第65回 東京ダービー(S1)

【予想】
◎ミューチャリー
〇ウィンターフェル
▲カジノフォンテン
△サクセッサー
△アエノエンペラー
△ヤマショウブラック
△ゴールドプリンス
 持ち味の切れ味が冴えた羽田盃は、歴代に勝ち馬に比べても上位ランクのインパクト。馬体の維持や序盤の捌きがカギでも、普通の運びができればミューチャリーの2冠達成が濃厚とみました。相手も順当にウィンターフェル。

【レース】
 逃げ馬イグナシオドーロがハナを主張して2番手にヒカリオーソは大体想定された展開。ウィンターフェルが外3番手に行き直後にカジノフォンテン。ミューチャリーは中団よりやや後ろ。ペースはスロー。3コーナー先頭に立ったヒカリオーソに後続も接近して直線へ。残り300で一旦はウィンターフェルが先頭に並びかける態勢でしたが、二の脚を繰り出したヒカリオーソが1着ゴール。ミューチャリーが何とか2着確保。

【上位馬の寸評】
1着 ヒカリオーソ
 この日はプラス4キロの446キロ。馬体増はプラスですが、相変わらずテンションが上がり気味。それほどの上積みは? レースは好スタートから山崎誠騎手が抑え込む形で外2番手。折り合いに苦心。馬なり3コーナー先頭から後続をリードして直線へ。残り300で一旦はウインターフェルに並びかけられましたが、そこから二の脚を繰り出して見事に1着ゴール。時計が2分9秒4。人気2頭が意外に駆けなかった印象もありますが、鼻出血のアクシデントから即反撃は立派。見た目とは裏腹に意外な耐久力。

2着 ミューチャリー
 この日はマイナス1キロの465キロ。一応キープできていたし、そううるさい面もみせず羽田盃のデキをキープ。レースはスタートひと息で外10番手から。4コーナーでは5番手に進出。上がり3ハロン36秒9の末脚を繰り出した羽田盃を考えれば楽に前が射程圏内でしたが、意外に弾けずウインターフェルを交わして2着がやっと。2分7秒台の時計を想定していたのに2分9秒8とは、自身の力を出し切れていないのは明白。羽田盃激走の反動が出たのか…。

3着 ウィンターフェル
 この日はマイナス1キロの515キロ。ほぼ理想的な馬体気配で適度な気合乗り。レースは好スタートを決めて楽に外3番手。描いていた通りのポジションで、あとは後ろのミューチャリーを警戒しつつどこで動くかが焦点。勝負処で2番手。最後の直線、残り300で一旦はヒカリオーソに並びかける態勢でしたが、相手に反発に押し返され、ミューチャリーにも競り負けて3着。距離延びていいタイプとみていたし、時計のかかる決着でミューチャリーも意外に動かず普通ならこの馬が勝っていい競馬ですが、正直案外な結果。

4着 グリードパルフェ
 この日はマイナス10キロの464キロ。特に細目感はなく東京湾C当時のデキ。レースは無理なく内6番手から。置かれる競馬を想定していましたが、ペースが遅いこともあり前目のいいポジション。勝負処で手応え良く4番手。最後まで2着争いを演じて見せ場十分の4着。時計のかかる決着に恵まれた面もありますが、混戦に強く長目の距離に高適性を窺わせました。

5着 アエノエンペラー
 この日はプラス7キロの444キロ。馬体増好感、程良い気合乗り。レースは例によって後方からの競馬になりましたが、スローを見計らって吉原騎手が早目にスパートをかけて4コーナーでは4番手に進出。アワヤと思わせましたが、最後の直線は脚が続かず離された5着。基本先行ペースの流れだったので、頑張ってそれなりに対応したとみるべき。ハイペースの乱戦で力を発揮するタイプ。

6着 カジノフォンテン
 この日はマイナス2キロの526キロ。相変わらず抜群の馬っぷりで申し分なし。レースは本田正騎手が気合をつけて外5番手から。勝負処から動いて4コーナーでは3番手に進出しましたが、最後の直線は伸びを欠いて掲示板も外す結果に。どうも距離延びていいタイプではないようです。今後古馬相手でも千六前後の距離なら狙ってみたい。

第23回 さきたま杯(Jpn2)

