第57回 東京記念(S1)

【予想】
◎ホーリーブレイズ
〇ストライクイーグル
▲サウンドトゥルー
△リンゾウチャネル
△トーセンブル
△サブノクロヒョウ
△ワンフォーオール

 混戦ムードが漂っていたトライアルで1頭だけ別次元の走りを見せたホーリーブレイズ。時計も極めて優秀。叩いて更に体調が整ってきたとあればここも信頼。当然相手はストライクイーグルとサウンドトゥルー。

【レース】
 好スタートを決めたホーリーブレイズがハナに行ってリンゾウチャネル、ジョースターライトの並び。内4番手にストライクイーグル、その外にサブノクロヒョウ。サウンドトゥルーは中団外目。ペースはスロー。2周目3コーナー手前でリンゾウチャネルが先頭に立ち、ホーリーブレイズは置かれ気味になりピンチ。抜群の手応えでサウンドトゥルーが接近。直線半ばで先頭に立ったサウンドトゥルーのワンサイド勝利。渋く脚を伸ばしたサブノクロヒョウが2着。

【上位馬の寸評】
1着 サウンドトゥルー
 この日はプラス2キロの471キロ。入念に乗り込まれて太目感なし。淡々とパドックを周回する姿は枯淡の境地。レースは森騎手が少々気合をつけて出して外10番手から。向流しの中間あたりから進出を開始して3コーナーでは早くも3番手。4コーナーでは抜群の手応えで先頭に並びかける勢い直線半ばで先頭を奪うと離す一方のワンサイド勝利。高齢馬の休み明けに不安もありましたが、やはり長距離戦では年季が違う。

2着 サブノクロヒョウ
 この日はプラス6キロの495キロ。これもパドックでは大人しい馬で、特に目立つ気配ではないものの順調。レースは積極的に飛び出して5番手から。2周目勝負処からも追って前を追走。サウンドトゥルーが千切って2着争いがもつれる形。そこに乗じてジリジリ脚を伸ばして2着はいかにもこの馬らしい走り。やはり前々の競馬が似合うし衰え皆無。

3着 リンゾウチャネル
 この日はプラス4キロの509キロ。相変わらず馬っぷりが冴えているし適度な気合乗り。レースは好スタートから逃げるホーリーブレイズをマークする形。ペースが遅く、道中は抑え切れない手応え。3コーナー手前で先頭を奪いレースをリード。ただしサウンドトゥルーに早目に来られ、直線半ばで力尽き3着。目下の充実ぶりは示した内容で、レースぶりからは二千以下がベターか。

4着 サーヒューストン
 この日はマイナス3キロの493キロ。馬体をフックラと映し毛ヅヤも上々。申し分のない気配。レースは藤本騎手が気合をつけて外6番手から。勝負処でやや置かれ気味になり、流れ込む形で離された4着はほぼ力通りか。

5着 バンズーム
 この日は増減なしの491キロ。9歳高齢で特に変化なしですが、決して悪くはない。レースは出たなりに後方から進め、ソコソコ詰めて離された5着。直線勝負に徹してこの馬の競馬。

7着 ホーリーブレイズ
 この日はマイナス4キロの475キロ。やや太目に映る体型ですが、前走もこんな感じで圧勝なら問題なし。レースは好スタートから単騎マイペース。ただし、勝負処を前にリンゾウチャネルに交わされて3番手へ後退。必死に前を追いましたが、盛り返す脚はなく離された7着に終わりました。逃げの手が裏目に出たか…。

11着 ストライクイーグル
 この日はマイナス1キロの508キロ。馬体は仕上がっていますが、上半期の好調時に比べると活気今イチ。レースは御神本騎手が気合をつけて内4番手から。前を行くホーリーブレイズが早目に交わされ、その直後にいた影響もありますが、ポジションを下げて全く見せ場なし。内枠でこの形は負けパターンとも言えますが、今回に関しては体調も整っていなかった様子。

第27回 アフター5スター賞(S3)

【予想】
◎ブロンディーヴァ
〇サブノジュニア
▲キャンドルグラス
△カプリフレイバー
△アンサンブルライフ

普通はサブノジュニアですが、ここは斤量差も見込んで3歳馬ブロンディーヴァに期待。崩れ知らずのキャンドルグラスに3歳快速カプリフレイバーを加えた4頭の競馬。

【レース】
 注目の逃げ争い。外枠からダッシュを決めたエッシャー、サンダーマックスにクルセイズスプリツ、サイタスリーレッドが加わり、取り切ったのはクルセイズスピリツ。若干後れを取ったカプリフレイバーも仕掛けて3番手へ。先行5頭から離れてキャンドルグラスにブロンディーヴァ。サブノジュニアは後方インに待機。勝負処でカプリフレイバーは手応え怪しくなり離され加減。キャンドルグラスにブロンディーヴァ、更にはフランシスコダイゴも接近して直線へ。一旦は横一線の争いになりましたが、中を割ってサブノジュニアが抜け出し、外詰めたキャンドルグラスが2着と実績上位の古馬が地力を発揮。

