第66回 エンプレス杯(Jpn2)

【予想】
◎アンデスクイーン
〇ラインカリーナ
▲パッシングスルー
△プリンシアコメータ
△クレイジーアクセル
△サルサディオーネ

 TCK女王盃は惜しくも競り負けたアンデスクイーンですが、改めて地力をアピールした内容。長距離は望むところだし、メンバー的にスローペースは考えられず有終の美を飾るとみました。相手は4歳ラインカリーナ、パッシングスルーを重視。

【レース】
 好スタートを決めたクレイジーアクセル、シークレットアリアに外からサルサディオーネが加わっての先行争い。続いてラインカリーナ、プリンシアコメータ。アンデスクイーン、パッシングスルーは中団でハイペース後方縦長。3コーナー手前でラインカリーナが先頭、追随してプリンシアコメータ。有力差し馬も接近して直線へ。早目に先頭に立ったプリンシアコメータが粘り込みを図りましたが、流れは明らかに差し有利。アンデスクイーンが抜け出し、2着には伏兵ナムラメルシー。

【上位馬の寸評】
1着 アンデスクイーン
 この日はプラス5キロの505キロ。冬毛は残っていますが、馬体を大きく見せて好調キープ。レースは出たなりに外7番手から。向正面でパッシングスルーの動きに合わせてスパート。4コーナーでは離れた3番手。最後の直線、残り100で先頭に立ち危なげなく1着ゴール、有終の美を飾りました。

2着 ナムラメルシー
 この日はプラス4キロの501キロ。馬体をフックラ映して好調。レースはスタートは出して、すぐに抑える競馬。後方から進み最終4コーナーでは6番手。上がりのかかる競馬に乗じて2着に押し上げました。展開的に何か人気薄の差し馬が…とは考えましたが、前走自己条件で大差負けのこの馬には正直目が行きませんでした。展開プラス長距離に適性が高いということか。

3着 パッシングスルー
 この日はプラス4キロの488キロ。いかにも切れそうな均整の取れた好馬体。程良く気合が乗ってシャドーロール装着。レースは出たなりに7番手からの競馬。向流しの中間あたりから森騎手が追い出しを図りアンデスクイーンとともに進出。4コーナーでは4番手。外詰めて3着に食い込みました。初ダートが時計のかかる乱戦は厳しい条件。それでこの競馬ならダートにも一応のメドは立てましたが、やはり芝馬か。

4着 プリンシアコメータ
 この日はプラス2キロの493キロ。休み明けでも懸念した太目残りはなく、毛ヅヤもいい。レースは岩田騎手が気合をつけて先行。外に回して4番手からはほぼ想定通り。3コーナー手前からラインカリーナと一緒に動いて2番手。4コーナーでは先頭に躍り出ましたが、最後は甘くなって4着。クレイジーアクセルの2番手から抜け出した昨年のペースが36秒5~50秒0。対して今回は35秒3~48秒2の異例のハイペース。5馬身ほど遅れて追走していたこの馬にも少々ペースが厳しくワンタイミング早かったか…。特に衰えは感じません。

5着 ラインカリーナ
 この日はプラス10キロの491キロ。関東オークス以降480キロ台で使っていましたが、馬体増で見た目にもフックラ。落ち着いていたのも好感。レースは先手主張の2頭を行かせて離れた3番手から。2周目3コーナー手前から一気に動いて一旦は先頭に立ちましたが、プリンシアコメータに交わされ脱落しました。想定外のハイペースに加えて終始プリンシアコメータにプレッシャーをかけられる展開は厳しかったようですが、現状ワンパンチ不足。

第11回 フジノウェーブ記念(S3)

【予想】
◎サブノジュニア
〇キャンドルグラス
▲トロヴァオ
△ラブミークン
△マイネルバサラ
△グレンツェント
△リコーワルサー

 体調アップとともに序盤の反応が改善されて千二を2連勝のサブノジュニア。千四未勝利でも、昨今のレースぶりを見るとむしろ加点材料の可能性。組み合わせ的にも連軸信頼。もちろん相手はキャンドルグラス。

【レース】
 予想通り内枠からクルセイズスピリツの逃げ。リコーワルサー、外からラブミークンが3番手、その内にトロヴァオ。直後にキャンドルグラスでサブノジュニア、マッチレスヒーロー、グレンツェントは中団。ハイペース。最後の直線、一旦はリコーワルサーが先頭に立ちましたが、残り200でこれを交わしたトロヴァオの脚が断然で、後続を突き放しての好タイムV。2着争いを制したのは内を突いたマッチレスヒーロー。