【予想】
◎モーニン
〇キタサンミカヅキ
▲サンライズノヴァ
△サクセスエナジー
△ウインムート
△コウエイエンブレム

 かしわ記念は内に入って窮屈な競馬になったモーニン。一度使われての変わり身を見込めば、本来の能力からも反撃可能とみました。好枠から脚を溜めて行ければ千四でもキタサンミカヅキ。

【レース】
 和田竜騎手が気合をつけてウインムートの逃げ。モーニン、ブルドッグボスと続いてキタサンミカヅキ、サクセスエナジーも差なく追走。サンライズノヴァは後方から。勝負処から動いたサクセスエナジーが半馬身差まで詰めて直線に向きましたが、まだ脚を温存していたウインムートが二の脚を繰り出しての逃げ切り快勝。離された3着にキタサンミカヅキ。

【上位馬の寸評】
1着 ウインムート
 この日はマイナス12キロの507キロ。休み明けをひと叩きされて太目解消。気合乗りも十分。レースはやや躓き気味に出ましたが、加速がつくと無理なくハナ。平均ペースの単騎逃げ。残り600から徐々にペースアップ。追い駆けて来たサクセスエナジーと2頭で後続を離して直線へ。一旦は半馬身差に詰め寄られたのを、二の脚を使って突き放し好タイム完勝。デキアップもさることながら、千四のスペシャリストとしての存在感を発揮しました。

2着 サクセスエナジー
 この日はマイナス13キロの528キロ。休み明けの馬体減ですが、見た目に絞れた感じで毛ヅヤもいい。昨年このレースを勝った際も同体重で、理想的な仕上がりと判断。レースはスタートひと息。道中外5番手から向流しで動き2番手へ。最終コーナーでは半馬身差に迫りましたが、二の脚を繰り出す相手にギブアップ。それでも道中かなり脚を使って2着は地力の証。

3着 キタサンミカヅキ
 この日は増減なしの522キロ。年齢を感じさせぬ好馬体は相変わらずで絶好調。レースは好スタートから森騎手が気合をつけて内4番手から。勝負処でウインムートが動いた際に置かれて離れた3番手。最後の直線はいくらか盛り返したものの、ロスなく進めて正味目イチの3着。完全な力負けで、やはり千二ベストは間違いない。

4着 サンライズノヴァ
 この日はマイナス6キロの540キロ。迫力満点の好馬体。程良い気合乗り。レースはダッシュひと息で外9番手から。懸命に追い上げを図り4コーナーでは4番手まで押し上げましたがそこまで。直線の長い東京コースでの怒涛の追い込みが身上で、先行有利の小回り千四は全く不向き。今回に関しては度外視してかかるべき。

5着 モーニン
 この日はマイナス9キロの514キロ。極端に減った感じはしないし覇気があり、叩いて分の上積みはあると判断。レースは藤井騎手が気合をつけて2番手に行きましたが、道中のリズムひと息で徐々にポジションを下げて見せ場なし。大崩れはしていませんが、やはり年齢的な翳りは否めない。

第64回 大井記念(S1)

【予想】
◎タービランス
〇サウンドトゥルー
▲センチュリオン
△ヒガシウィルウィン
△リッカルド
△モジアナフレイバー
△ディアデルレイ

 ここ一連堅実なタービランスが、好枠からスンナリ先行確実なら連対は確保できるとみました。得意の二千でサウンドトゥルー、緒戦快勝センチュリオンが本線。

【レース】
 好スタートを決めたシュテルングランツが逃げてディアデルレイ、ジャーニーマンの並び。直後にタービランス、センチュリオン。サウンドトゥルーが積極策で先行グループへ。中団インにモジアナフレイバー。ペースはほぼ平均。3コーナーで2番手に上がったセンチュリオン、これを追うタービランス、手応え良くモジアナフレイバーも接近して直線へ。一旦はセンチュリオンが先頭に立ちましたが、残り200ででこれを交わしたモジアナフレイバーの末脚がケタ違い。あっと言う間にリードを広げて2分5秒0の好タイムで駆け抜けました。

【上位馬の寸評】
1着 モジアナフレイバー
 この日はプラス4キロの508キロ。5カ月の休養を挟みましたが、馬体をフックラ映してちょうどいい感じの仕上がり。適度な気合乗り。レースはスタート五分に出て内8番手から。折り合いスムーズに上々の行きっぷり。勝負処でいつの間にか内3番手、それも痺れる手応え。最後の直線、一旦先頭に立ったセンチュリオンを残り200で交わすとあとは独壇場。2分5秒0の好タイムで1着ゴール。ゲートも含めて荒削りな面を覗かせていた馬ですが、スムーズに走れば実に強い競馬を見せるし、心身ともに成長顕著。帝王賞でもある程度やれるのでは。