【上位馬の寸評】
1着 サブノジュニア
 この日はプラス13キロの541キロ。デビュー以来の最高体重。一見して立派に映りますが、ゆったりおっとりの気配はいつも通り。要は中身の問題ですが、仕上げに問題なしと判断。レースは出脚ひと息で内11番手から。特に矢野騎手が急かす感じではなく自分のペース。4コーナーでもまだ中団でしたが、最後の直線は中を割って豪快にフィニッシュ。地力の違いがマザマザ。念願の重賞制覇を果たし、秋のビッグタイトルも視野に。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス5キロの502キロ。淡々と堂々とパドックを周回する姿はいつも通り。レースは好スタートから御神本騎手が気合をつけて離れた6番手から。先行5頭を睨んで絶好のポジション。4コーナーでは5番手。最後の直線は外に切り替えて一瞬抜け出すシーンもありましたが、サブノジュニアの豪脚の前に無念の2着。正味目イチですが、サブノより1キロ背負ってこの走りですから、やはり交流重賞でも上位を狙えるレベル。

3着 ブロンディーヴァ
 この日はプラス8キロの529キロ。全く重目感なく馬体増は重質の証。レースは今野騎手が多少気合をつけてキャンドルグラスの直後7番手から。超ハイラップに戸惑う様子もありましたが、マクり上げて4コーナー接近。最後の直線は外から詰めて3着。軽量をもってしても現段階での力の差を痛感させられる内容でした。

4着 ライクアロケット
 この日はプラス6キロの461キロ。スッキリした体付きの馬で増やしてきたのは好感。レースはダッシュひと息で後方10番手から。展開に乗じて自分の時計だけ走って4着ですが、メンバーを考えれば大健闘。千二路線で本当に安定してきました。

5着 クルセイズスピリツ
 この日はマイナス2キロの475キロ。いかにもサウスヴィグラス産駒という雰囲気は1、2着馬と共通。レースは敢然と逃げ争いに加わり、枠の差で行き切る形。終始サイタスリーレッドに絡まれましたが、結構頑張って5着入線。やはり先手を取り切ると容易には止まらない。

12着 カプリフレイバー
 この日はマイナス4キロの508キロ。ひと頃よりも馬体を減らして迫力は今イチですが、マズマズの仕上がり。レースは他の逃げ先行タイプに比べると出脚ひと息。脚を使って3番手に行く形。勝負処で前2頭に離され、最後の直線はズブズブ。古馬相手のシビアな競馬にキャリア不足を露呈しましたが、これを糧に成長期待。

第17回 スパーキングサマーカップ(S3)

【予想】
◎トロヴァオ
〇グレンツェント
▲ハルディネロ
△トキノパイレーツ
△ヒカリオーソ
△ブラックジョー
△リッカルド

 7歳とはいえ今が旬を思わせるトロヴァオ。昨年2着以上の勢いで参戦なら、人気的にも狙い目とみました。当然グレンツェントが本線。

【レース】
 逃げ想定のブラックジョーが意外にダッシュ利かず、外からハルディネロがハナ。ヒカリオーソ、ブラックジョーと続いてその外にトロヴァオ、内にトキノパイレーツ。中団にリッカルドとグレンツェント。道中は前3頭が後続を離す形でもペースは落ち着きスローに近い平均。早目に動いたのはリッカルドで3、4コーナーでは2番手に進出。トロヴァオも追って追走し、仕掛けをワンテンポ遅らせたグレンツェントも接近して直線へ。残り100で一旦はリッカルドが先頭に立ちましたが、これをゴール寸前捕らえてグレンツェントが勝利。3着にトロヴァオ。

【上位馬の寸評】
1着 グレンツェント
 この日はマイナス1キロの473キロ。活気があり非常にいい感じ。レースはほぼ出たなりに内7番手から。道中で動きがあった際にもジックリ溜めて末脚を温存する形。4コーナー手前から一気に動いて前を射程圏内へ。最後の直線は外伸びて測ったように差し切りました。テン乗りの伊藤裕騎手が、人気の重圧にもめげず沈着冷静なレース運び。馬もそれに応えてマイラーとしての天下一品の実力をアピール。

