第42回 京浜盃(S2)

【予想】
◎ウィンターフェル
〇カジノフォンテン
▲ヒカリオーソ
△グラビテーション
△アギト
△ホールドユアハンド
△ステッペンウルフ
△シビックヴァーゴ

 5着に敗れたとはいえ大いに見せ場があった2歳優駿のウィンターフェル。大井千七ベターで、南関同士なら休み明けの転入戦でも最有力。素質評価でカジノフォンテンが相手筆頭。

【レース】
 快速レベルフォーがハナに行き、ホールドユアハンド、ヒカリオーソの並び。ウィンターフェル、ステッペンウルフ、カジノフォンテンと続いてペースは平均からやや速目。最後の直線、手応え良く先頭に接近したウィンターフェルが勝つ勢いでしたが、タイミング良くひと脚使ったステッペンウルフが抜け出し快勝。伏兵ホワイトヘッドが外から詰めて3着。

【上位馬の寸評】
1着 ステッペンウルフ
 この日はマイナス7キロの450キロ。体重はやや減少傾向ですが、決して細目感はなく、落ち着きもあり一連のデキ。レースは出たなりで離れた5番手から。ペースを考えると理想的な位置取り。流れに乗ってポジションを上げ、最後の直線はタイミング良くひと脚使って馬群の中を割りました。レース巧者ぶりと一瞬のキレをアピール。それほどの大物感はありませんが、クラシック路線の有力候補に浮上。

2着 ウィンターフェル
 この日はプラス12キロの525キロ。馬体増は成長分で太目感なし。馬っぷりが冴えているし毛ヅヤもいい。レースは森騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処から手応え良くポジションを上げ、直線に向くと先頭を窺う勢い。ただしここでステッペンウルフに一瞬速い脚を使われリードを奪われる羽目に。再び盛り返してきましたが及ばず2着。相手のレース巧者ぶりに軍配が上がりましたが、クラシック最有力候補の評価は揺るがない。

3着 ホワイトヘッド
 この日はプラス20キロの526キロ。数字ほどの重目感はなく馬っぷり上々、毛ヅヤもいい。レースはテンから抑え込んで後方12番手から。勝負処からマクり上げて4コーナーは一番大外。最後の直線もジリジリ脚を伸ばして3着に食い込みました。地味な戦績で直前の気配も目立ちませんでしたが、長く脚を使って見せ場十分。馬体を増やしての好走に、今後の期待感が高まります。

4着 ジョーパイロライト
 この日はプラス5キロの435キロ。小柄な馬で見映えはしませんが、馬体を増やしてマズマズ。レースは出たなりで内7番手から。ジックリ脚を温存して最後の直線もイン狙い。少々窮屈な処を抜けて見せ場十分の4着。見た目以上に勝負根性があるし、クラシック路線でも伏兵的な存在。

5着 カジノフォンテン
 この日はプラス3キロの530キロ。相変わらず抜群の馬っぷりに適度な気合乗り。レースは出たなりで外6番手からの競馬。道中の反応ひと息で勝負処で少々置かれ気味に。最後は盛り返して5着ですが、やや不満の残る内容。器用さと一瞬のキレに欠ける感じ。もう少し前目での競馬が理想。

14着 ヒカリオーソ
 この日はプラス1キロの442キロ。馬体はキープできていたし、懸念していたイレ込みもそれほどではなく順調な仕上がり。レースはある程度想定していたのか、他の逃げ馬に行かせて内3番手から。ただし、鼻出血の影響もあり早々に手応えが怪しくなり、勝負処を前に後退。この感じでは立て直しが先決でしょう。

第64回 ダイオライト記念(Jpn2)

【予想】
◎サウンドトゥルー
〇アポロケンタッキー
▲オールブラッシュ
△チュウワウィザード
△ミツバ
△ハセノパイロ

 金盃は先行ペースを見越して早目に動いて勝利したサウンドトゥルー。衰えは見られず、現状ベストの長距離なら、交流でもイケるとみました。船橋ならアポロケンタッキーも注目。

【レース】
 逃げ候補ヤマノファイトが除外になったため何が逃げるか不透明。行ったのはオールブラッシュで、抑え込んで超スローペース。外に回して2番手にチュウワウィザード。差がなくアポロケンタッキー、ミツバ。ペースを見越してサウンドトゥルーも早目に6番手から。残り800からヨーイドンの競馬。反応鋭く早目に先頭に立ったチュウワウィザードが、一気に突き抜けて明け4歳の勢いを印象付けました。力づくでアポロケンタッキーが2着。