2着 センチュリオン
 この日はマイナス9キロの537キロ。緒戦が少々重目に映ったので、これは絞れた分。毛ヅヤも上々。レースは左海騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処で2番手に上がり、1馬身差で最終コーナーへ。最後の直線で一旦は先頭に立ちましたが、並ぶ間もなくモジアナフレイバーに抜き去られて2着。ただしこれは相手悪し。正攻法の競馬で3着に6馬身差なら十分に実力の程を見せました。

3着 タービランス
 この日はプラス6キロの538キロ。気合乗り十分の好馬体はデキの良さを窺わせます。レースは出たなりで離れた5番手から。勝負処で外3番手。ただし併走のモジアナフレイバーに比べると脚いろは雲泥の差でやや置かれ気味に。逃げるシュテルングランツを交わして何とか3着は確保できましたが、上位2頭には力の違いを見せつけられました。

4着 シュテルングランツ
 この日はマイナス4キロの479キロ。特に変化はありませんが、この馬なりに順調。レースは今回はディアデルレイのハナを叩いて本来の逃げ。遅過ぎず速過ぎず程良いペースでの単騎逃げ。残り300で交わされましたが、大バテせずに4着に残したのは評価できます。今回は相手悪し。

5着 ヤマノファイト
 この日はマイナス3キロの532キロ。やや太目に映るのはこの馬の体型。デキは保っている様子。レースは後方14番手からの競馬。4コーナーからマクって出て5着は、一応新味発揮と言える内容。これも今回は相手が悪かった。

6着 ヒガシウィルウィン
 この日は増減なしの472キロ。ほとんど体重に変動がないように状態安定。コンパクトにまとまった好馬体。レースは出たなりで内12番手からの競馬になり、僅かに詰めた程度の6着。基本的に早熟タイプだったのか、停滞気味は否めません。

7着 リッカルド
 この日はプラス2キロの503キロ。休み明けでも活気があり、見た目に好調時と変わりありません。レースは好スタートから出たなりで外8番手から。勝負処で5番手に上がりましたが、手応え的には今ひとつ。最後の直線は完全に水を開けられて見せ場なし。8歳を迎え往年の走りは難しいか…。

13着 サウンドトゥルー
 この日はプラス1キロの484キロ。パドックではそれほど良く見せないタイプでいつも通り。レースは吉原騎手が気合をつけて先行、6番手に行きましたが、やはり勝手が違ったのか次第にポジションを下げて大敗。色々反撃の策を練っているようですが、年齢的にも厳しい状況に。

第11回 川崎マイラーズ(S3)

【予想】
◎キャプテンキング
〇クリスタルシルバー
▲ゴールデンバローズ
△トキノパイレーツ
△ハセノパイロ
△ベンテンコゾウ
△ウェイトアンドシー
△トロヴァオ

 距離延長も難なくクリアして重賞3連勝を果たしたキャプテンキングですが、レースぶりからするとやはり短目の距離の方が競馬がし易そう。千六短縮でこの組み合わせならもう一丁イケるとみました。クリスタルシルバーとの大井ラインが主力。

【レース】
 バンドオンザランがハナに行ってベンテンコゾウが外2番手。キャプテンキングは内で控える形。ウェイトアンドシー、トロヴァオと続いてクリスタルシルバーは中団イン。トキノパイレーツは後方から。ペースはやや速目の平均。4コーナーでベンテンコゾウが先頭に立ちましたが、最後の直線は後続が殺到。内から外へ切り替えたキャプテンキングが抜け出して1着ゴール。トロヴァオが2着で内を突いたクリスタルシルバーが3着。

【上位馬の寸評】
1着 キャプテンキング
 この日はマイナス3キロの509キロ。ドッシリと構えて威風堂々。超一流馬の風格。レースは坂井騎手が気合をつけて内3番手から。ほぼ想定通りのポジションで折り合いスムーズ。手応え十分に最後の直線は外に進路を。残り200で先頭に立ち、後続の追撃を退けました。時計のかかる今の馬場で1分40秒4は悪くありません。ただし終い迫れらたのは、『少々調子が落ちているかも』(坂井騎手)が原因か…。