2着 リッカルド
 この日は増減なしの500キロ。年齢を感じさせぬ気合乗り十分の好馬体。レースはスタートを決めて外6番手から。向流しの中間過ぎから早目に進出を開始。3、4コーナーでは2番手に取り付く積極策。最後の直線、残り100で一旦先頭に立ちましたが、ゴール寸前グレンツェントの強襲に屈しました。昨年後半からマイル路線に固めて折々に存在感を発揮。とにかく元気です。

3着 トロヴァオ
 この日はプラス2キロの471キロ。以前に比べると格段に落ち着きがでたし、キリッとした馬体の造りで申し分なし。レースはほぼ馬なりで離れた外4番手から。ペースとこの馬の脚質を考えると理想のポジション。早目にスパートをかけたリッカルドに少々後れを取りましたが、追って追走。最後は外から詰めて3着。仕掛けのタイミングの差もありますが、グレンツェントには力負けの感じ。

4着 ハルディネロ
 この日はプラス4キロの485キロ。馬体フックラ、適度な気合乗りで好調キープ。レースはテン乗りの臼井騎手が勢いをつけて先手主張。ほぼ自分のペースでレースを引っ張りましたが、最後は実力処に交わされて4着。比較的差しの利く馬場を考えれば悪い内容ではなく、重賞でも楽に通用のメドが立ちました。

5着 トキノパイレーツ
 この日は増減なしの472キロ。落ち着きを伴いパドックを周回する姿に好調を確認。レースは好スタートからテン乗りの櫻井騎手が気合をつけて内5番手から。勝負処からは追って追走、最後の直線は内を突いて水の開いた5着。最近なかなか勝ち切れないように、やや頭打ちの感じも。

6着 ヒカリオーソ
 この日はプラス6キロの472キロ。馬体増好感で落ち着きもあり好気配。レースはテン乗りの阪上騎手が気合をつけて外2番手から。本来の先行策でペース的にも妥当なポジション。ただし、3、4コーナーでリッカルドに交わされて手応えが怪しくなり、辛抱が利かず6着に後退。まだ中身が伴っていないのか精神的なモノなのか…。

7着 ブラックジョー
 この日はマイナス2キロの468キロ。前走に続いて馬体が減ってきましたが、全く細目感はなく好調キープ。レースは意外にダッシュが利かず内3番手で我慢の競馬。ただし、折り合いを欠いてリズム? 重賞メンバーでこの形では分が悪いのは明らか。見せ場なく7着に後退しました。もう少し短目の距離でノビノビと走る競馬が似合う。

第54回 黒潮盃(S2)

【予想】
◎アベニンドリーム
〇ブラヴール
▲ブリッグオドーン
△コパルトウィング
△ファルコンウィング
△コパノリッチマン
△インペリシャブル

 鎌倉記念2着と南関で結果を残し、レベル?とはいえ北海道2歳優駿も2着しているアベニンドリームが的場騎手で中心。当然ブラヴール本線ですが、好仕上がりブリッグオドーン以下△勢を含め混戦模様。

【レース】
 ファルコンウィング定番の逃げは馬場を考えればスローペース。アベニンドリームは内3番手に控え,、その外にインペリシャブル。中団外目にコパノリッチマンで、ブラヴールはブリッグオドーンとともに例によって後方から。快調に逃げ脚を伸ばすファルコンウィングに1馬身までインペリシャブルが迫り直線へ。残り300で先頭に立ったインペリシャブルが、独走で1着ゴール。2着には道営コパノリッチマンが食い込みました。

【上位馬の寸評】
1着 インペリシャブル
 この日はマイナス5キロの464キロ。馬体の張りに活気があり文句なし。レースは出たなりに外4番手から。距離を意識して折り合いに専念といったところですが、運びスムーズで抜群の行きっぷり。3コーナーで単騎2番手に上がり前を追い、4コーナーでは1馬身差。残り300で先頭に立ち、突き放す一方のワンサイド勝利を収めました。脚抜きのいい馬場としても時計優秀。古馬トップクラスを相手にシビアな競馬を経験したのが得難い経験。クラシック上位組に道営勢も一蹴して一躍世代指折りの存在に。

2着 コパノリッチマン
 この日はマイナス11キロの509キロ。落ち着き払った好馬体。体重減は絞れた分と判断。レースは中団外目から向正一気に動いて3コーナー3番手。前を行く2頭のピッチが落ちず離れた3番手で直線へ。最後は甘くなったファルコンウィングを抑えて2着争いを制する形。鋭い脚は使えないようで、逃げ先行か差しに構えるケースでも今回のように早目に押し上げる戦法がマッチ。このキャリアだけに伸びシロ満載だし長目の距離もむしろ合いそうで更なる成長期待。