【上位馬の寸評】
1着 トロヴァオ
 この日はマイナス3キロの471キロ。攻め強化しながらひと頃に比べると体つきがフックラ。落ち着きもあり好気配。レースは好スタートから藤田凌騎手が気合をつけて内4番手から。ハイペースながらも道中の手応えは抜群。直線は外に持ち出して残り200で先頭。激しい2着争いを尻目に好タイムで仕上げました。千四路線に切り替え新味発揮。デキの良さに加えて鞍上の好リードも。

2着 マッチレスヒーロー
 この日はマイナス6キロの489キロ。少々重目に映った馬体が前走、そして今回と引き締まり上昇気配。レースはスタートひと息でしたが、中島龍騎手が気合をつけて内7番手。勝負処で手応え良く5番手に進出。トロヴァオが外に持ち出した隙を狙って内に突っ込み2着争いに競り勝ちました。今回はハマった感じの競馬。高齢馬で大きな上積みは?ですが、千四ベストは確か。

3着 ドリームドルチェ
 この日はプラス1キロの506キロ。成績にバラつきはありますが、馬体気配は良好でデキ落ちなし。レースは今回は出たなりの競馬で内11番手から。腹を括った直線勝負に徹し、内ラチ沿いに脚を伸ばし3着に食い込みました。人気落ちの今回、気楽な直線勝負がハマった感じですが、この馬JRAでは一貫したスプリント路線。基本的には短目の距離ベターで、この戦法が確立すればもうひと花。

4着 サブノジュニア
 この日はマイナス3キロの524キロ。黒光りする好馬体は健在で絶好調。レースは矢野騎手が気合をつけて外7番手から。道中は一旦抑え込んで馬をなだめるシーンも。最後の直線は外から脚を伸ばしましたが、切れ味ひと息で4着。内々スムーズに運んだ上位馬に比べると若干厳しかったか…。やはりこの馬は千二で差しに構える競馬が一番似合う。

5着 マイネルバサラ
 この日はマイナス4キロの488キロ。ローテーションは混んでいますが、馬体減りはなく適度な気合乗り。レースは山本聡騎手が気合をつけるも後方14番手から。正味直線勝負で内を突いて掲示板ゲット。やはりスピード馬揃いの千四ではこの競馬になってしまうのかも。距離不足。

7着 グレンツェント
 この日はプラス7キロの486キロ。パドックの外目を活気十分に周回して休み明けの不安なし。レースは森騎手が多少気合をつけて外7番手から。勝負処からマクって出て5番手まで取り付きましたが、直線の伸びひと息で見せ場まで。上位陣とは距離適性の差が出たか…。叩いた次走が正念場。

8着 キャンドルグラス
 この日はプラス5キロの512キロ。いつも通りにドッシリと構えA級馬の風格。レースはやや躓き気味に出て5番手から。4コーナーでもそのポジションをキープしていましたが、最後の直線では本来の渋い末脚が発揮されず2着争いにも加われないまま終了。序盤でややリズムを崩したのと、千四自体は問題なくとも、千メートルを2戦した直後で戸惑いもあったか…。

第12回 ユングフラウ賞(S2)

【予想】
◎レイチェルウーズ
〇エンジェルパイロ
▲テーオーブルベリー
△アンジュエトワール
△ボンボンショコラ
△コーラルツッキー

 ハイレベルの新馬を勝利後、距離延長を難なくクリアして重賞までノンストップ4連勝のレイチェルウーズ。類まれなスピード能力とスタートセンス。浦和千四への対応も全く問題はなく突き進むとみました。相手は大井2頭エンジェルパイロとテーオーブルベリー。

【レース】
 注目の逃げ争いは早々に決着がついてボンボンショコラがハナ。2番手にエンジェルパイロが行って、テーオーブルベリーはレイチェルウーズと3番手併走。予想通りのハイペース。手応え良く2番手に進出したレイチェルウーズが直線に向くと即座に先頭。危なげなく押し切りました。内々進出したアクアリーブルが外から伸びて2着、同じ運びでポピュラーソングが3着。船橋勢が上位を独占。

【上位馬の寸評】
1着 レイチェルウーズ
 この日は増減なしの448キロ。懸念した馬体減りもなく適度な気合乗り。好調キープ。レースは出たなりに内3番手からはほぼ想定通りのポジション。道中の折り合いスムーズ。3、4コーナーで2番手に上がり1馬身差で直線へ。即先頭を奪って危なげなく押し切りました。レース巧者で崩れるイメージ皆無。桜花賞は当確。