【上位馬の寸評】
1着 チュウワウィザード
 この日はマイナス5キロの475キロ。コンパクトにまとまった均整の取れた好馬体。適度な気合乗りに毛ヅヤもいい。レースは主張するオールブラッシュに行かせて、外に切り替え2番手から。超スローでも折り合いスムーズ。勝負処から前にプレスをかけ、直線に向くとすぐに先頭。メンバー最速の上がりで後続を突き放しました。実に機敏な反応と颯爽たる切れ味。ここまでの超堅実駆けも納得。当然今後の交流路線の主役級。

2着 アポロケンタッキー
 この日はマイナス8キロの564キロ。ようやく太目が絞れてこの馬にしては活気があり最近では一番。レースは戸崎騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処からのペースアップに苦労しつつも、叩き詰めでマクり上げ、ゴール前でオールブラッシュを交わし昨年に続いての2着。最後の砦の船橋コースで格好をつけましたが、なかなか勝つイメージは沸いてこない。

3着 オールブラッシュ
 この日はマイナス9キロの487キロ。やや減ってきましたが、それでも以前に比べると全体的にパワーアップ。レースは出負けしてリズムを崩した川崎記念を教訓に、田辺騎手がハナを主張。道中は抑え込んで超スローの逃げ。残り800からのヨーイドンの競馬で逃げ込みを図りましたが、ジカ付けされたチュウワウィザードに決め手負け。交わされても頑張っていましたが、最後アポロケンタッキーにも交わされ3着。やや抑え過ぎた感じもありますが、いずれにせよ勝つのは難しかった。

4着 ミツバ
 この日はマイナス1キロの476キロ。年齢的にそう大きく変わった感じはありませんが、川崎記念当時と同様の気配。レースは煽り気味に出ましたが、ペースが遅く即外3番手へ。向流しでは4番手。背負処からインに潜り込み、叩いて前を追走。最後の直線も内を突いて懸命に追ってきましたが4着まで。今ひとつリズムに乗り切れなかった面も。

5着 サウンドトゥルー
 この日はプラス4キロの486キロ。少し体が増えてコロンと映りますが、元来がそういった感じの馬。気合は乗って好調キープ。レースは出たなりで外6番手からですが、御神本騎手がペースを考慮して意識は前目。先行集団に取り付いて追い上げを図りましたが、急なペースアップに対応できずやや置かれ気味になり5着。今回は展開不利と割切りたい。

第10回 フジノウェーブ記念(S3)

【予想】
◎キャプテンキング
〇リコーワルサー
▲クリスタルシルバー
△キャンドルグラス
△マッチレスヒーロー
△ショコラブラン
△トーセンデューク
△トロヴァオ

 ゴールドカップは逃げるクルセイズスピリツの2番手から楽に抜け出したキャプテンキング。羽田盃1着とはいえ、案外スピードの勝ったタイプで短目の距離に高適性。外枠不問で頭狙いOKと判断。ここから手広く。

【レース】
 ノブワイルドが逃げてクルセイズスピリツ、ヨンカーと南関屈指の韋駄天が前を固める形。キャプテンキングは一歩引いて離れた4番手。その直後にキャンドルグラス。ショコラブラン、クリスタルシルバーは中団で超ハイペース。4コーナーで前を射程圏内に入れたキャプテンキングが、残り200で先頭。好タイムで仕上げました。内を突いたキャンドルグラスが2着。

【上位馬の寸評】
1着 キャプテンキング
 この日はプラス2キロの512キロ。間隔をあけての出走でもパワフルな好馬体は相変わらず。好仕上がりと判断。レースは坂井騎手が多少気合をつけて外4番手から。前3頭を深追いせずにジックリ構え、4コーナーでは勢い良く3番手に接近。最後直線は残り200で先頭。危なげなく突き抜けました。ゴールドCに引き続いての好タイムV。改めて短目の距離への高適性をアピールしましたが、もちろんある程度の融通は利くタイプ。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス5キロの506キロ。以前は武骨に映った馬体が大分洗練されてきた感じで好気配。レースは好スタートを決めて無理なく内5番手から。ロスなくイン好位で脚を溜め、最後の直線も内を突いて脚を伸ばし2着。ゴールドCに続いてキャプテンキングには決定的な力の差を見せつけられましたが、相変わらず手堅い走り。