3着 ファルコンウィング
 この日は増減なしの482キロ。さほど間隔がなくとも維持できていたし、落ち着きもあり心身ともに成長を確認。レースは定番の逃げで、他も競りかけて来ずマイペース。勝負処から差を広げにかかるもインペリシャブルが食らい付いて来て1馬身差で直線へ。残り300で交わされあとはイン粘りの形。最後はコパノリッチマンに交わされ3着に終わりました。完全燃焼の競馬。インペリシャブルの予想の上を行く大駆けに脱帽。

4着 ストーミーデイ
 この日はマイナス3キロの490キロ。馬体をフックラ映してここ一連の好調をキープ。レースは距離を意識して後方でジックリ抑え込む作戦。基本は先行決着ですが、2着争いがもつれる形になり、そこに乗じて外から詰めて4着はマズマズの内容。千二路線から再び距離を延ばして世代有数の実力を発揮。ただしやはり血統面からは短距離ベターでは。

5着 ピュアオーシャン
 この日はプラス4キロの505キロ。相変わらず馬っぷりは冴えておりハイレベル安定。レースは出たなりに外6番手から。ペース的には妥当なポジション。勝負処からマクって出て4コーナー5番手。ただし直線はジリジリという感じで流れ込んでの5着に終わりました。シビアな競馬に晒されながら一応の格好をつけたのは収穫。これを糧にマダマダ出世が見込める好素材。

8着 ブリッグオドーン
 この日はプラス10キロの489キロ。全く太目感なくひと回り成長していい感じ。ただしレースはスタート直後にリズムを崩して最後方に置かれる競馬で僅かに詰めたのみ。今回に関しては基準外の一戦で次走で改めて。

11着 ブラヴール
 この日はマイナス6キロの485キロ。いつも通りの気配でソコソコ気合も乗っており力を出せる仕上がりと判断。レースは例によって後方からですが、全く動けぬまま終了。除外を挟んでハードな競馬が続いたクラシック路線の疲れが抜け切っていないのか。時間がかかるかも。

13着 アベニンドリーム
 この日はマイナス5キロの509キロ。パワフルな好馬体に適度な乗りで上々の仕上がり。レースは好スタートから的場騎手が気合をつけて内3番手から。想定通りの運びですが、道中の行きっぷり今イチで次第にポジションを下げて終了。モマれる競馬が良くないのか、この程度の実力なのか…。レースぶりを見る限り、道営で星を分けていたコパノリッチマンとは、将来性も含めてスケールで見劣る感じ。

第27回 マイルグランプリ(S2)

【予想】
◎ヒカリオーソ
〇カジノフォンテン
▲コパノジャッキー
△グレンツェント
△ミューチャリー
△トロヴァオ
△リッカルド

アクシデント明けの帝王賞は後方のままに終わったヒカリオーソ。ただし、これで人気を落とすようなら狙い目。差して2着の川崎記念がインパクト大だし、基本的にはマイラータイプ。カジノフォンテン本線に手広く。

【レース】
 好スタートを決めたワークアンドラブがハナ。ヒカリオーソが2番手に行きましたが、外から掛かり気味にアンサンブルライフが先頭に立つ勢い。リッカルド、トロヴァオと続いて内にカジノフォンテン。グレンツェント、コパノジャッキー、ミューチャリーは中団。センチュリオンは後方からでほぼ平均ペース。3コーナーで振り切って先頭のワークアンドラブに後続が接近。混戦を制したのはミューチャリーで、手堅くまとめたグレンツェントが2着。追い込んだセンチュリオンが3着。

【上位馬の寸評】
1着 ミューチャリー
 この日はプラス9キロの473キロ。相変わらずテンションが上がり気味ですが、馬体増は好感。ただし、もっと増やしたい。レースはスタートひと息で外9番手から。他の有力処の追い出しを待ってスパートをかけ、物の見事に突き抜けました。改めて同世代というよりも南関屈指の実力をアピール。レースぶりからは千六前後の方が持ち味の切れ味が冴える感じ。

2着 グレンツェント
 この日はプラス2キロの474キロ。馬体をフックラ映してハイレベル安定。レースは出たなりに外7番手から。勝負処からスパートを開始して4コーナー4番手。残り200で一旦は先頭に立ちましたが、最後はミューチャリーの決め手に屈しました。マイル路線で安定感抜群の走り。歳を重ねても元気一杯。

3着 センチュリオン
 この日はマイナス6キロの533キロ。もうひと絞りですが、ビシッと追い切って大分重目解消。気合もある。レースはダッシュ利かずほぼ最後方から。予想通りというか、テンに置かれる競馬になりましたが、少々上がりのかかる流れに乗じて3着。古豪の意地を見せました。この走りをみると、今後二千以上のレースでは再び主
役候補に。