2着 トロヴァオ
 この日はマイナス5キロの458キロ。馬は落ち着いていましたが、間隔があいての馬体減は不安。レースは矢野騎手が多少気合をつけて内5番手から。勝負処からマクって出て直線は外へ。反応良く鋭い脚を使って肉薄は、いかにもこの馬らしい運び。流れが合致したとはいえ、やはり能力が高い。

3着 クリスタルシルバー
 この日はプラス2キロの489キロ。以前に比べると見違えるほど馬体に幅が出て成長が窺えます。レースは的場騎手が内の動向を窺いつつ馬を内に寄せて内7番手から。最終コーナーでは5番手に進出して直線もラチ沿い。一旦は2着に上がる勢いでしたが、惜しくも3着に終わりました。的場騎手苦心の騎乗で目イチの競馬ですが、やはりこの馬千六くらいがいい。

4着 トキノパイレーツ
 この日はプラス1キロの475キロ。活気があって一連の好調キープ。レースはやや伸び上がり気味のスタート。外10番手からの競馬。道中押し上げを図り4コーナーでは内7番手。最後の直線は外に切り替えて脚を伸ばしましたが、惜しくも4着に終わりました。強敵を相手に一歩も引かぬ溌剌とした走り。オープン馬の地力が備わってきました。

5着 アンサンブルライフ
 この日はマイナス2キロの493キロ。最近は馬体を大きく見せて毎度悪くありません。レースは繁田騎手が気合をつけて外5番手から。勝負処からマクって出る態勢でしたが、推進力に乏しく離された5着。上位4頭に1分40秒台で走られては致し方なし。この馬の力は出しており、ベストの千四あたりで相手に恵まれればまだ出番はある。

第33回 東京湾カップ(S3)

【予想】
◎サクセッサー
〇グリードパルフェ
▲ホールドユアハンド
△レオズハウライト
△ジョリスヴェニール
△ミスタージョイ
△オーシャンブラック
△フォルベルス

 前走の羽田盃は終いバテたとはいえ積極的に運んで見せ場があったサクセッサー。馬体を増やしてきたのも好感だし、3連敗中の分の悪い相手がいても、展開の利も合わせて注目。ここから手広く。

【レース】
 やはり的場イグナシオドーロが先手を主張してホールドユアハンドは2番手に控える形。その外にサクセッサー。ジョリズヴェニール、フォルベルスと続いてスローペース。3コーナーで一旦ホールドユアハンドが先頭に立ちましたが、抜群の手応えで追走のサクセッサーが直線に向くといち早く先頭。激しい2着争いを尻目に楽勝を決めました。グリードパルフェが2着死守。

【上位馬の寸評】
1着 サクセッサー
 この日はマイナス2キロの505キロ。馬体がひと回り成長して適度な気合乗り、毛ヅヤもいい。レースは出たなりに外3番手から。道中の折り合いスムーズ。ごく自然な流れで3コーナー2番手、直線に向くとすぐさま先頭に躍り出て、後続に影も踏ませませんでした。外枠から流れに乗れたのは確かですが、相性の悪い相手に借りを返し、収穫の多い一戦。

2着 グリードパルフェ
 この日はプラス3キロの474キロ。体重自体に大きな変化はありませんが、馬体の張り良好、好調キープ。レースはスタートひと息で後方10番手から。スローペースを見越して笹川騎手が一気に動いて前に接近、4コーナーでは3番手に。最後の直線は苦しがったのかやや内にササるシーンが見られましたが、何とか2着死守。結構脚を使ってこの結果は評価できます。

3着 サージュ
 この日はプラス4キロの513キロ。体重の割にスッキリ仕上がって前走同様のデキ。レースは出負け気味のスタート。後方を追って追走。3コーナーから内に潜り込んで息を整え、最後の直線は外に切り返して再びスパート。2着に迫ったレース内容はマズマズ。時計のかかる競馬で本領発揮。

4着 エレガンテヴァイゼ
 この日はプラス3キロの534キロ。大型馬で見映えのする馬っぷり。気合も乗って好仕上がり。レースはスタートひと息で後方11番手からの競馬。4コーナー大外を回り、差を詰めての4着はマズマズ。まだ掴み処のない馬ですが、素質を秘めているのは確か。

