第64回 東京大賞典(G1)

【予想】
◎オメガパフューム
〇ゴールドドリーム
▲ケイティブレイブ
△サウンドトゥルー
△エイコーン
△クリソライト
△モジアナフレイバー

 距離に不安があったジャパンDDで、行きたがる素振りを見せつつ2着と地力を発揮したオメガパフューム。前走のチャンピオンズCは乗り難しい面を露呈しましたが、右回り替わりでMデムーロとのコンビ復活なら、斤量差もあり◎。当然ゴールドドリーム、ケイティブレイブが相手。

【レース】
 好スタートを決めたスーパーステションがハナを主張、マーフィ騎乗のアポロケンタッキーが大外から強気に2番手へ。ケイティブレイブは慎重に外5番手、その内にエイコーン。出遅れたゴールドドリームは中団。オメガパフューム、サウンドトゥルーは後方からでペースはやや速目。勝負処から有力処が前へ接近。4コーナー4番手から手応え良く残り200でケイティブレイブが一旦先頭に立ちましたが、その外から2頭が殺到。オメガパフュームの切れ味が冴えて、ゴールドドリームとの追い比べに競り勝ち1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 オメガパフューム
 この日はマイナス4キロの448キロ。ややテンションが上がり気味で、体つきもやや細身。見映えとしては今イチ。レースはスタートひと息で後方11番手から。徐々にポジションを上げて4コーナー8番手。手応えはなかなか。最後の直線は反応鋭く切り込んでゴールドドリームに競り勝ちビッグタイトルを奪取。斤量差があったにせよ、そのキレのいい走りは一級品。見た目ではなく中身で勝負。

2着 ゴールドドリーム
 この日はマイナス11キロの514キロ。休み明けの馬体減ですが、見た目に細目感はなく適度な気合乗り。力は出せる仕上がりと判断。レースは定番の出遅れ。それは織り込み済みとばかり、ルメール騎手が落ち着いて対処して外9番手から。手応え良く進出して3コーナーではケイティブレイブの直後へ。最後の直線は外からオメガパフュームに被される形でやや窮屈なシーンも。それでも渋太く脚を伸ばして2着と格好はつけました。仕上がり万全?と斤量差もあり、負けて納得。

3着 ケイティブレイブ
 この日はマイナス14キロの514キロ。前走がやや重目だったので、これは絞れた分で好気配。レースは出たなりで離れた外5番手から。道中は慎重な運び。最終4コーナーでは4番手で手応え上々。残り200で一旦先頭に立ちましたが、2頭に殺到されて3着。こういう競り合う形になると今イチ甘さを見せるケースが再三。やはりこの馬は思い切って逃げるか後方一気かメリハリの利いた競馬がいいのでは。ただし人気の重圧もあり、なかなか話は難しい。

4着 サウンドトゥルー
 この日はプラス2キロの478キロ。新天地での緒戦ですが、いつも通りの気配。というかいつもより活気があっていい感じ。レースは出負けして後方14番手から。緩みない流れになかなかポジションを上げられずに正味直線勝負。それでも終い詰め寄る姿勢で意地を見せました。それほどの衰えは感じません。

5着 エイコーン
 この日はマイナス3キロの459キロ。馬体をフックラと映して活気があり毛ヅヤもいい。レースは出たなりで内6番手から。徐々にポジションを上げて4コーナー4番手。手応え良く内を狙って目イチの競馬でしたが、イキナリこのメンバーに入って掲示板ゲットは大健闘。

第56回 ゴールドカップ(S2)

【予想】
◎キャンドルグラス
〇バンドオンザラン
▲キャプテンキング
△トロヴァオ
△トキノエクセレント
△クルセイズスピリツ

東京盃でも見せ場を作ったキャンドルグラスが、前走のオープン特別を順当勝ち。レースぶりからすると千四ベターなら、もう一丁イケるとみました。バンドオンザランとキャンドルグラスが相手。

【レース】
 好スタートを決めた快速クルセイズスピリツの逃げ。これをキャプテンキング、キャンドルグラス、バンドオンザランと人気処が先行グループを形成して緩みない流れ。勝負処から仕掛けたキャプテンキングが4コーナーで先頭を窺い、直線に向くと残り200で先頭。好タイム圧勝を決めました。2着争いを制したのは内を突いたバンドオンザランで、キャンドルグラスは3着。