4着 トロヴァオ
 この日はマイナス2キロの469キロ。休み明けでも体つきは勝った前走時と何ら変わらないし、以前に比べると本当に落ち着きが出た。レースは藤田騎手が多少気合をつけて外5番手から。手応え良く4コーナー4番手に押し上げましたが、追い比べで後れを取り4着。それでももう一度やれば逆転可能な範囲。年齢の割に数を使われておらず、衰えを感じさせません。

5着 リッカルド
 この日はマイナス7キロの500キロ。ハード調教を敢行してキッチリ造ってきた感じ。レースは出たなりに外4番手から。勝負処から動いて4コーナー2番手。一旦は突き抜ける勢いでしたが、最後は殺到されて5着。現状これが目イチか。

7着 カジノフォンテン
 この日はマイナス12キロの57キロ。相変わらず馬っぷり上々。馬体減は絞れた分と好意的に解釈。レースは今回も競りを避けて一歩引く形。内6番手で折り合いスムーズ。4コーナーでは内2番手に進出して内を突きましたが、追い比べでサッパリ伸びず。一線級のハイレベル混戦を制するまでの力はなかったということか。

8着 コパノジャッキー
 この日はマイナス5キロの483キロ。ややコロンとした体型。パドックでは気合を表に出さずとも実戦タイプ。レースは森騎手が気合をつけて内8番手から。終始経済コースを運んで最後の直線も内を突きましたが、全く勝負圏外。このメンバーではポジションが取れないしスピード負け。

10着 ヒカリオーソ
 この日はマイナス2キロの466キロ。馬体はキープできていたし、特にイレ込もなく過不足ない仕上がり。レースは無理なく好位外目をゲット。ただし勝負処で早々に手応えが怪しくなり吸収される始末。まだ中身が伴っていないということか…。

第3回 プラチナカップ(S3)

【予想】
◎ベストマッチョ
〇ダノンレジーナ
▲インペリシャブル
△エッシャー
△ワンパーセント
△マーガレットスカイ

 緒戦は終いブルドッグボスに交わされながら、執拗に抵抗して差し返すシーンすら見せたベストマッチョ。この相手なら当然◎。軽量魅力ダノンレジーナ、3歳インペリシャブル、逃げるエッシャーなどが相手。

【レース】
 張田騎手が気合をつけてハナ、ベストマッチョ2番手は想定通りの並び。バトードラムールに内に入ってダノンレジーナ。その直後にインペリシャブル。出遅れたワンパーセントは後方から。エッシャーの逃げとしては平均ペース。3コーナー過ぎからビッシリ併せて行ったベストマッチョが4コーナー先頭。インペリシャブルの追撃を抑えました。

【上位馬の寸評】
1着 ベストマッチョ
 この日はプラス5キロの504キロ。太目感なし。適度に気合が乗ってブリンカー装着。レースは五分に出て逃げるエッシャーの2番手は森騎手の作戦通り。勝負処からベストマッチョに並び駆け、4コーナーでは単騎先頭。やや強気に勝ちに行った分、終い詰め寄られましたが、内容的には完勝。スピードの勝ったタイプで距離に壁はありそうですが、千四なら走り安定。

2着 インペリシャブル
 この日はプラス11キロの469キロ。全く重目感なし。やはり成長期にある3歳。これは中身が伴ってきた分と判断。レースは矢野騎手が多少気合をつけて内6番手から。速い流れにスムーズに折り合い4コーナー4番手。最後の直線は外から伸びてベストマッチョに迫る勢い。理想的に運んだにせよ、古馬相手のこの走りは評価に値。続けて千二のシビアな競馬を経験したのが糧になった様子。この千四、千五あたりがベストか。

3着 ダノンレジーナ
 この日はマイナス1キロの479キロ。それほど気合を前面に出すタイプではなく、パドックでの気配は地味。マズマズ順調。レースは左海騎手が気合をつけて内に馬を寄せ内4番手から。勝負処からは離れた3番手で前を追い、一旦は2番手に上がりましたが、最後力尽きて3着。軽量52キロで正味目イチの競馬。自身時計を詰めて26秒7なら完全燃焼。

4着 エッシャー
 この日はプラス4キロの483キロ。馬体をキープして勝った前走のデキ。レースは張田騎手が気合をつけてハナ。この馬としては程良いペースで逃げましたが、3コーナーあたりからベストマッチョに早目に来られたのが誤算。4コーナーで先頭を譲り、辛抱したものの4着まで。完全に力負け。