3着 クリスタルシルバー
 この日はマイナス1キロの485キロ。スカッとした体つきの馬で仕上がり早のタイプ。態勢は整っていると判断。レースは矢野騎手が気合をつけて外7番手から。勝負処からマクって出て2着争いには加わったものの、キャンドルグラスに内々で上手く捌かれて3着まで。距離の融通は利くタイプですが、母系から短目の距離により適性が高い可能性。

4着 ショコラブラン
 この日はプラス12キロの488キロ。デビュー以来の最高体重ですが、全く太目感なく適度な気合乗り。好仕上がりと判断。レースは抑え気味に内8番手から。距離を意識してジックリと脚を溜め、満を持してひと脚使い4着。高齢を迎えての移籍ですが、マダマダ実力を維持しています。

5着 マッチレスヒーロー
 この日はプラス9キロの495キロ。ビシッと攻められていない分、やや重目の印象。レースは的場騎手がかなり気合をつけて後方12番手から。前がシビアな展開に乗じて脚を伸ばし5着は、仕上がり状態を考えればマズマズ。ベストの千四なら今後チャンスがあるかも。

6着 リコーワルサー
 この日はマイナス4キロの498キロ。馬体をフックラ映して活気もあり申し分なし。レースは真島騎手が気合をつけて中団9番手から。追走に脚を使ったためか、本来の切れ味が見られず離された6着。本質的にもう少し距離があった方がいいのかも。

第65回 エンプレス杯(Jpn2)

【予想】
◎ビスカリア
〇サルサディオーネ
▲ミッシングリンク
△プリンシアコメータ
△アルティマウェポン
△ブランシェクール
△クロスウィンド

 追い込み一辺倒のイメージがあったビスカリアが、TCK女王盃は強気に推し進めて大ブレイク。長く脚を使えることを証明なら距離OK、斤量も有利でイケるとみました。サルサディオーネが相手本線。

【レース】
 クレイジーアクセルが先手を主張して、プリンシアコメータ、サルサディオーネの並び。ミッシングリンク、ビスカリアと人気処が前々で進め、ブランシェクールは中団。ペースは平均。残り800で早々に先頭に立つプリンシアコメータ。勝負処からビスカリアとミッシングリンクが動いて3頭差がなく直線に向きましたが、まだ余力を残していたプリンシアコメータが、二の脚を使って1着ゴール。追い駆けた2頭が甘くなり、ブランシェクールが2着に浮上しました。

【上位馬の寸評】
1着 プリンシアコメータ
 この日はマイナス18キロの488キロ。前走のクイーン賞当時は調整に誤算があったのか太目が残っていましたが、間隔をあけて鋭意調整を図った甲斐があり好仕上がり。毛ヅヤもいい。レースは好スタートから逃げる態勢でしたが、主張するクレイジーアクセルに行かせて外に切り替え2番手。道中は折り合いに専念。残り800で早々に先頭に立ちペースメイク。最終4コーナーではビスカリアに並びかけられましたが、コーナリングで振り切り、最後は危なげなく1着ゴール。好凡走の落差はありますが、体調と展開さえ合致すれば実に粘っこい。

2着 ブランシェクール
 この日はマイナス4キロの507キロ。体型的にはこの500キロ台がちょうどいい感じ。ブリンカー装着。レースはスタートひと息。外9番手から徐々に進出して中団からの運び。向流しで6番手、4コーナーでは離れた4番手。プリンシアコメータを追い駆けた2頭が甘くなった処を差し込み2着に浮上。ハマった感じはありますが、曲者の面目躍如。

3着 ビスカリア
 この日はマイナス5キロの466キロ。コンパクトにまとまった好馬体。活気があり毛ヅヤもいい。レースはスタートひと息で序盤は7番手。1周ホームストレッチで5番手に上がり、2周目勝負処からスパートして4コーナーでは先頭に並びかける勢い。ただしそこからもうひと脚が使えず3着。同じ早目の競馬でもインをロスなく立ち回ったTCKに対し、今回は外を回って勝ちに行く競馬。基本的には脚の使い処が難しい差し馬。

4着 ミッシングリンク
 この日はプラス5キロの535キロ。相変わらず馬っぷり上々で適度な気合乗り。休み明けでも力を出せる仕上がりと判断。レースは戸崎騎手が多少気合をつけて離れた4番手から。勝負処から動いて3番手、先頭に接近する勢いでしたが、最後の直線は伸びを欠いて4着。この馬も脚の使い処が難しいイメージ。