【上位馬の寸評】
1着 キャプテンキング
 この日はマイナス4キロの510キロ。一段と馬っぷりが冴えており良化の手応え十分。レースは坂井騎手が気合をつけて無理なく2番手から。勝負処から仕掛けて4コーナーで並びかけ、残り200で先頭。2着争いを尻目にワンサイド勝利を収めました。距離得意な好調馬を寄せ付けず25秒7の好タイム。さすがにヒガシウィルウィンと鎬を削った実力馬。無事に使っていければ南関をリードする存在。ただし短目の距離が向いてる可能性も。

2着 バンドオンザラン
 この日はマイナス4キロの517キロ。ドッシリト落ち着いて大物感漂う馬っぷり。レースは森騎手が気合をつけて内4番手から。終始経済コースをロスなく進み、最後の直線もイン狙い。クルセイズスピリツとキャンドルグラスの間を割って2着争いを制しました。正に目イチの競馬で勝ち馬には完全に力負けですが、千六以下なら展開不問で力を発揮。

3着 キャンドルグラス
 この日はマイナス5キロの507キロ。ひと頃より馬体がボリュームアップして充実確か。レースは少々躓き気味でもダッシュが利いて離れた3番手から。勝負処からマクって出て4コーナーでは前を射程圏内に入れましたが、勝ち馬の予想を上回る実力に完敗。内を突いたバンドオンザランにも足元を掬われて3着に終わりました。それでも時計的には駆けているし、評価は下がりません。

4着 クルセイズスピリツ
 この日はプラス7キロの478キロ。少々コロンとした造りですが、いかにもサウスヴィグラス産駒といった風情で悪くない。レースは好スタートから西騎手が多少気合をつけてハナ。一旦は後続を離しましたが、勝負処からキャプテンキングに突かれて息の入らない流れ。それでも結構粘っていましたが、最後は2着争いにも後れを取り4着。ただし自分のスタイルを貫いて中身の濃い走り。やはりハナさえ切れば辛抱強いし案外距離もこなす。

5着 トキノエクセレント
 この日はプラス6キロの479キロ。丸みを帯びた体つきで程良い気合乗り。年齢を感じさせません。レースは高松騎手が気合をつけて外6番手から。早目にマクって出て3コーナーでは3番手。アワヤと思わせましたが、もうひと脚が使えず2着争いから置かれた5着。それでも見せ場十分で、過去に交流さきたま杯2着があるこの浦和千四は合う。

第69回 全日本2歳優駿(Jpn1)

【予想】
◎ミューチャリー
〇メイクハッピー
▲デルマルーヴル
△ガルヴィハーラ
△ノーヴァレンダ
△ショウナンガナドル

ミューチャリー対JRAの様相ですが、鎌倉記念がいかにも鮮やかだったミューチャリーに期待。好枠先行メイクハッピー、実績上位デルマルーヴルを相手に重視。

【レース】
道営の逃げ馬イグナシオドーロが先手を主張。ノーヴァレンダ、ガルヴィハーラと続いて内にメイクハッピー、外にウィンターフェル。中団インにデルマルーヴル、ミューチャリーは後方から。ペースは平均、3コーナー先頭に立ったノーヴァレンダにガルヴィハーラが並びかけて直線へ。この2頭のデッドヒートに最後はデルマルーヴルも加わってきましたが、ノーヴァレンダが頭差残して1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 ノーヴァレンダ
この日はマイナス8キロの526キロ。目を惹く馬っぷり。適度な気合乗り。レースは馬なりで逃げるイグナシオドーロの2番手。抑え切れない手応えで3コーナー先頭。4コーナーでは一旦ガルヴィハーラに交わされそうでしたが、辛抱して差し返し、デルマルーヴルの猛追も凌いで1着ゴール。先行ペースの流れに乗れたとはいえなかなか渋い走り。距離延びた方が競馬がし易そう。

2着 デルマルーヴル
この日はプラス2キロの493キロ。少しうるさいくらいでも活気あり。馬体をフックラ映して毛ヅヤもいい。レースはスタートひと息で少々気難しい面も。とりあえず中団インに収まり、勝負処からは手応え良く外に回して直線へ。猛追及ばず惜敗ですが、小回りコースの多頭数に対処してこの走りは勝ち馬以上。今後の交流路線でも主役級。

3着 ガルヴィハーラ
この日はマイナス5キロの491キロ。スカッと仕上がった均整の取れた好馬体。いかにも切れそうなタイプ。レースは出たなりで外3番手から。流れに沿って2番手に上がり、4コーナーでは外併走。一旦は抜け出す構えでしたが、競り合いで後れを取り3着。もう少し脚抜きのいい馬場の方が合いそうで、差しに構えて味のあるタイプでは。素質を秘めているのは確か。