5着 フォルベルス
 この日はマイナス2キロの488キロ。初コースを気にすることなくパドックでは集中して周回して好気配。レースは町田騎手が気合をつけて外5番手から。道中3番手に上がるなど積極的に動きましたが、力及ばず5着。ただし今後の糧になりそうな競馬内容。

8着 ホールドユアハンド
 この日はプラス7キロの482キロ。少々ギリギリの印象もあったので馬体増は好感。適度な気合乗り。レースはイグナシオドーロを行かせて2番手から。3コーナーで前を交わして一旦先頭に立ちましたが、サクセッサーの勢いに押されて直線に向くと早々に交わされ、あとはズブズブ。激戦続きで目に見えない疲労があったのかもしれませんが、基本的に力の要る船橋の馬場は合わない。

9着 ミスタージョイ
 この日はマイナス9キロの470キロ。決して細目感はありませんが、ややテンションが上がり気味。レースはスタートひと息。小杉騎手が追って内6番手に行きましたが、早々に脚がなくなり大敗。馬込みにモマれる競馬でキャリア不足を露呈した感じ。

第31回 かしわ記念(Jpn1)

【予想】
◎ゴールドドリーム
〇オールブラッシュ
▲インティ
△モーニン
△ドリームキラリ
△キタサンミカヅキ

 フェブラリーも2着に敗れたゴールドドリームですが、勝ったインティの勝ちパターンで致し方なし。昨年勝利したゲンのいいレースで雪辱なるとみました。マクりのタイミング次第でオールブラッシュの大駆けも。

【レース】
 インティがスタートひと息。逃げ馬ドリームキラリがハナに行き、コウエイエンブレムが2番手。その外に取り付いたインティ。直後に既にゴールドドリームが。ペースは超スロー。そこを見計らって田辺オールブラッシュが一気に進出、それに合わせてインティが動いて3コーナー先頭。3馬身リードして直線に向き、2番手に上がってきたのがゴールドドリーム。最後の1ハロンで脚が上がったインティを捕らえ、ゴールドドリームが見事に連覇を達成しました。

【上位馬の寸評】
1着 ゴールドドリーム
 この日はマイナス10キロの518キロ。比較的増減の幅が大きな馬ですが、馬っぷりは相変わらず冴えているし、イレ込みもさほどではなく好仕上がり。レースはスタート五分に出て外5番手から。スムーズな運び。残り3ハロンからラップが11秒台に上がっても置かれずに追走。3馬身差で直線に向き、残り1ハロンで脚が上がったインティを交わして突き抜けました。パワーを必要とする現在の船橋の馬場、少頭数の外枠と、条件が揃った一戦。

2着 インティ
 この日はプラス4キロの518キロ。見映えのする好馬体に適度な気合乗り。やはりA級馬の佇まい。逃げ争いをどう捌くかが焦点でしたが、レースはスタートひと息。あえて拘らず外3番手で折り合う作戦。途中オールブラッシュが仕掛けて来た際には、被されるのを嫌って自身も動き3コーナー先頭。3馬身リードして直線に向き勝ったかと思わせましたが、残り1ハロンで脚が上がり2着。ただしスタートひと息だったりプレッシャーをかけられたりの内容。それと勝ち馬とは力の要る馬場への適性の差も。負けてこの馬の能力を再認識といったところ。距離が延びてどうかは未知数。

3着 アポロケンタッキー
 この日はマイナス1キロの563キロ。少々重目に映るのはいつものこと。年齢的に大きな変化はありませんが前走のデキ。レースは戸崎騎手が気合をつけて外6番手から。勝負処からペースアップした際に置かれましたが、気力を絶やさず追い上げを図り、外詰めて3着。ベストの船橋へ背水の陣で臨み、時計のかかる決着に乗じてのこの結果が現状では目イチでしょう。

4着 オールブラッシュ
 この日はプラス1キロの488キロ。楽勝を決めた浦和記念が494キロ。もう少しあっても良さそうですが、見た目にフックラ映してマズマズ。レースは外6番手からの競馬。超スローペースを見計らって勝負処からいち早くスパート。これでマクり切れれば浦和記念の再現も、といったところですが、インティに抵抗されて不発。気勢を殺がれてしまい、あとはポジションを守るのみ。4着に終わりました。それでも交流重賞の常連メンバーとしての面目は保てた一戦。