5着 アッキー
 この日はプラス5キロの465キロ。あまり体重の変動のない馬。可も不可もなし。レースは好スタートを決めて外5番手から。向流しでは離れた6番手。流れ的にはマズマズのポジションで、そこから流れ込んでの掲示板ゲット。大健闘でしょう。

7着 サルサディオーネ
 この日はプラス5キロの500キロ。それほど見映えする馬ではありませんが、馬体を増やしてマズマズ。レースは好スタートから内を見つつ外3番手で折り合いに専念。ただし勝負処で行きっぷりが怪しくなり凡退。やはり逃げベストということか。

第55回 報知グランプリカップ(S3)

【予想】
◎ゴールデンバローズ
〇タービランス
▲キングガンズラング
△シュテルングランツ
△ワークアンドラブ
△ディアドムス
△ハセノパイロ

 マイペースで逃げるラブミークンを難なく捕まえて緒戦を飾ったゴールデンバローズ。千八は実績ひと息でも、特に問題はないとみて◎。衰え皆無のタービランス、改めて注目したいのはキングガンズラング。

【レース】
 好スタートを決めたディアデルレイがハナを主張してシュテルングランツは2番手から。その外にハセノパイル、内にタービランス。更にはキングガンズラングと続いて平均ペース。最後の直線、手応え良く内を狙ったタービランスが残り150で先頭。その勢いで押し切りました。ディアデルレイがハセノパイロをハナ差抑えて2着。

【上位馬の寸評】
1着 タービランス
 この日はプラス9キロの532キロ。ビッシリ追い切っての馬体増。相変わらず馬っぷりは冴えているし気合乗りも上々。レースは森騎手が気合をつけて内4番手から。道中の折り合いスムーズ、なかなかリズムがいい。最後の直線はイン狙い。残り150で前を交わし、危なげなく1着ゴールを駆け抜けました、全く衰えを感じさせません。

2着 ディアデルレイ
 この日はマイナス6キロの515キロ。休み明けでも太目感なく馬体フックラ、上々の仕上がり。レースは好スタートを決めてハナを主張。遅過ぎず早過ぎずの程よいラップを刻み快調な逃げ。最後の直線、内からタービランスに交わされましたが、ハセノパイロに並ばれながら抜かせず2着は死守しました。やはりJRA7勝馬で地力が高いのは確か。千八も合っているようです。

3着 ハセノパイロ
 この日はプラス1キロの545キロ。おっとりしたタイプでいつも通りの気配。もうひと絞りあればという印象も。レースは矢野騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処からマクって出て勝ちに行く態勢。瞬発力の差で内からタービランスに抜けられ、ディデルレイも捕まえ切れず3着ですが、叩かれての変わり身をアピール。一瞬切れる脚がないので、今後2、3着が重なる可能性も。

4着 ゴールデンバローズ
 この日はプラス8キロの538キロ。明けて7歳馬ですが、相変わらず馬っぷりは冴えており太目感もない。レースは出たなりで外8番手から。勝負処から動いて4番手、前を射程圏内に入れましたが、最後の直線は伸びを欠いて離された4着。先行ペースに展開負けといった感じですが、やはり千六あたりがベストか。

5着 キングガンズラング
 この日はマイナス6キロの543キロ。近2戦で着順を落としていますが、パワフルな好馬体は健在。レースは石崎駿騎手が多少気合をつけて外5番手から。仕掛けのタイミングをワンテンポ遅らせて終い追い上げてきましたが、差のある5着。昨年屈指の上がり馬ですが、近2戦の内容からは若干壁に当たった様子。

6着 シュテルングランツ
 この日はマイナス2キロの481キロ。馬体をフックラ映して適度な気合乗り。毛ヅヤも良く好調。レースは逃げを想定していましたが、好スタートから主張するディアデルレイに行かせて外2番手から。道中の折り合いはスムーズ。最終4コーナーでは前に並びかけましたが、追い比べで後れを取り6着。やはりこの馬は長丁場で逃げる形が理想。

第11回 ユングフラウ賞(S3)

【予想】
◎トーセンガーネット
〇ホウショウレイル
▲シントーアサヒ
△スティールティアラ
△マルパソ
△ビービーガナール

 ニューイヤーCを制して、牡馬も含め世代屈指の実力をアピールしたトーセンガーネット。少々忙しい千四でも、牝馬同士なら地力の違いを見せるとみました。ホウショウレイルとの小久保ラインを重視。

