去に交流オーバルスプリント1着の実績がありますが、その再現。この走りをされてはキタサンミカヅキもお手上げ。

2着 キタサンミカヅキ
 この日はプラス4キロの526キロ。抜群の馬っぷりを誇る馬ですが、いつもに比べると活気ひと息。レースは森騎手が気合をつけて離れた4番手から。勝負処からヒラボクプリンスと並んで前を追い駆け3馬身差で直線へ。ただし相手も脚を残しており2着に終わりました。戦前はヒラボクプリンスのポジションを見込んでいましたが、少し後れを取ったのと、外を回って追い上げたのが終いの脚に影響したか。ヒラボクプリンスの競馬ができていればもう少し際どかったかも。それと全体的な気配から盛夏の時季は?

3着 ヒラボクプリンス
 この日はプラス2キロの498キロ。馬体をフックラ映して相変わらず好気配。レースは笹川騎手が気合をつけて先行2頭の離れた3番手へ。勝負処からキタサンミカヅキと一緒に動いて4コーナーでは離れた2番手の内併走。最後は競り負けて3着ですが、十分に見せ場を作りました。この距離、メンバーのスピード競馬にここまで対応できるとは正直予想外。高齢馬ですが、今後は短目の距離を選択していくのが正解かも。

4着 ワンパーセント
 この日はマイナス5キロの481キロ。丸みを帯びた馬体。活気があって毛ヅヤも良くハイレベル安定。レースはスタートひと息。左海騎手が内に馬を寄せつつ気合をつけて中団6番手から。ただし速い流れに差が詰まらず、直線勝負で4着。高速決着に完全なスピード負け。前走は川崎千四の準オープンを勝っていますが、もう少し距離が欲しい。

5着 アンサンブルライフ
 この日はマイナス5キロの492キロ。ここ一連のいいデキをキープ。レースは岡部誠騎手が気合をつけて内7番手から。ロスなく進めて最後の直線も内を突いて掲示板ゲットは、いかにもという走り。過去さきたま杯4、3着、オーバルスプリント4着と交流重賞でも入着の実績。それからするとも少し上があっても良さそうですが、いくらか盛りを過ぎたか…。

8着 タイセイラナキラ
 この日は増減なしの524キロ。懸念された太目残りはなく、しらさぎ賞当時と同じ気配。レースはノブワイルドとの逃げ争いで譲らざるをえなかった時点で形勢悪し。一応1馬身と離れず外2番手をキープしていましたが、勝負処で手応えが怪しくなり終了。完全な展開負け。

第9回 習志野きらっとスプリント(S2)

【予想】
◎ノブワイルド
〇アピア
▲デイジーカーニバル
△クルセイズスピリツ
△ヨンカー
△ラディヴィナ
 交流千四のオーバルスプリントを逃げ切っているノブワイルドですが、本質スプリンターで距離は短ければ短いほどいいタイプ。休み明けの前走59キロから今回は2キロ減の57キロで左海騎手。一気に逃げてアピアの連覇を阻止できるとみました。もちろんアピアの連覇も十分で、狂っても▲△まで。

【レース】
 その気になればアピアが逃げる行きっぷりでしたが、あえて拘らずノブワイルドに行かせる形。ロマンコスモ、クルセイズスピリツに内からデイジーカーニバルも先行グループ。ヨンカーは中団から。前2頭が譲らず競り合い3番手以下を4馬身離して直線へ。脚いろはアピアが優勢に見えましたが、抵抗するノブワイルドに根負けして2着死守がやっと。それを尻目にノブワイルドが鮮やかに逃げ切りました。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はマイナス3キロの494キロ。一度使われた分、体が引き締まった感じ。意外にパドックでは大人しいタイプ。レースはスタート自体はやや劣勢でしたが、左海騎手が何が何でも行く構え。アピアの御神本騎手が控えてくれたこともありハナへ。ただし終始アピアに突かれる形で余裕のない逃げ。2頭で後続をリードして直線へ。手応え的にはどうかという感じでしたが、残り100でアピアの脚が止まり、結果的には2着に0秒5差をつける完勝。59秒0の時計もほぼ想定通りでマズマズ。衰えぬスピード能力、スプリント戦への高適性をアピールしました。

2着 アピア
 この日はプラス14キロの550キロ。休み明けでデビュー以来の最高体重ですが、太目感なく抜群の馬っぷり。適度な気合乗り。レースはここ最近と同様にポンと出てその気になればハナに行けるほど。ノブワイルドに行かせて外2番手ですが、1馬身とは離されずに外併走の形。手応え的には明らかに優勢でしたが、最後の直線、残り100で脚が止まってしまい、ギリギリ2着死守という結果に。ワイルドな勝ち馬に、優等生が根負けした格好。あくまでも結果論ですが、問答無用で行き切ってしまえば良かった。

3着 ヨンカー
 この日はプラス9キロの536キロ。この馬は550キロ台でも勝利したことがある馬。太目感なく好馬体が輝く。レースは吉原騎手が気合をつけて行きましたが、速いペースに置かれて外7番手から。ただし22秒3~33秒5の超絶ハイペース。アピアが甘くなって2着争いがもつれたところに、外詰めて惜しい3着。前走2着した際と同じく、一旦下げて盛り返す競馬。この距離なら展開不問で力を発揮。

4着 ロマンコスモ
 この日はマイナス5キロの515キロ。元来がやや太目に映るタイプで、馬体減は絞れた分と判断。前走以上。レースは好スタートから岡村健騎手が気合をつけて外3番手から。さすがに前2頭のペースが速く置かれてしまいましたが、ポジションをキープしつつ、最後の直線はそれなりに詰めて4着。積極的に追い駆けての好走は価値があり、改めて非凡なスプリント能力をアピール。