5着 キタサンミカヅキ
 この日は増減なしの522キロ。相変わらず馬っぷりは冴えており好調キープ。レースは好スタートから出たなりに7番手から。4コーナーでは離れた5番手に上がり、流れ込んでの5着。流れが合致しなかったにせよ、交流重賞の千六は荷が重い。

7着 モーニン
 この日はプラス5キロの523キロ。今年7歳を迎えましたが、活気があり衰えは感じません。レースは出たなりに内4番手を進みましたが、道中の反応ひと息。無抵抗にポジションを下げて7着。終始砂の深いインを回らされたのが響いたか…。

第57回 しらさぎ賞(S3)

【予想】
◎タイセイラナキラ
〇シェアハッピー
▲コパノビジン
△ステップオブダンス
△ストロングハート
△ファーストスキップ
△リネンスカッシュ

 重賞でも逃げ争いに加わる韋駄天タイセイラナキラ。トライアルの内容から自滅覚悟でこれに競りかけて来る馬がいるとは思えず、馬場状態や枠順を総合すると逃げ切りの可能性が大。相手探しのレース。

【レース】
 好スタートを決めたタイセイラナキラがハナに行き、ファーストスキップ、ストロングハートの並び。その後ろにアムールリアン。シェアハッピー、ステップオブダンスは中団から後方で当然ながらハイペース。終始5馬身近くのリードを保って逃げたタイセイラナキラが、危なげなく1着ゴール。トライアルを勝ったアムールリアンがここも頑張って2着。

【上位馬の寸評】
1着 タイセイラナキラ
 この日は増減なしの521キロ。体重は変わらずとも馬体に締りが出て前走以上。レースは好スタートから吉原騎手が気合をつけてハナ。ペース自体はトライアルとさほど変わりませんが、今回は競りかけて来る馬がおらず単騎マイペースで快調な逃げ。終始セイフティリードを保ち、後続に付け入る隙を与えず1分25秒8の好タイムで仕上げました。斤量面も含め今回はお膳立てが揃った一戦でしたが、さすがのスピード能力。それでもベストは千二とみるべき。

2着 アムールリアン
 この日はマイナス5キロの483キロ。前走以上という感じはしませんが、それでも順調にきている様子。レースは好スタートから和田騎手が気合をつけて4番手から。勝負処から3番手に上がり追って前を追走。最後の直線は外から脚を伸ばして2着に食い込みました。トライアルが全てに巧く運んだので2番はどうかとみていましたが、今回もロスなく運び大健闘。脚抜きのいい馬場のスピード勝負に強い。

3着 ストロングハート
 この日はマイナス2キロの495キロ。3歳当時よりも大きく馬体を増やしても太目感なく成長顕著。レースはスタートひと息。それでも森騎手が軽く気合をつけて外3番手へ。向流しでファーストスキップを交わして2番手。積極的に前を追いましたが、快調に逃げるタイセイラナキラの脅威とはなりえず、自身が甘くなりアムールリアンに交わされ3着。ただし内容的には決して悪くなく、牝馬重賞ならいつでも手が届く範囲。

4着 ファーストスキップ
 この日はマイナス1キロの467キロ。変わらず馬体をフックラ映し好気配。レースは笹川騎手が気合をつけて2番手からの競馬。ただしペースが速く余裕のない追走。向流しでストロングハート、アムールリアンに抜かれて4番手。厳しい状況でしたが、何とか流れ込んで4着に粘りました。1番人気に推されたトライアルに続いてスピード負け。この馬はもう少し長目の距離が合いそうです。

5着 オルキスリアン
 この日はマイナス8キロの508キロ。体重の割にスリムに見せる馬。叩いた上積みは感じませんがマズマズ。レースは出たなりで中団7番手からの競馬。徐々にポジションを上げて4コーナーでは5番手に進出しましたが勝負圏外。この馬も千四は少々忙しい感じ。

7着 ステップオブダンス
 この日はプラス2キロの487キロ。落ち着いてパドックを周回する姿はいつも通りで順調。レースはスタートひと息で外9番手から。先行型のこの馬としては後手後手に回る苦しい競馬で見せ場なし。もう少し長目の距離で先行する形が理想。

9着 シェアハッピー
 この日はプラス1キロの494キロ。適度な気合乗り、馬体の感じからも今デキがいい。レースは中団7番手からの競馬で全く動けず9着。トライアルは前が競り合う競馬で2着に頑張りましたが、完全な先行決着に出番なし。

第64回 羽田盃(S1)