【レース】
 好スタートを決めたポッドギルが、スティールティアラを抑えてハナ。ビービーガナール、シントーアサヒと続いて、トーセンガーネットは離れた4番手。ホウショウレイルは中団よりやや後ろから。ペースは平均やや速目。勝負処からトーセンガーネットが進出して2番手に上がり直線へ。最後の直線は2頭のデッドヒートになりましたが、ポッドギルが首差残して1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 ポッドギル
 この日はプラス7キロの443キロ。輸送しての馬体増好感。落ち着きもあるしブリンカー装着。レースは好スタートから矢野騎手が気合をつけ、過去重賞で逃げてきたスティールティアラを抑えてハナ。緩みないペースを刻んで快調な逃げ。4コーナーでトーセンガーネットが1馬身圏内に迫ってきましたが、コーナリングで振り切り、相手の猛追を首差凌ぎました。兄ポッドグレイシーと同様のスプリンター気性。千四の重賞では?とみていましたが、意外な対応力で時計も水準級。ブリンカー効果も。桜花賞でも内枠引けば脈あり。

2着 トーセンガーネット
 この日はプラス1キロの457キロ。馬体をフックラ映して好調キープ。レース枠内で落ち着かずスタートひと息。笹川騎手が気合をつけて離れた4番手へ。道中は追い通し。4コーナーでは2番手に上がって前を追いましたが、惜しくも首差届かず。相手の予想外の頑張りもありましたが、スタートミスが誤算。そして懸念したように千四はやや忙しかった感じ。千六の桜花賞では、ニューイヤーCの再現期待。

3着 マーチャンスルー
 この日はプラス4キロの440キロ。それほど見映えしませんが、前走2着のデキ。レースは出遅れて後方11番手から。徐々に押し上げて4コーナー7番手。ロスなく内を回って直線は外へ。レースの上がり1ハロン14秒1を要す展開に乗じて3着。森騎手の好騎乗と展開の利もありますが、JRAオープン、ヒラボクワイルドの全妹で、それなりに素質は秘めているようです。

4着 シントーアサヒ
 この日はマイナス8キロの482キロ。ほぼ仕上がり切った馬体。落ち着きはありますが、毛ヅヤひと息。レースは左海騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処から2番手に上がり前を追いましたが、トーセンガーネットに交わされ脚いろ劣勢。最後の直線はイン粘りに追いやられ、マーチャンスルーにも交わされ4着。浦和千四の忙しいペースに脚をなし崩しに使わされた感じ。次走での巻き返し期待。

5着 ゼットパッション
 この日は増減なしの506キロ。毛ヅヤはひと息ですが、体つきは悪くなくここ一連のデキ。レースは山崎誠騎手が気合をつけて外6番手から。4コーナーでは4番手まで上がりましたが、そこまでが精一杯で離された5着。千六を2連勝してきましたが、浦和千四のスピード決着に完敗。時計のかかるパワー勝負で本領発揮。

6着 ホウショウレイル
 この日はプラス16キロの494キロ。数字通りに馬体に丸みが出て好気配。レースは御神本騎手が気合をつけて出たものの、外から殺到されて気難しい面を露呈。内8番手からの競馬。4コーナーでは5番手に上がりましたが、もうひと押しが利かず離された6着。やはり現状逃げベターの感じ。本番では内枠引いてハナか外2番手あたりに行ければ反撃の可能性。

第1回 雲取賞(S3)

【予想】
◎ヒカリオーソ
〇ミューチャリー
▲ハルディネロ
△ラプラス
△グラビテーション
△カジノフォンテン

 厳しい流れを凌いで2着のニューイヤーCで改めて地力の高さをアピールしたヒカリオーソ。今回のメンバーなら逃げ有力でチャンスとみました。逆転があれば素質上位のミューチャリー。

【レース】
 好スタートを決めたヒカリオーソが楽にハナに行き、サーブルグロワール、カジノフォンテンの並び。続いてマイコートにラプラス、ハルディネロ。ミューチャリーは中団よりやや後ろ。スローで完全な先行ペース。逃げるヒカリオーソに、手応え良く2番手に上がるカジノフォンテン。3番手グループは横一線で直線へ。余力を残した逃げで二の脚を使ったヒカリオーソが見事1着ゴール。底力を発揮したミューチャリーが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ヒカリオーソ
 この日はプラス1キロの441キロ。相変わらずテンション高め。ただし、いつもこんな感じだし、馬体もキープできているので不安なしと判断。レースはスタート抜群。他に行く構えを見せる馬もおらず自然にハナ。スローの単騎マイペース。3、4コーナーからカジノフォンテンが食い下がってきて一旦は並ばれそうなシーンもありましたが、終いの2ハロン12秒3~12秒6の二の脚を駆使して突き離しました。馬体気配からクラシック路線のイメージは沸きませんが、完成度で一歩リード。