4着 メイクハッピー
この日はマイナス5キロの471キロ。仕上がり切った馬体でインパクトは薄い。レースは好スタートから内4番手と想定通りのポジション。4コーナーでは3番手に進出してロスのない運びでしたが、離された4着。完全に力負け。

5着 ウィンターフェル
この日はプラス7キロの513キロ。丸みを帯びた馬体で、この時季の道営馬にしては毛ヅヤがいい。レースは出遅れて脚を使い向流しでは5番手、勝負処では3番手に進出。かなりロスの多い運びでしたが、あれで掲示板に残れたのは大健闘。今後の動向に注目。

6着 ミューチャリー
この日はプラス3キロの464キロ。多少でも増やしていたのは好感ですが、JRA勢に比べると馬っぷりで見劣るのは否めない。レースはスタートでややバランスを崩して後方10番手から。向流しで追う上げを図り、最後の直線は内を突いて脚を伸ばしてきましたが差のある6着。こういった力勝負は? 脚抜きのいい馬場での決め手勝負で本領発揮。

第64回 クイーン賞(Jpn3)

【予想】
◎アイアンテーラー
〇プリンシアコメータ
▲ハービンマオ
△ブランシェクール
△アルティマウェポン
△サルサディオーネ

JBCでも自分のスタイルを貫いて存在感を発揮したアイアンテーラー。同型との兼ね合いひとつでも、行き切れる可能性が大なら、馬場悪化も加味して逃げ切り期待。折り合えば相手もプリンシアコメータ。

【レース】
好スタートを決めたアイアンテーラーが無理なくハナに行き、丸山サルサディオーネは早々にあきらめて2番手に控える形。プリンシアコメータ、ブランシェクールと続いてアルティマウェポン、ハービンバオは後方から。ペースは馬場を考えてもやや速目。勝負処から前2頭が後続を離す形のデッドヒート。最後の直線、一旦はサルサディオーネが並びかけるシーンもありましたが、残り200からラストスパートをかけたアイアンテーラーが、サルサディオーネを突き放して1着ゴール。オルキスリアンが大健闘の3着。

【上位馬の寸評】
1着 アイアンテーラー
この日はマイナス2キロの478キロ。馬体をキープしてマズマズ。時折うるさい面も。全体的な気配は地味。レースは好スタートからほぼ馬なりでハナ。序盤は速目で向流しからは平均ラップ。勝負処からサルサディオーネに執拗に絡まれ、馬体を合わせるようにして直線へ。予断を許せない状況でしたが、残り200からラストスパートをかけると、相手が音を上げて脱落。リードを広げて逃げ切りました。自分の形に持ち込めば少々ペースが速くても辛抱が利く。

2着 サルサディオーネ
この日はマイナス5キロの501キロ。馬格の割に凄みは感じさせませんが、マズマズの気配。レースは丸山騎手が気合をつけて出ましたが、アイアンチーターの動向を見て即座に外2番手に控える形。終始半馬身差で相手にプレッシャーをかけ、勝負処からは馬体を合わせに。最後の直線では一旦並びかけるシーンもありましたが、相手のラストスパートに屈しました。それでもあの形で我慢が利いたのは収穫。

3着 オルキスリアン
この日はプラス7キロの508キロ。馬体増好感、勝った前走のデキをキープ。レースは好スタートから出たなりで内5番手。流れを考えると理想的なポジション。4コーナーでは3頭雁行の3番手争い。それに競り勝って3着ゲットは大健闘。過去にマリーンC5着もあり、スンナリ自分のペースで進めると結構力を発揮する。

4着 ハービンマオ
この日はプラス7キロの469キロ。オークスを勝った際よりは馬体を増やしていますが、見映えはそれほどでもありません。少々テンションも上がり気味。レースは出たなりで外9番手から。最後はソコソコ差を詰めて4着ですが、上がりのかかる競馬に乗じてのモノで価値? ただし、本質道悪は向いていない印象。それと距離はもう少し欲しい。

5着 アルティマウェポン
この日はマイナス2キロの477キロ。特に目立つ気配ではありませんが、前走時のデキはキープ。レースは出たなりで8番手から。これも上がりのかかる競馬に乗じて掲示板ゲットは、ほぼ力通りの競馬か。

10着 プリンシアコメータ
この日はプラス18キロの506キロ。馬っぷりは上々でも、数字通りやや立派に映る。レースは好スタートから無理をせずに3番手から。ほぼ想定通りのポジションですが、勝負処から手応えが怪しくなり呆気なく後退。調整過程に誤算があったのか…。