5着 ワンパーセント
 この日はプラス2キロの486キロ。馬体をフックラ映して好調時と変わらぬ気配。レースは枠入りをごねて出遅れ。外9番手からの競馬になり、追い上げままならず5着まで。それでも諸々のハンデがありながら掲示板入線は評価すべき。

第10回 習志野きらっとスプリント(S1)

【予想】
◎ノブワイルド
〇キャンドルグラス
▲アピア
△アザワク
△ポッドギル
△クインズテソーロ
△ストロングハート

 昨年は先手を主張してアピアを振り切ったノブワイルド。現状無理なく逃げられる千四ベストの感じはあるものの、デキの良さと斤量的な観点から、行き切って連覇達成が有力とみました。当然キャンドルグラス本線。

【レース】
好スタートを決めたノブワイルド、二の脚速いアザワクの熾烈なハナ争い。離れた3番手にポッドギル。キャンドルグラスは中団イン。フランシスコダイゴは後方から。22秒1~33秒5の超ハイラップ。3、4コーナーで振り切ったノブワイルドが2馬身リードして直線へ。ロスなく進出したキャンドルグラスが外から伸びてきましたが、半馬身残してノブワイルドが連覇達成。後方から詰めたフランシスコダイゴが3着。アピアはアクシデントで競走中止。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はマイナス9キロの491キロ。一時より減らしていますが、むしろスカッとしていいバランス。気合も乗って申し分なし。レースは好スタートから左海騎手が何が何でもの構え。内からアザワクが来て激しいハナ争い。3、4コーナーでこれを振り切って単騎先頭。2馬身リードで直線に向き、終いやや甘くなったものの、前半の貯金を守り切りました。高齢を迎えて益々盛ん。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス3キロの507キロ。間隔はあきましたが、堂々たる馬っぷりに仕上がりの良さが伝わります。レースは岡部騎手が気合をつけて内9番手から。道中うまく前があいてロスなく内々進出して4コーナー4番手。直線は外から詰めてノブワイルドに迫りました。このメンバーの千㍍ではテンに置かれる競馬は織り込み済み。短距離ならまず破綻はありません。

3着 フランシスコダイゴ
 この日はプラス3キロの479キロ。馬体をフックラ映して適度な気合乗り。レースはいつも通り出脚ひと息。後方12番手からの競馬になり、直線勝負で3着と好走。腹を括って終いに賭けた(賭けざるをえなかった?)のが、展開に乗じて混戦の3着争いを制した要因。もちろんスプリンターとしての資質の高さは言うまでもなし。

4着 アザワク
 この日はマイナス1キロの463キロ。コンパクトにまとまった馬体。スケールは感じさせませんが、落ち着いていたのは好感。レースはスタートひと息。ただし二の脚が速く内から逃げる勢い。結局好スタートを決めたノブワイルドと馬体を接して競り合う形。3、4コーナーで振り切られて劣勢に回りましたが、案外辛抱が利いて差のない4着。五分に出ていれば先手を取り切れていたはずで、結果は違っていたかも。軽量52キロとはいえ、非凡なスピード能力を垣間見せました。

5着 ポッドギル
 この日はプラス2キロの452キロ。最近は使い減りせず状態安定。レースは矢野騎手が多少気合をつけて内3番手から。競り合う前2頭は眼中になく自分のペースを堅持。結局前を捕まえ切れず後ろから来られて5着ですが、自分の力は出し切った競馬。スプリント戦なら展開不問で計算できる。

第24回 スパーキングレディーC(Jpn3)

【予想】
◎ファッショニスタ
〇メモリーコウ
▲サルサディオーネ
△サラーブ
△メイクハッピー
△マルカンセンサー

 昨年は逃げるサルサディオーネを勝手に行かせ、勝負処から機敏にスパートして快勝したファッショニスタ。今年も同様のパターンが予想され、叩いてデキも上向きなら時計勝負で連覇有力とみました。地力秘めるメモリーコウが本線。

【レース】
 主張する矢野サルサディオーネに行かせてファッショニスタが2番手と予想通りの展開。外3番手にメイクハッピーにワンダーアマービレ、メモリーコウの並び。サラーブは中団。ペースは平均の先行ペース。勝負処からメイクハッピーが動いて2番手併走。最後の直線は先行3頭の叩き合いになりましたが、渋太く競り勝ったファッショニスタが2冠達成。順当に収束。

【上位馬の寸評】
1着 ファッショニスタ
 この日はプラス4キロの508キロ。相変わらず丸みを帯びた好馬体でデキの良さが窺えます。レースは好スタート。主張するサルサディオーネを行かせて2番手は昨年と同じ。勝負処からメイクハッピーが動いた際に手応え的に?の感じもありましたが、最後の直線のデッドヒートからグイと抜け出して1着ゴール。地力の差を見せつけました。