2着 ミューチャリー
 この日はプラス3キロの467キロ。馬体はもう少し増えてベターな印象ですが、落ち着いているし毛ヅヤも良く前走以上。レースは御神本騎手が気合をつけて出ましたが、行き脚は今イチで11番手から。勝負処からマクッて出て4コーナーでは馬群の一番大外。更に脚を伸ばしてカジノフォンテンを交わし2着に押し上げました。完全に展開負けで、負けて強い競馬内容。あと少し馬体に成長が見られれば、クラシック候補の筆頭。

3着 カジノフォンテン
 この日はプラス8キロの527キロ。前走に引き続いての大井遠征ですが、落ち着いているし、馬っぷりの良さでは抜けた存在。レースは外枠から出たなりに外3番手へ。スローペースに行きたがる面も見せずスムーズな運び。勝負処から2番手、更には先頭に並びかける勢い。アワヤと思わせましたが、最後はバテたというよりも上がりの速い競馬に瞬発力負け。前走はチグハグな競馬で敗れましたが、改めて素材の良さをアピールする競馬。距離延長に関しては未知数ですが、血統的にも大いに楽しみな一頭。

4着 アギト
 この日はマイナス1キロの469キロ。初の大井遠征ですが、馬は落ち着いているし馬体もフックラ好調。レースはダッシュが利かず後方14番手から。追って追って追い上げを図り、離されたとはいえ4着まで浮上。平和賞5着、ニューイヤーC5着に続いて重賞で掲示板をゲット。渋い末脚は評価できますが、スピードの絶対値が少々不足。

5着 ラプラス
 この日はプラス7キロの492キロ。休み明けで体重増ですが、これは成長分で太目感なし。適度な気合乗り。レースは矢野騎手が気合をつけて5番手からの競馬。ペースを考えれば悪くないポジションですが、勝負処から突き放されて全く見せ場なし。ハイセイコー記念を勝った大井の一番馬としては不甲斐ない競馬。中身が伴っていなかったのか距離を気にしたのか…。次走で改めて真価を問いたい。

第63回 金盃(S2)

【予想】
◎サウンドトゥルー
〇ヤマノファイト
▲ウマノジョー
△シュテルングランツ
△ユーロビート
△ワークアンドラブ
△エンパイアペガサス
△カンムル

 後方かひと脚使えた大賞典からも、極端な衰えはないサウンドトゥルー。仕上がり上々だし、このメンバーなら展開不問で追い込みが間に合うとみました。タイプ。ただし、相手は難解。

【レース】
 予想通りシュテルングランツが逃げてユーロビート、ヤマノファイトの並び。ワークアンドラブは好スタートから一旦下げて6番手から。サウンドトゥルーは例によって後方から、ペース平均。徐々に押し上げて4コーナー4番手に上がったサウンドトゥルーが、懸命に逃げ粘るシュテルングランツをゴール前で交わして1着ゴール。外詰めたワークアンドラブが3着で、ヤマノファイトは伸びひと息の4着。

【上位馬の寸評】
1着 サウンドトゥルー
 この日はプラス4キロの482キロ。元来それほど良く見せるタイプではありませんが、結構体つきがシッカリして気合も乗って、むしろ以前よりいい感じ。もちろん衰え感は皆無。レースは先行有利の馬場を意識して、御神本騎手がある程度出して行く競馬で後方12番手から。向流しから動いて4コーナーでは4番手。かなり脚を使った分、いつもの切れ味は見られませんでしたが、ゴール前でキッチリ差し切りました。確かにこのメンバーで56キロは勝って下さいという設定ですが、先行有利の馬場の長距離戦、フルゲートを捌いての勝利はさすが。マダマダ実力は保っています。