2着 アクアリーブル
 この日はマイナス1キロの471キロ。道営時代に比べると大きく減っていますが、決して細目感はなく一連のデキ。レースはスタートひと息。山本聡騎手が気合をつけて内9番手から。道中徐々にポジションを上げて4コーンーでは離れた3番手。最後の直線は外から脚を伸ばして2着に浮上しました。このユングフラウ賞1着を始め、長目の距離でも活躍した母アスカリーブル譲りの息の長い末脚。地味ながらも常に注意が怠れない存在。

3着 ポピュラーソング
 この日はプラス3キロの429キロ。川崎を使って間隔のないローテーションですが、馬体を維持して落ち着きもあり好調。レースは出たなりに後方10番手から。ロスなく内々を進み徐々にポジションアップ。最後の直線は外から詰めて3着に食い込みました。無欲の直線勝負が奏功した形ですが、これまで逃げ先行で通してきたことを考えれば正に新味発揮。基本的なスピード能力は高いので、この戦法が確立すれば明るい見通し。

4着 ボンボンショコラ
 この日はプラス13キロの491キロ。少々余裕の造りでも馬っぷりは良く気合乗りも上々。レースは好スタートから同型馬を抑えて無理なくハナ。ハイラップを刻んで快調な逃げ。1馬身リードして直線に向きましたが。レイチェルウーズに交わされ、他にも殺到され4着。ただしレースぶりにはさすがJRA新馬1着の片鱗。いかにも叩いて変わってきそうだし、桜花賞でも内枠を引けばあるいは。

5着 テーオーブルベリー
 この日はプラス7キロの469キロ。それほど見映えするタイプではありませんが、馬体増好感でマズマズ。レースはダッシュ力の差で3番手グループの一角を追って追走する形。それでも結構食い下がっていましたが、最後の直線では脱落して5着。いかにも展開不利な一戦。この馬はもう少し長目の距離で楽に逃げる競馬が理想。

11着 エンジェルパイロ
 この日はマイナス9キロの443キロ。元来スッキリした体つきの馬ですが、数字通りにやや細い。レースは矢野騎手が気合をつけて外2番手。スピードのあるところを見せましたが、勝負処を前に早々に失速。展開、状態面に? それと基本はスプリンターか。

第56回 報知グランプリカップ(S3)

【予想】
◎ヤマノファイト
〇タービランス
▲コパノチャーリー
△マイネルバサラ
△オールブラッシュ(競走除外)
△ベンテンコゾウ

 初めて地元船橋を使った昨年6月の競馬が5馬身千切って1分52秒9。叩き二度目の報知ACで見せ場を作り、復調気配で迎えた地元戦。吉原騎手でもあり狙い目とみました。当然タービランスが本線。

【レース】
 外枠から無理なくサルサディオーネがハナに行って、他は抑え気味の競馬。コパノチャーリー、タービランスと続いて向流しに入るとベンテンコゾウ、ヤマノファイトが前に接近。ペースは平均からやや速目。2馬身リードして直線に向いたサルサディオーネが、終いの1ハロン14秒を要しながらも後続の脚をなし崩しに使わせる形で逃げ切り。タービランスが粘って2着。

【上位馬の寸評】
1着 サルサディオーネ
 この日はプラス5キロの519キロ。デビュー以来の最高体重。数字の割に華奢に映った馬体に大分実が入った感じ。落ち着いていたのも好感。レースは予想通りに先手を主張して常時後続に3馬身。やや速目でもこの馬のペース。2馬身リードして直線に向き、少々上がりを要しながらも、危なげなく押し切りました。これがこの馬の勝ちパターン。予想以上に逃げ有利な馬場状態になっていたのも追い風。

2着 タービランス
 この日はプラス4キロの535キロ。抜群の馬っぷりは健在で気合乗りも満点。レースはスタートひと息でも無理なく外3番手へ。勝負床尾で2番手に上がり前を追いましたが、最後の直線はやや脚が上がって2着死守まで。相手の勝ちパターンだったのと、現状もう少し距離があった方がいい感じ。

3着 ヤマノファイト
 この日はプラス7キロの532キロ。体型的なもので少々太目に映りますが、順調な攻め過程を踏んで体調アップ。レースは吉原騎手が気合をつけて外7番手から。向流しでポジションを上げ4番手。最後の直線も外から差を詰めて惜しい3着。やはりこの左回り千八が一番合っている感じ。もうひと絞り欲しいのは確かで、次あたりちょうどいいかも。