2着 メイクハッピー
 この日はプラス9キロの491キロ。以前川崎の2歳優駿を使った際は471キロ。成長が窺えますが、見映えするタイプではない。レースはルメール騎手が多少気合をつけて外3番手から。流れに乗って勝負処からスパートをかけて4コーナー2番手。勝つ勢いでしたが、ゴール前二の脚を繰り出すファッショニスタには及びませんでした。完全に力負けですが、キャリア的にもこれからの馬。

3着 サルサディオーネ
 この日はマイナス2キロの527キロ。馬体減りもなく好調キープ。レースは矢野騎手がかなり気合をつけてハナ。ファッショニスタがサッと引いたので単騎マイペース。この馬の逃げとしてはペースは緩め。半馬身のリードを保って直線に向きましたが、デッドヒートの末に決め手負け。この馬の場合はもう少し速いペースで行った方がいいのか…。

4着 メモリーコウ
 この日はプラス3キロの465キロ。ひと息後でも太目感なく好仕上がり。レースは古川騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処から進出を図り4コーナー大外に回しましたが、意外に前とは差が詰まらず水の開いた4着。今回に関しては展開負けの面も。

5着 ワンダーアマービレ
 この日は増減なしの464キロ。馬体をフックラと映して好気配。レースは出たなりに内5番手から。千六を意識して極力脚を温存する形。最後の直線は内を突いてきましたが5着止まり。やはり千四ベストということか。

第22回 ジャパンダートダービー(Jpn1)

【予想】
◎カフェファラオ
〇ミヤジコクオウ
▲バーナードループ
△ダイメイコリーダ
△ダノンファラオ
△キタノオクトパス
△ブラヴール
△エメリミット

 満を持して追い出し突き抜けたユニコーンSがレースレコード。大物感漂うカフェファラオの勝ちっぷり注目。距離延びて良さそうなミヤジコクオー、兵庫CSを勝利したバーナードループ以下連下は横一線。

【レース】
 好スタートを決めたダイメイコリーダがハナ。ダノンファラオがこれを追い駆けて内3番手にカフェファラオ、その外にミヤジコクオウ。フルフラット、キタノオクトパスと続いてバーナードループは中団。ブラヴールは例によって後方から。ペースは平均からやや速目。3コーナーから前2頭が後続を引き離して直線へ。残り300で先頭に立ったダノンファラオが勝利、内抵抗したダイメイコリーダが2着と先行決着。

【上位馬の寸評】
1着 ダノンファラオ
 この日はマイナス2キロの518キロ。パワフルな好馬体でパドックの外目を気合十分に周回。レースは逃げるダイメイコリーダを2番手で追う形。決して行きっぷりは良くありませんが、大体いつもこんな感じ。最終4コーナーで馬体を併せ、残り300で競り勝つと、抵抗する相手を振り切って1着ゴールを駆け抜けました。力の要る地方の馬場でパワー先行が炸裂。常識に掛からない面はありますが、これくらいは走れて当然の馬。いずれ交流路線の常連に。

2着 ダイメイコリーダ
 この日はプラス15キロの491キロ。全く太目感なし。少しうるさいくらいに気合も乗って、デキの良さが窺えます。レースは好スタートを決めてハナ。12秒台の平均ラップを刻んで快調な逃げ。勝負処からはこれを追い駆けるダノンファラオとデッドヒートの様相。残り300で交わされたものの、執拗に抵抗して2着。敗れたとはいえ地力の高さをアピールしました。鳳雛Sで一蹴した相手に逆転を食らいましたが、これは力の要る馬場、距離二千への適性の差か。

3着 キタノオクトパス
 この日はマイナス2キロの546キロ。迫力満点の馬っぷりは見映えします。レースは出たなりに外6番手から。勝負処からスパートをかけましたが、思うように差が詰まらず直線へ。混戦の3着争いを制して堅実駆けをアピールしましたが、現状重賞レベルではこれが一杯か。

4着 プラヴール
 この日はマイナス9キロの491キロ。ダービーの除外を挟んで馬体を減らしてきましたが、特に気配落ちの感じはなく力を出せるデキと判断。レースは例によって後方からの競馬。上がりのかかる競馬に乗じて3ハロンでは最速の脚を使って4着は、ほぼ妥当な結果。必ずしも万全?でこの走りなら、今後は中長距離路線の『核』に。

5着 ミヤジコクオウ
 この日はプラス6キロの506キロ。上々の馬っぷりに適度な気合乗り、毛ヅヤもいい。レースは幸騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処からはかなり追って追走で行きっぷり今イチ。最後の直線は余力がなく5着が精一杯。やや不満の残る内容で、この馬はジックリ差しに構えた方がいいのかも。