【予想】
◎ウィンターフェル
〇ミューチャリー
▲ホワイトヘッド
△ステッペンウルフ
△カジノフォンテン
△ジョーパイロライト
△シビックヴァーゴ

 京浜盃は敗れたウィンターフェルですが、虚を突かれた感じの惜敗。距離千八で強気に進めれば勝てるとみました。馬体を増やしてくればミューチャリーで逆転も。

【レース】
 好枠からテン速いトーセンボルガの逃げ。枠なりにカジノフォンテン、サクセッサーと続いてウィンターフェルは外5番手。その内にステッペンウルフ。ミューチャリーは中団でホワイトヘッドは後方から。ペースは平均。4コーナー3番手に上がったウィンターフェルが残り200で一旦先頭に立ちましたが、ここからケタ違いの切れ味を発揮したのがミューチャリー。残り150で一気に交わし去りワンサイド勝利を収めました。

【上位馬の寸評】
1着 ミューチャリー
 この日はマイナス1キロの466キロ。間隔をあけて調整されていたので増えてくるとみていましたが、相変わらず仕上がり切った馬体で少々うるさい面も。レースは御神本騎手が多少気合をつけて外11番手から。3コーナーから内に潜り込んで極力ロスを避ける運び。4コーナーでは内7番手。最後の直線の切れ味は正に衝撃的。一旦は先頭に立ったウンターフェルを並ぶ間もなく抜き去り突き抜けました。あまりにも切れるので距離が延びてどうかの不安もありましたが全く杞憂に。まだ乗り難しい面は残るものの、このデキをキープできていればダービーも仕方ないか…。それとやはり馬体は増やしたい。

2着 ウィンターフェル
 この日はマイナス9キロの515キロ。一段と馬体が引き締まって適度な気合乗り。申し分なし。レースは森騎手が多少気合をつけて外5番手から。ペース的には理想。4コーナーで3番手に上がり、残り200で一旦先頭に立ちましたが、ミューチャリーに想定外の脚を使われて離された2着。普通なら1分54秒5の時計で走って順当に勝てるところなのについていない。決め手の差が歴然としているので、本番での逆転は相手の破綻があればの条件付きですが、その他の馬には負けられない。

3着 スッテッペンウルフ
 この日はプラス5キロの455キロ。馬体をフックラ映してすこぶる順調。レースは矢野騎手が気合をつけて離れた6番手から。ウィンターフェルをマークの形ですが、やや離され気味。4コーナーでは離れた5番手。最後の直線は外から差を詰めてきましたが、前2頭とは決定的な差。距離延びて更にいいという感じはしないし、本番ではあくまでも3番手争いの評価。

4着 カジノフォンテン
 この日はマイナス2キロの528キロ。相変わらず馬っぷりは抜群だし毛ヅヤもいい。レースは内枠を意識して本田正騎手がいつも以上に積極的な動き。序盤は2番手から。勝負処から前2頭に置かれましたが、気を抜かせずに追走。最後の直線はウィンターフェルと並んで一旦は先頭に踊り出るシーンもありましたが、力負けして4着。ただし、この積極策が更に成長を促す可能性もあり、本番でも3着の有力候補。

5着 ヤマショウブラック
 この日はプラス1キロの485キロ。あまり気合を表に出さないタイプですが、一連のいいデキをキープ。レースはダッシュが利かず後方14番手を進み、正味直線勝負で掲示板ゲットは、ほぼ計算通りか。

第33回 東京プリンセス賞(S1)

【予想】
◎トーセンガーネット
〇ゼットパッション
▲アークヴィグラス
△ダバイダバイ
△グレースレジーナ
△グランモナハート

 脚抜きのいい馬場とはいえ、出色の時計で桜花賞を制したトーセンガーネット。兵庫ジュニアG挑戦を契機に飛躍的に成長。新興勢力不在の再戦メンバーで自身の体調も更にアップなら死角はないとみました。相手も順当にゼットパッションかアークヴィグラス。

【レース】
 好スタートを決めたリトミックグルーヴが控えたので、外枠から自然にアークヴィグラスがハナ。ゼットパッション、トーセンガーネットの並びで超スローペース。勝負処からトーセンガーネットが仕掛けて2番手に進出。最後の直線はアークヴィグラスが一旦リードを広げにかかりましたが、地力の違いでトーセンガーネットが残り50で先頭、難なく2冠を奪取しました。