4着 コパノチャーリー
 この日はプラス3キロの523キロ。やや太目に映りますが、いかにもパワー先行型という雰囲気。力を出せる仕上がりと判断。レースは好スタートから逃げるサルサディオーネの離れた2番手。ただし勝負処でやや置かれ気味になり手応え? 最後の直線は内を突いたものの離された4着。高齢での移籍で半信半疑の面もありますが、今回に関してはやや重目と内枠も災いしたか…。

5着 ジョーストリクトリ
 この日はプラス3キロの511キロ。間隔があいてやや余裕の造り。レースは出たなりに後方9番手から。上がりのかかる競馬に乗じて甘くなった馬を交わして掲示板ゲットという内容。特に強調点はない。

6着 ベンテンコゾウ
 この日はマイナス4キロの500キロ。馬体をフックラ映して勝った前走のデキ。レースは御神本騎手が気合をつけて外5番手から。勝負処で3番手まで押し上げましたが、最後の直線はサッパリ伸びず。完全な力負けで距離も微妙に長いか…。

7着 マイネルバサラ
 この日はプラス4キロの492キロ。馬体を大きく見せて活気もあり好調。レースは序盤から抑え込む競馬で内8番手から。流れ的には悪いポジションではありませんが、マクり上げるタイミングを逸して見せ場なし。どうも常識に掛からない。

第2回 雲取賞(S3)

【予想】
◎ゴールドビルダー
〇マンガン
▲ストーミーデイ
△ゴールドホイヤー
△ファルコンウィング
△チョウライリン
△ブリックオドーン

 7着に敗れた全日本2歳優駿も、2着に粘ったJRAのスピード馬を追い駆けて1秒圏内なら悪くないゴールドビルダー。57キロが課題も、好枠先行でハイセイコー記念の再現に期待。これを含め遠征性が多彩。

【レース】
 好スタートを決めたストーミーデイ、スティールペガサスは距離を意識して慎重な構え。そこを突いて戦法に迷いがない左海ファルコンウィングが一気にハナ。ゴールドビルダーは先行勢をマークして内5番手、その外にゴールドホイヤー。ペースはスロー。勝負処から反応良く動いたゴールドホイヤーが2番手に進出。最後の直線、粘るファルコンウィングを残り100で交わしたゴールドホイヤーが1着ゴールを駆け抜けました。

【上位馬の寸評】
1着 ゴールドホイヤー
 この日はマイナス11キロの482キロ。輸送も込みで少々余裕のあった馬体が絞れて好仕上がり。レースは吉原騎手が多少気合をつけて外6番手から。勝負処から手応え良く進出して4コーナー2番手。最後の直線、残り100でファルコンウィングを交わして悠々1着ゴール。気性的にも距離が延びていいタイプ。外枠からノビノビ走れたのも追い風。当然クラシック路線の有力候補。

2着 ファルコンウィング
 この日はマイナス7キロの489キロ。このローテーで多少馬体は減ってきましたが、細目感なく好調キープ。レースはスタートは並みでしたが、他の先行馬が控えたので無理なくハナへ。折り合った逃げでマイペース。最後はゴールドホイヤーに交わされましたが、完全燃焼の2着。距離延びていいかは微妙ですが、ハナに拘る競馬でクラシック路線でも展開のカギを握る存在に。

3着 ストーミーデイ
 この日はプラス16キロの488キロ。馬体増は戻した分で適度な気合乗り。レースは好スタートから出たなりに離れた3番手。休み明けの初距離で慎重な運び。勝負処では離れた4番手。最後の直線は内を突いて3着。現状千八ではこれが一杯か。短距離で活躍しているヒロシゲゴールドの全弟。今後は短距離路線でブレイクの可能性。

4着 マンガン
 この日はマイナス2キロの449キロ。間隔の詰まったローテーションですが、馬体を維持して落ち着きもあり好調。レースは出たなりに離れた外9番手から。4コーナーマクって出て外詰め4着は、ほぼ力通りの競馬。

5着 ゴールドビルダー
 この日はプラス5キロの485キロ。馬体をフックラ映し好仕上がり。レースは出たなりに内5番手から。ロスなく進めたものの、勝負処では置かれ気味。離された5着は、堅実駆けのこの馬としては案外。調教内容が今ひとつで、体調が伴っていなかったか…。