2着 シュテルングランツ
 この日はプラス7キロの483キロ。今回休養明けですが、馬体をフックラ映して気合も乗り好仕上がり。レースは当然先手を主張。極端にペースは落とさず平均ペースの逃げ。2馬身リードして最後の直線に向き、執拗に粘っていましたが、最後はサウンドトゥルーの末脚に屈しました。後続の脚をなし崩しに使わせる戦法で長距離の逃げ馬の本領発揮。サウンドトゥルーより重い57キロを背負っての2着に健在ぶりをアピール。

3着 ワークアンドラブ
 この日はプラス1キロの456キロ。間隔は詰まっていますが、馬体を維持して好調キープ。レースは内枠から好スタートでも、無理に仕掛けず6番手からの競馬。向流しで外に持ち出し徐々に進出。最終4コーナーでは4番手から内々をロスなくを捌いて直線は外へ。詰め寄る姿勢を見せての3着に改めてデキの良さを確認。好枠を生かした森騎手の好騎乗とはいえ、今後に期待を抱かせる4歳馬。

4着 ヤマノファイト
 この日はプラス5キロの530キロ。少々太目に映るのはいつも通り。ドッシリと構えて前走と同様のデキ。レースは本橋騎手が気合をつけて先行。1周ホームストレッチで内に馬を寄せて3番手から。道中の折り合いはスムーズ。勝負処でも手応えに余裕があり、これは勝ったかという行きっぷり。最後の直線では上位3頭の叩き合いに加わりましたが、残り100で甘くなり4着に後退。結果的に長距離での適性で見劣ったということか。

5着 モズライジン
 この日はマイナス1キロの491キロ。もうひと絞りといった体つきですがマズマズ。レースは出遅れ。向流しでは内9番手からロスなく内を進出。最後の直線は外から詰めて5着。スタートは別にして瀧川騎手がロスなく捌いての掲示板ゲットはマズマズ。長距離への適性は高そう。

第68回 川崎記念(Jpn1)

【予想】
◎ケイティブレイブ
〇オールブラッシュ
▲アポロケンタッキー
△ミツバ
△サルサディオーネ
△コパノチャーリー

 東京大賞典は競り合いに後れを取ってしまったケイティブレイブ。勝負弱い一面もありますが、長距離でスンナリ先行した際には能力全開。今回は勝ちパターンにハマるとみて信頼。逆転候補にオールブラッシュ。

【レース】
 予想通りにサルサディオーネがハナ。1周ホームストレッチでオールブラッシュが2番手に上がり、ケイティブレイブ、コパノチャーリーの並び。その外にアポロケンタッキー、内に入ったのがミツバ。以下は離れて完全に6頭の競馬。3コーナーで先頭に立ったオールブラッシュ、それに迫るケイティブレイブ、ミツバが残り300で併走の形。中を割ったミツバが抜け出し、ケイティブレイブは2着。

【上位馬の寸評】
1着 ミツバ
 この日はマイナス1キロの477キロ。歴戦の古豪で落ち着き払った佇まい。前走のデキをキープ。レースは和田竜騎手が気合をつけて内に潜り込み6番手から。手応え良くポジションを上げて4コーナーでは内3番手。最後の直線は3頭デッドヒートの中。馬体を接触するシーンもありましたが、グイと割って出て1着ゴール。バイプレイヤー的な地味な存在ですが、勝負強い一面を垣間見せました。

2着 ケイティブレイブ
 この日はマイナス1キロの513キロ。体型的に少々立派に映りますが、ほぼこの馬の理想体重で好仕上がり。レースは福永騎手が多少気合をつけて内3番手から。向流しで外に回して、勝負処では2番手。直線入口では先頭を窺い、最後の直線は3頭のデッドヒート。競り負けて2着に終わりました。どうしても並んでの叩き合いになると競り負けるケースが多い。人気を背負うだけに難しいところですが、教科書通りの競馬よりもメリハリが利いたレースが望ましい。

3着 オールブラッシュ
 この日はプラス2キロの496キロ。以前より体つきがガッシリしてパワーアップ。レースはスタートひと息。田辺騎手が気合をつけて行ったもののリズム? 1周ホームストレッチで一気に動いて2番手。3コーナー手前でサルサディオーネを交わして先頭に立ちましたが、最後の直線は3頭のデッドヒートに競り負けて3着。仕掛け処がドンピシャにハマって突き抜けた浦和記念とは対照的にチグハグな競馬。それでこの結果なら落胆の必要なし。