5着 クルセイズスピリツ
 この日はプラス7キロの473キロ。いかにもサウスヴィグラス産駒といった風情で好調キープ。レースは好スタートから山崎誠騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処でやや置かれて5番手。最後の直線はある程度盛り返して2着争いには加わっており、一応力通りの競馬。大外枠は少々厳しかったか…。

第21回 ジャパンダートダービー(Jpn1)

【予想】
◎クリソベリル
〇デルマルーヴル
▲デアフルーグ
△ミューチャリー
△ロードグラディオ
△トイガー
△ウィンターフェル
△ヒカリオーソ
 兵庫CSを出色の時計で駆け抜け無傷の3連勝。底知れぬ能力を秘める良血クリソベリルを巡る2着争い。実績からデルマルーヴルがその筆頭ですが、デアフルーグ以下南関勢も連下なら。

【レース】
 内枠から無理なくヒカリオーソがハナ。サクセッサー、ロードグラディオと続いて直後にデルマルーヴル、トイガー。クリソベリルは大事に構えて中団から。ウィンターフェル、ミューチャリーは後方待機。ペースは東京ダービーほど遅くはないにせよ、比較的前が楽な先行ペース。勝負処から動いたデルマルーヴルが4コーナー2番手から最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、背後に迫っていたクリソベリルが残り100でこれを交わして先頭。グンと伸びて他を寄せ付けませんでした。接戦の2着争いはデルマルーヴルが凌ぎましたが、南関勢も大健闘。

【上位馬の寸評】
1着 クリソベリル
 この日はマイナス6キロの538キロ。大型ですが、決して巨漢馬という感じはなく均整の取れた好馬体。兄クリソライトは若駒の頃は線の細いイメージがありましたが、もちろんそれとは全く違う。パドックを周回する姿は威風堂々として大物感が漂います。レースは兵庫CSとは売って変わった待機策で中団7番手から。ペースの割に慎重に構えて折り合いに専念。デルマルーヴルの動きに触発される形でスパートをかけ3コーナー5番手。直線の入口ではその背後に迫り、残り100でこれを交わすと、一気にリードを広げて1着ゴールを駆け抜けました。大分馬場が乾いてきたのが良かったし、外枠も競馬がし易かったと言えますが、まだ完成途上でこの走りだから桁違いのスケール。

2着 デルマルーヴル
 この日は490キロ。海外遠征帰りですが、数字的には全日本2歳優駿を2着した時とほぼ同じ。キッチリ仕上げてきたし落ち着きもある。レースは好スタートから出たなりに外4番手から。勝負処から動いて4コーナーでは2番手。手応え上々。最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、残り100でクリソベリルに交わされ、2着死守にとどまりました。ぺースを考えてもベストの運びで完敗。クリソベリルとはスケールの違いが歴然。あくまでも2番手グループの一角という評価。

3着 ミューチャリー
 この日はマイナス2キロの463キロ。このローテーだけに馬体増は叶いませんでしたが、いつもに比べれば落ち着いている方で力を出せる仕上がりと判断。レースはジックリ構えて内12番手から。今回は道中動かず腹を括った直線勝負でこの馬の持ち味である切れ味を引き出す作戦。最終コーナーもロスなく回って馬込みを縫うように伸びてきましたが、デルマルーヴルに及ばず3着。強豪相手でも末脚勝負に賭けてハマればの期待感は御神本騎手にあったでしょうが、意外にペースが落ち着いたのが誤算と言えば誤算。それでも南関3歳世代のレベルの高さをアピールできた一戦だし、その代表格として今後古馬との対戦が楽しみ。

4着 ウィンターフェル
 この日はマイナス5キロの510キロ。ハード調教を敢行して、クラシック最終戦に向けて目一杯に仕上げてきた感じ。レースはJRAの強敵を意識して今回はジックリ溜める作戦。外10番手から進み、3コーナーでは7番手。直線に向くあたりでは森騎手が『これなら』と色めき立つ行きっぷり。最後は2着争いに後れを取り4着ですが、完全燃焼しました。どうしてもミューチャリーには敵わない。

5着 ヒカリオーソ
 この日はプラス2キロの448キロ。パドックではうるさい面を見せていますが、これはいつも通り。馬体減りもなく、上がり目?でも勝った東京ダービーのデキ。レースは好スタートを決めて押し出されるようにハナ。ダービーほどではないにせよ、平均ペースで楽な単騎逃げ。2馬身リードして最終コーナーをカーブしましたが、残り200でデルマルーヴルに交わされ、後続に殺到されて5着に終わりました。それでも自分のスタイルを貫いて中身のある競馬。今後の成長力という点では?も付きますが、見た目以上に走る馬。

8着 デアフルーグ
 この日はプラス4キロの500キロ。馬体をフックラ映し適度な気合乗り。毛ヅヤもいい。レースは毎度のごとく出たなりに馬を急かせず外9番手から。ちょうどクリソベリルをマークするように後を追って進出。一旦は6番手まで上がりましたが、最後の直線は完全に脚が止まって8着。実績のある右回りに替わってペース的にもこの馬向きでしたが、意外な大敗。距離が微妙に長いのか、若干調子を下げているのか、あるいはマークした相手が悪かったのか…。

10着 ロードグラディオ
 この日はプラス6キロの478キロ。コンスタントに470キロ台で使っている馬。スカッと仕上がった馬体で落ち着きもあり完成度が高い。レースはデムーロ騎手が気合をつけて3番手から。前を深追いせず、後ろを警戒して大事に進めましたが、勝負処で窮屈な処に入り一瞬躊躇するシーン。最後の直線は全く伸びず人気を大きく下回る結果に。外から被されると良くないタイプなのかもしれませんが、それにしても負け過ぎ。