6着 ブリッグオドーン
 この日は増減なしの485キロ。適度な気合乗りで良く見せる馬。レースは御神本騎手が気合をつけて内10番手から。まるで見せ場がなく大敗。重賞ではスピードの絶対値でやや見劣りが。

第64回 金盃(S2)

【予想】
◎ストライクイーグル
〇サウンドトゥルー
▲センチュリオン
△ワークアンドラブ
△トーセンブル
△サノサマー
△サブノクロヒョウ

 絶妙のタイミングで動いて人気のセンチュリオンを抑えた東京記念が鮮やかなストライクイーグル。遠征2戦はひと息でも、地元長距離なら好枠先行で連対は確保できるとみました。もちろんサウンドトゥルーが本線。

【レース】
 好スタートから逃げ馬シュテルングランツがハナを主張。ワークアンドラブ、ミキノトランペットと外枠勢が主導して内にストライクイーグル、中にセンチュリオン。サウンドトゥルーは一周ホームストレッチでポジションを上げ中団8番手。ペースは平均。勝負処から抜群の手応えで進出したサウンドトゥルーが、4コーナーでは先頭に並びかける勢い。直線に向くとすぐに先頭に立ち、突き放す一方のワンサイド勝利を収めました。もつれた2着争いを制したのは外伸びたフレアリングダイヤ。

【上位馬の寸評】
1着 サウンドトゥルー
 この日はマイナス2キロの470キロ。全盛期と比べても体つきがキリッとして好気配。レースは森騎手が気合をつけて馬の行く気を喚起。一周ホームストレッチでポジションを上げ8番手。向流しの中間あたりから痺れる手応えで馬群を捌いて進出。4コーナーでは早くも先頭に並びかけ、直線に向くと即座に先頭。差を広げる一方のワンサイド勝利。正に格の違いを見せつけて難なく当レース連覇を達成しました。斤量比較で恵まれたとはいえ、衰えぬ実力をアピール。

2着 フレアリングダイヤ
 この日はプラス6キロの505キロ。パドックでは気合を表に出さないタイプ。前走のデキはキープ。レースは好スタートから下げて内13番手、内々ロスを避け抑え込む競馬で腹を括った直線勝負。4コーナー大外に回して直線へ。混戦の2着争いを制しました。この馬には少々短いと思えた千五で直線一気を決めた前走。そして今回の好走。ひと皮剥けたようです。

3着 トーセンブル
 この日はマイナス2キロの441キロ。見た目は地味な馬で、この馬なり。レースは出たなりに10番手からの競馬。徐々にポジションを上げて4コーナーでは大外6番手。直線ジリジリを伸びて3着は、この馬らしい渋い走り。長距離に適性が高い。

4着 スギノグローアップ
 この日はプラス6キロの495キロ。休み明けでも入念に乗り込まれて馬体フックラ好仕上がり。レースは赤岡騎手が多少気合をつけて内8番手から。粘着先行タイプで鋭い脚のないこの馬としてはややポジションが後ろ目。内を突いて差を詰め4着ならマズマズ収穫のある競馬内容。

5着 ハセノパイロ
 この日はプラス6キロの539キロ。もうひと絞りといった体つき。レースは本橋騎手が気合をつけて行ったものの後方12番手から。正味直線勝負で5着に押し上げれば健闘の部類。

6着 ストライクイーグル
 この日はプラス1キロの520キロ。相変わらず馬っぷりは冴えており好調キープ。レースは吉原騎手が多少気合をつけて内4番手から。コースロスなく進めましたが、最後の直線で外に持ち出してからがサッパリ伸びず6着。内で溜める競馬よりも外攻めの方が合っているのか…。

7着 サノサマー
 この日はマイナス2キロの479キロ。特に目立つ気配ではありませんが、前走の東京大賞典と同様。レースはほぼ最後方の外目を回って直線だけの競馬。今回に関しては叩き台とみるべきか。

11着 センチュリオン
 この日はマイナス8キロの531キロ。馬っぷりは冴えているし、馬体減は絞れた分と判断。レースはミシェル騎手が3番手に行き積極的な競馬を展開しましたが、道中の手応え?で脚を使って追走の形。早々に脱落してこの結果は案外。若干ピークを過ぎたか…。

第69回 川崎記念(Jpn1)

【予想】
◎チュウワウィザード
〇ケイティブレイブ
▲アナザートゥルース
△デルマルーヴル
△オールブラッシュ
△ミツバ

 JBCでライバルに競り勝ったチュウワウィザード。チャンピオンズCの4着は外に繰り返すタイミングを逸した感じ。この組み合わせなら、強気の攻めで押し切れるとみました。先手主張でケイティブレイブが本線。