【上位馬の寸評】
1着 トーセンガーネット
 この日はマイナス6キロの449キロ。変わり身は感じませんが、馬体を維持できており前走のデキ。レースは出たなりに外3番手と、ほぼ想定通りのポジション。勝負処で動き2番手に進出して楽勝ムード。アークヴィグラスが溜め逃げを打って脚を残していたので、意外に手こずりましたが、残り50で交わして順当勝ち。目イチの競馬が続いておりこれ以上の上がり目は?ですが、南関牝馬同士では勝負付けが済んでいます。

2着 アークヴィグラス
 この日はプラス3キロの449キロ。見映えする方ではありませんが、前走の引き続いて馬体を増やしてきたのは好感。レースは想定通りの逃げでスローダウン。コーナーで息を入れて直線入口ではトーセンガーネットに1馬身差に迫られましたが、コーナリングでリードを広げてアワヤのシーン。残り50で交わされたとはいえ、展開の恩恵もあり力を出し切りました。過去牝馬クラシックレースではサウスヴィグラス産駒が活躍してきましたが、この馬もその例にもれず意外に渋い。

3着 リトミックグルーヴ
 この日はプラス11キロの438キロ。間隔をあけて調整を図った甲斐があり馬体良化。適度な気合乗り。レースは逃げる勢いで飛び出しましたが、控えて内4番手から。人気の前3頭を深追いせず終始マイペース。最後の直線は外から詰めて3着。正味目イチの競馬ですが、格下の身分を考えれば大善戦。

4着 グレースレジーナ
 この日馬プラス2キロの484キロ。馬体をキープして前走勝った当時と同等の仕上がり。レースは藤本騎手が気合をつけて内6番手から。終始内々の経済コースで脚を溜め、直線勝負で4着。これも現状目イチの競馬。

5着 グランモナハート
 この日はマイナス4キロの469キロ。馬体をフックラ映して気合も乗り好調。レースは出遅れて後方7番手から。ジックリ構えましたが、予想を上回るスローペースになす術なし。相手云々よりも展開向かず。

9着 ゼットパッション
 この日はプラス4キロの507キロ。メンバー唯一の500キロ超え。さすがに見映えするし一連の好調キープ。レースは出たなりに2番手は、ペースを考えれば当然の策。ただし勝負処で行きっぷりが怪しくなり無抵抗に失速は正直拍子抜け。トーセンガーネットに外からプレッシャーをかけられたのが響いたか…。あるいは距離を苦にしたのか…。次走で改めて真価を問いたい。

第23回 マリーンカップ(Jpn3)

【予想】
◎オウケンビリーヴ(競走除外)
〇アイアンテーラー
▲ラーゴブルー
△リエノテソーロ
△チークス

【レース】
 好スタートから馬なりでアイアンテーラーの逃げ。外2番手にリエノテソーロ、内3番手にラーゴブルー。これを追ってチークス。ペースはスロー。楽な手応えで直線に向いたアイアンテーラーですが、同じく脚を溜めていたラーゴブルーの切れ味が上回り1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 ラーゴブルー
 この日はプラス1キロの505キロ。結構体重の増減幅の大きな馬ですが、今回は調整が順調にいったようでキリッと引き締まった好馬体。適度な気合乗り。レースは馬なりで内3番手から。折り合いスムーズに脚を温存して直線へ。2頭の中を割って突き抜け難なく交流ゲット。過去様々な戦法で好成績を残していますが、今回はスローのヨーイドンの瞬発力勝負で勝利。一段と幅が広がりました。

2着 アイアンテーラー
 この日はプラス2キロの470キロ。短期放牧明けでもう少し増えていると思いましたが、仕上がり切った馬体でテンション高め。レースは好スタートから単騎マイペース。これなら流れに任せて勝てるかなとみていましたが、ラーゴブルーに決め手負け。クイーン賞を楽勝した際が35秒5~47秒9。今回が38秒0~50秒6。結果論ですが、ペースを落とし過ぎた感じも。それと体調も万全ではなかったか…。

3着 リエノテソーロ
 この日はプラス4キロの464キロ。休養明けですが、太目感なく仕上がって毛ヅヤも上々。力を出せるデキと判断。レースは馬なりで外2番手。終始1馬身圏内でアイアンテーラーをマークして行きましたが、最後の直線は意外に脚が止まって3着。いくらか翳りが見られるか…。