4着 アポロケンタッキー
 この日はマイナス2キロの572キロ。時季的になかなか絞り切れない様子。ただし、気合は乗っている。レースは戸崎騎手が気合をつけて外5番手から。2周目の勝負処では前3頭を追って離れた4番手。最後の直線も目イチに追ってきましたが、やや差のある4着止まり。どうも最近は勝負処で置かれてしまうケースが多い。

5着 コパノチャーリー
 この日はマイナス4キロの518キロ。見るからに力馬タイプ。休み明けを叩いた分の良化はありそう。レースはスタートひと息。先行馬群の一角を形成していましたが、ペースアップした際に追走ままならず離された5着。格の違いが歴然。

第22回 TCK女王盃(Jpn3)

【予想】
◎ラビットラン
〇エイシンセラード
▲アイアンテーラー
△ビスカリア
△ワンミリオンス
△ブレンシェクール
△ジュエルクイーン

 見た目に華奢なラビットランですが、ダート交流路線に転じてタフな門別二千を圧勝。JBCも正攻法の運びで2着と、当代屈指の実力牝馬に成長。この相手なら主役の座は譲れないとみました。ただし、連下は波乱含み。

【レース】
 アイアンテーラー、エイシンセラードが意識的にそっと出たので、その間隙をついてクレイジーアクセルの逃げ。ブランシェクール、ビスカリアと続いてワンミリオンスは中団。ペースは平均やや速目。4コーナー2番手に上がったビスカリアが、残り300で先頭。2着争いを尻目に豪快に突き抜けました。伏兵マルカンセンサーが内を突いて2着。

【上位馬の寸評】
1着 ビスカリア
 この日はプラス5キロの471キロ。ここしばらく470キロ前後で使っていますが、均整の取れた好馬体。活気があってこの時季の牝馬にしては毛ヅヤがいい。レースは出たなりで内5番手から。手応え良くポジションを上げて4コーナーでは2番手。最後の直線、残り300で先頭に立つと、差は広がる一方のワンサイド勝利を収めました。追い込み一辺倒のイメージがあり、今の先行有利の大井コースでどうかとみていましたが、意外な柔軟性。一躍交流路線の主役候補へ。

2着 マルカンセンサー
 この日はプラス4キロの510キロ。いい意味での平行線。レースはスタート煽って出て腹を括った待機策。後方10番手を進み、ラチ沿いで我慢を決め込む格好。最後の直線も内を狙って上がり3ハロンは勝ち馬に次ぐ38秒9。2着に食い込みました。普通交流重賞ではこの手の格下馬はお呼びでないケースがほとんどですが、通例を覆す激走。ただし、ラビットランに先着して千八54秒4は優秀。

3着 ラビットラン
 この日はマイナス4キロの448キロ。休み明けの馬体減ですが、細目感はなく適度な気合乗り。力を出せる仕上がりと判断。レースはスタートひと息で外7番手から。流れに沿ってポジションを上げて4コーナーでは5番手まで進出しましたが、終いは意外に伸び悩んで3着止まり。正直拍子抜けですが、この時季はダメなのかも。

4着 アルティマウェポン
 この日はマイナス1キロの476キロ。特に変化は感じませんが順調。レースは出たなりで真島騎手が内に馬を寄せて中団8番手から。4コーナーでは内5番手。最後の直線も内を狙って掲示板をゲットは、ほぼ力通りの競馬。1,2着馬もそうですが、内が伸びる馬場の恩恵も。

5着 クレイジーアクセル
この日はプラス6キロの487キロ。前走に引き続いての馬体増に成長が窺えます。レースはJRAの逃げ先行馬を抑えて先手を主張。緩みないペースで引っ張りましたが、最後の直線の残り300で交わされ5着。ただし、自分のスタイルは貫徹できたし、今後の糧になる競馬内容。

8着 エイシンセラード
 この日はプラス1キロの515キロ。大型牝馬ですが、スカッと仕上がって、シャープな好仕上がり。レースは好スタートから出たなり先行。外3番手からは予定の作戦かもしれませんが、かなり行きたがる素振り。結局リズムを欠いたまま後退して8着。キャリア不足を露呈する形で、次走での巻き返しに期待。

12着 アイアンテーラー
 この日はマイナス10キロの468キロ。数字ほど細くはありませんが、ややテンションが上がり気味。レースは好スタートから内の動向を窺いつつ外2番手。ただしかなり折り合いをつけるのに苦労。勝負処での手応え? 直線に向くとズルッと下がってしまいました。やはり気性的に逃げ馬。それと体重減も影響したか…。