【レース】
 森騎手が乗ってきたケイティブレイブが内枠から先手主張は予想通り。ミューチャリーが意表を突く先行策で2番手。チュウワウィザードは外3番手で盤石。ミツバ、デルマルーヴル、アナザートゥルースと続いてヒカリオーソは意外に置かれて中団から。ペースは平均。残り800からペースアップ。残り600で先頭に立ったミューチャリーにチュウワウィザードが並びかけ、2頭が後続をリードして直線へ。いち早く先頭に立ったチュウワウィザードが楽に抜け出し2着争いが焦点に。ヒカリオーソがひと脚使って2着と大健闘。

【上位馬の寸評】
1着 チュウワウィザード
 この日はマイナス4キロの478キロ。状態面も見た目も全く波がない馬。通例の仕上げを施されて好調キープ。レースは好スタートから内の動向を窺いつつ外3番手からはほぼ想定通り。勝負処からミューチャリーのスパートに合わせて2番手。直線に向くと即先頭を奪い、貫録のワンサイド勝利を収めました。今が盛りのダート最強レベルを遺憾なくアピール。

2着 ヒカリオーソ
 この日はプラス6キロの476キロ。ダービー勝利が446キロで、当時から30キロ増。少々テンションが高いのは相変わらずですが、凄まじい成長ぶり。まだ増えてもいいくらい。レースはスタートひと息で中団7番手からと、この馬としては厳しいポジション。勝負処から外マクって出て4コーナー5番手。最後の直線ではもうひと脚使って2着争いを制しました。正に新味発揮で予想を上回る進化。文句なく難関を代表する実力馬に。

3着 デルマルーヴル
 この日はプラス4キロの494キロ。活気があって毛ヅヤも上々。デキはピーク。レースはマーフィ騎手が多少気合をつけて外4番手から。勝負処からは追って3番手をキープ。前2頭からはやや離され気味になり直線へ。2着争いを演じたものの、ヒカリオーソに交わされ3着止まり。メンバー一枚落ちの名古屋グランプリは勝利しましたが、一線級に入るとワンパンチ不足して勝ち切れないのが現状。

4着 ミューチャリー
 この日はプラス2キロの465キロ。休養を挟んでもう少し増えてくるとみていましたが、成長今イチ。ただし、落ち着いていたのは好感。レースは人気落ちの気安さと御神本騎手がスローペースを見込んだのか、先行策に打って出て逃げるケイティブレイブにジカ付け。2周目3コーナーではこれを交わして先頭。ただし終始チュウワウィザードにマークされる形。最後の直線、交わされながらも抵抗していましたが、甘くなり4着。本来の差しに構えていればどうなったかは判断しかねるところですが、厳しい競馬を経験したのは今後の糧になりそうだし、戦法の幅が広がった点は評価に値。

5着 アナザートゥルース
 この日はマイナス1キロの484キロ。ややコロンと映る体型ですが、気合が乗って好調キープ。レースは好スタートから一旦引いて6番手から。勝負処から更に置かれてしまい、挽回が利かず5着。それほど切れる脚はなく、メンバーが揃うとどうしても入着ライン。

6着 ケイティブレイブ
 この日は増減なしの520キロ。堂々たる馬っぷりは健在で反撃態勢。レースはこの枠だけに森騎手が先手主張は予想通り。道中はペースダウンしてマイペース。ただし、残り600でミューチャリーに交わされて内3番手。何とかこらえて挽回を図りましたが、そこから盛り返す余力はなく6着。どうせ逃げるならもっと思い切って離して行くくらいの方が良かったかも。浦和記念で復活を果たしましたが、東京大賞典に続く敗退で評価が微妙に…。

第23回 TCK女王盃(Jpn3)

【予想】
◎ファッショニスタ
〇アンデスクイーン
▲マドラスチェック
△メモシーコウ
△サルサディオーネ
△ミッシングリンク

 JBCはゴールドクイーンの超ハイラップの逃げに攪乱され、ヤマニンアンプリメに巧く脚を使われてしまったファッショニスタ。大井千八で好枠からマイペース先行なら巻き返し確実と判断。アンデスクイーン、マドラスチェックなどJRA勢の争い。