7着 カフェファラオ
 この日はマイナス4キロの508キロ。さほどのスケールは感じさせませんが、コンパクトにまとまった体付きで、いかにもバネの利いた走りをしそう。ややテンション高め。レースはレーン騎手が多少気合をつけて先行策。1コーナー手前でやや躓くシーンもありましたが、大過なく内3番手から。ただし勝負処から置かれ気味になり、かなり前2頭にリードを許したまま直線へ。終いもサッパリ伸びる気配がなく轟沈。躓いたのが影響したのか、力の要る馬場は合わないのか、内枠が影響したのか、距離的なものか、それらが複合的に重なっての敗戦。

8着 バーナードループ
 この日はマイナス5キロの513キロ。大型馬ですが、鈍重さがなくキリッとした体付き。落ち着きも伴い好仕上がり。レースはルメール騎手が多少気合をつけて中団7番手から。勝負処から追い上げを図りましたが、推進力に欠け前との差が詰まらず。全く見せ場がなく兵庫で競り勝ったダノンファラオに完敗は拍子抜け。正直敗因が掴めません。

第43回 帝王賞(Jpn1)

【予想】
◎オメガパフューム
〇チュウワウィザード
▲クリソベリル
△ノンコノユメ
△ワイドファラオ
△ルヴァンスレーヴ
△モジアナフレイバー

 クリソベリルは間隔があいての出走。それなら絶好調で大井の二千では無類の強さを発揮するオメガパフューム◎。好敵手チュウワウィザードが相手。もちろんクリソベリルでアッサリのシーンも。

【レース】
 同型不在でワイドファラオの逃げは予想通り。クリソベリルは外3番手。直後にルヴァンスレーヴ、チュウワウィザード。オメガパフュームは中団、ケイティブレイブは後方待機策。スローペースでほぼ一団。オメガパフューム、ケイティブレイブも接近して最後の直線に向きましたが、残り200で先頭に立ったクリソベリルが、後続の追撃を軽く抑え込ん当代№1を確定的にしました。

【上位馬の寸評】
1着 クリソベリル
 この日はチャンピオンズCからマイナス10キロの540キロ。巨漢馬ながら均整の取れた馬体。程良く気合も乗ってドバイ中止のダメージなし。レースは外3番手で抑え込む競馬。勝負処で2番手に。迫るオメガパフュームとケイティブレイブをコーナリングで振り払うと、残り200でワイドファラオを交わして先頭。危なげなく1着ゴールを駆け抜けました。器用に立ち回れてヨーイドンの瞬発力勝負もドンと来い。しばらく時代が続きそうです。

2着 オメガパフューム
 この日はマイナス8キロの452キロ。ダートのA級馬が揃うと馬っぷりは見劣りしますが、この馬の場合は横の比較はなし。いつになく落ち着いていれば合格点。レースは出たなりに外8番手から。ペースを意識してデムーロ騎手が早目の仕掛け。一旦はクリソベリルに1馬身まで迫りましたが、コーナリングで振り切られて、その差を埋められぬまま2着。相手に脱帽でしょう。

3着 チュウワウィザード
 この日はプラス11キロの489キロ。川崎記念以来の出走で過去最高体重ですが、見た目に太目感なし。気合も乗って力を出せる仕上がり。レースは出たなりに外6番手から。勝負処から後続が一気に押し上げた際にやや置かれる形に。最後内から詰めて3着ですが、やや仕掛けのタイミングを逸した感も。それでも崩れないのはさすが。

4着 ワイドファラオ
 この日はプラス4キロの510キロ。落ち着きを伴いかしわ記念のデキをキープ。レースは同型不在で持ったままハナ。初の二千でもありスローペースに落とし込みスタミナを温存。クリソベリルが壁になり注文通りの形になりましたが、最後は呑み込まれて4着。かしわ記念の夢よもう一度といきたかったところですが、力の差は否めず。

5着 ノンコノユメ
 この日はマイナス2キロの450キロ。数字以上にフックラ見せるのはいつもですが、落ち着いていたのは好感。レースは内9番手で我慢を決める形。直線勝負で外から詰めて5着。相手が強ければ強いほど能力を引き出せる馬ですが、予想以上の先行ペースになったのが誤算。

10着 ルヴァンスレーヴ
 この日はマイナス14キロの485キロ。攻め強化して目イチに絞り込んできたということでしょうか。確かに前走時に比べると気合が乗って良化の手応え。レースはスタートひと息。ペースが緩いので5番手に行きましたが、見せ場なく後退。復活への道は険しい。