【レース】
 サルサディオーネを制してクレイジーアクセルの逃げ。外に切り替えてサルサが2番手。加速がついてマドラスチェックが3番手。続いてミッシングリンク、メモリーコウ、ファッショニスタ、アンデスクイーン。ペースは平均。抜群の手応えで4コーナー先頭に並びかけたマドラスチェックが、残り300で先頭。迫るアンデスクイーンに差し返し気味に競り勝って嬉しい重賞初制覇を果たしました。

【上位馬の寸評】
1着 マドラスチェック
 この日はプラス2キロの506キロ。前走時に比べると落ち着きがあり好気配。レースは森騎手が気合をつけて先行態勢。スピードに乗ると行きっぷり良く3番手へ。道中の折り合いスムーズ。勝負処から痺れる手応えで進出して4コーナー併走。残り300で単騎先頭。すぐ背後に迫っていたアンデスクイーンとのマッチレースになり、一旦は相手に出られる感じもありましたが、差し返し気味に競り勝って1着ゴール。勝負強い走りを見せました。外枠からスムーズに運べたのが勝因ですが、更に成長が見込める明け4歳。

2着 アンデスクイーン
 この日はマイナス2キロの500キロ。相変わらず馬体をフックラ映して好調キープ。レースはルメール騎手が多少気合をつけて外7番手から。徐々に進出して4コーナーでは先行勢の直後へ接近。最後の直線は一旦先頭に立つシーンがありましたが、勝ち馬の意外な抵抗に遭い2着惜敗。近2戦は小回り浦和コースや先行有利の馬場に不発でしたが、条件揃った今回がこの馬の実力。今後も牝馬路線の主役級。

3着 メモリーコウ
 この日はプラス3キロの467キロ。ひと息後でも太目感なく好仕上がり。レースは古川騎手が気合をつけて先行。コーナーで少々外を回るロスがありましたが4番手へ。マイペースを守りつつ前との距離を測り直線へ。一旦は迫る気配を見せましたが、脚後は脚が止まって離された3着。それでも牝馬交流路線で通用のメドは立ちました。

4着 ファッショニスタ
 この日は増減なしの496キロ。間隔あきましたが、仕上がり早のタイプで太目感なし。態勢万全。レースはスタートひと息。川田騎手が追って内5番手へ。道中の反応ひと息でペースの割に置かれてしまい離れた7番手を追走。最後の直線は外に回して差を詰め4着。中身が伴っていなかったのか57キロを気にしたのか…。

5着 ナムラメルシー
 この日はプラス1キロの499キロ。ここ一連のデキ。レースは後方9番手からの競馬で、終い差を詰めて5着。2走前のクイーン賞でも1秒圏内の6着に頑張っていますが、その時と同じパターンで、自分の時計分は走って入着ラインに到達。

第63回 ニューイヤーカップ(S3)

【予想】
◎グリーンロード
〇ファルコンウィング
▲チョウライリン
△マンガン
△ピアノマン
△マナーザマジック

 溢れるスピードは既に証明済み。課題の千六も難なくクリアしたグリーンロード。唯一気懸りだった枠順も幸い内枠ゲットなら、先行押し切りが有力とみました。スンナリ逃げればファルコンウィング、これが甘くなるとチョウライリン、マンガンが浮上。

【レース】
 注目の逃げ争いは、スタートと枠順の差で速攻ケリがついてグリーンロードが逃げて2番手にファルコンウィング。モリデンスターが3番手で、マンガン中団、チョウライリンはその後ろ。ペースは平均やや速目。3コーナーからリードを広げたグリーンロードは、5馬身差を保って直線へ。その差を更に広げて大差勝利を収めました。甘くなったファルコンウィングを交わしてマンガンが2着。

【上位馬の寸評】
1着 グリーンロード
 この日はマイナス2キロの513キロ。抜群の馬っぷりに適度な気合乗りで文句なし。レースは隣のファルコンウィングより出脚が良く無理なくハナへ。平均速目のラップを刻んで後続の脚をなし崩しに使わせる戦法。3コーナーでファルコンウィングを振り切ってリードを広げ、5馬身差で直線へ。更に水が開いて2秒の大差勝ちを演じました。脚抜きのいい馬場とはいえ飛び抜けて速いレースレコード。クラシック路線は距離との戦いになりそうですが、手厚い高月厩舎の大将格として主役を担う存在。

2着 マンガン
 この日はマイナス1キロの451キロ。2ヶ月の休養明けですが、太目感なし。ただし見映えするタイプではない。レースは山崎誠騎手が多少気合をつけて馬を内に寄せて内6番手から。周囲に惑わされず自分のペースを守り4コーナーでは離れた4番手。最後の直線は外からジリジリと脚を伸ばし、バテたファルコンウィングを交わして2着に食い込みました。正味目イチの競馬ですが、距離は延びた方が良さそう。

3着 ファルコンウィング
 この日はプラス1キロの496キロ。間隔は詰まっていますが、馬体をフックラ映していい感じ。レースはグリーンロードより枠が一つ外で、しかもスタートに差があっては2番手に甘んじる形。追って追走して半馬身差に食い下がっていましたが、3コーナー手前から置かれて厳しい状況。最後の直線ではマンガンに抜かれて3着に終わりました。流れ的には致し方ない結果で、もし自分のペースを守って2着取りに徹すれば楽に確保できたはず。過去2勝が逃げて3秒2、3秒8差と圧倒的。距離延びていいかは微妙ですが、自分の形に持ち込めば重賞アッと言わせるシーンも。

4着 チョウライリン
 この日はプラス5キロの522キロ。若干太目に映りますが、これは体型的なものも。到って順調。レースは的場騎手が気合をつけて極力馬を内に寄せる形。向流しでは外8番手。そこからマクり上げる態勢でしたが、ペースが緩まず追走に四苦八苦。僅かに詰めた程度の4着に終わりました。2歳優駿を除けば重賞路線に皆勤賞で5、3、3、4着。距離延びていいタイプかもしれませんが、スピード、決め手ともに?で善戦マンの印象。

5着 モリデンスター
 この日はプラス3キロの458キロ。馬体はキリッと仕上がって完成度が高い。レースは保園騎手が気合をつけて前2頭を離れた3番手で追走。やけに強気に攻めましたが、さすがに最後は甘くなって5着。ただし一気にメンバーが上がってこの走りは高く評価すべき。間違いなく次走に繋がるはずだし、相手次第とはいえ次は狙いたい。

第64回 船橋記念(S3)

【予想】
◎ノブワイルド
〇キャンドルグラス
▲ラブミークン
△ストロングハート
△ナガタブラック
△ラディヴィナ

 アピアを完封した習志野きらっとSPからも距離適性高いノブワイルドに期待。当然実績上位キャンドルグラスが本線。

【レース】
 ミントフレイバー、ノブワイルド、ラディヴィナの逃げ争い。これを制してノブワイルドがハナ。先行3頭の直後にストロングハート。続いてキャンドルグラス。ラブミークン、ナガタブラックは後方から。2馬身リードして直線に向いたノブワイルドが逃げ切り態勢でしたが、残り100で脚が止まり外伸びたキャンドルグラスが1着。渋太く詰めたストロングハートが3着。

【上位馬の寸評】
1着 キャンドルグラス
 この日はプラス2キロの507キロ。馬体を大きく見せて絶好調。レースは御神本騎手が気合をつけて外5番手とほぼ想定通りのポジション。4コーナーでは離れた4番手で前とはまだ距離がありましたが、最後の直線は外から脚を伸ばして測ったような差し切り。ある程度距離の融通が利くスプリンターとして完成の域に。

2着 ノブワイルド
 この日はプラス1キロの503キロ。ローテーションは詰まっていますが、いつになく活気があり毛ヅヤも上々で文句なし。レースは好スタートから3頭雁行の逃げ争いを制してハナに。2馬身リードして直線に向きましたが、あと100で脚が止まって2着。最軽量の2頭に序盤競り込まれたのが響いた感じ。

3着 ストロングハート
 この日は増減なしの495キロ。この時季の牝馬ながら毛ヅヤを保ち好調キープ。レースは笹川騎手が気合をつけて逃げ争い3頭の直後4番手。4コーナーでは3番手。最後の直線はキャンドルグラスと一緒に脚を伸ばして3着。やはり血統通りのスプリンターで、強敵相手に本領発揮。

4着 ラディヴィナ
 この日はマイナス6キロの497キロ。相変わらず馬っぷりが冴えておりハイレベル安定。レースは好スタートから張田騎手が気合をつけて逃げ争い。2番手に落ち着き一旦は振り切られましたが、最後の直線は辛抱強く脚を伸ばして差のない4着。軽量もありますが、やはりスプリント能力は一級品。

5着 ラブミークン
 この日はプラス3キロの517キロ。堂々たる馬っぷりに衰えなし。レースは出脚が利かず外9番手から。正味直線だけの競馬で外から詰めて5着。加齢とともにズブさを増し、この距離はいかにも忙しい。