第10回 勝島王冠(S2)

【予想】
◎ヒガシウィルウィン
〇モジアナフレイバー
▲リッカルド
△ディアドムス
△キャプテンキング
△クリスタルシルバー
△リコーワルサー

前走のマイルグランプリは序盤の入りが速い競馬にポジションを悪くしたヒガシウィルウィン。現状千八の方が合いそうで、先行策から抜け出すとみました。斤量魅力は3歳モジアナフレイバー。

【レース】
好スタートを決めたキャプテンキングの逃げ。ムサシキングオー、ディアデルレイ、ゴーディーと続き、離れてリコーワルサー、ヒガシウィルウィン。リッカルドは中団。出遅れたモジアナフレイバーは後方から。ペースはスローに近い平均。出入りの少ない流れで直線へ。リコーワルサー、ヒガシウィルウィンが抜け出す気配を見せましたが、その外から一気に突き抜けたのがモジアナフレイバー。嬉しい重賞初制覇を果たしました。

【上位馬の寸評】
1着 モジアナフレイバー
この日はマイナス4キロの501キロ。休み明けの前走で戻した馬体をキープ、順調な仕上がり。レースは枠内で落ち着かず今回も出遅れ。ただし繁田騎手が腹を括って慌てずにジックリと。向流しでは中団、4コーナーでは好位の一角へ自然な流れで進出。最後の直線、残り200手前から追い出すと、それこそ弾けたように突き抜け別次元の走りでした。斤量差があるにせよ、初の古馬相手にこの内容は出色。当然今後の重賞路線の主役級。

2着 ヒガシウィルウィン
この日は増減なしの473キロ。凄味こそありませんが、コンパクトにまとまった好馬体。毛ヅヤの良さも目立つ。レースはスタートひと息で外6番手から。4コーナーでは4番手に上がり前を射程圏内に。最後の直線も外から脚を伸ばしましたが、勝ち馬に規格外の脚を使われて2着。気楽に乗れる立場か否かと斤量差。南関屈指の実力派としての意地は見せました。

3着 リコーワルサー
この日はプラス5キロの494キロ。クラシックシーズンよりも馬体を増やして成長が窺えます。レースは笹川騎手が多少気合をつけて5番手、先行4頭を見る形で絶好のポジション。勝負処から差を縮めて4コーナーは内。最後の直線は中を割って脚を伸ばしましたが、ヒカシウィルウィンとの2着争いに競り負けて3着。軽量53キロとロスのない立ち回りで善戦。

4着 キャプテンキング
この日は増減なしの514キロ。なかなか馬っぷりが冴えて、体調アップが窺えます。レースは好スタートから馬なりでハナ。道中ペースダウンして息の入る逃げ。最後の直線も頑張っていましたが、残り200で交わされ4着。現状目イチの競馬か…。クラシック路線で鎬を削ったヒガシウィルウィンとは差がついてしまいましたが、馬の気配は随分良くなってきたので、反撃の余地は残されています。

5着 リッカルド
この日は増減なしの501キロ。非常に活気があり、上半期の連勝時と気配は変わりません。レースはスタートひと息。流れに沿って注目。中団8番手から。手応え良く4コーナーでは4番手。突き抜けもあるかなとみていましたが、意外なモタつき。直線半ばから内に突っ込んだものの差のある5着。まだ中身が伴っていないようです。

7着 クリスタルシルバー
この日はプラス1キロの486キロ。ビッシリ追い切って馬体を維持できており、体調安定。レースはスタートひと息で中団、ほぼリッカルドと同じ位置。ただし、内枠で比較的ロスなく運んできたこれまでとは違い、かなり外を回って追い上げる形。なし崩しに脚を使って全く見せ場がありませんでした。クラシック路線では活躍したものの、依然として血統通りマイラーのイメージは拭えません。

第29回 ロジータ記念(S1)

【予想】
◎クレイジーアクセル
〇ゴールドパテック
▲クロスウィンド
△タオルデスカーフ
△ファーストスキップ
△ピースフルエンゼル

ハイペースで逃げまくり3着に粘った関東オークスで耐久力を示したクレイジーアクセル。今季2戦も自分のスタイルを貫いて3、2着。体調整った今回は、同型を抑えて逃げ切るとみました。実績通りゴールドパテックが本線。

【レース】
珍しくスタート今イチのクレイジーアクセル。御神本騎手が多少仕掛けてハナへ。すかさずゴールドパテックが2番手ジカ付け。その内にファーストスキップ、外にクロスウィンド。ペースはスロー。勝負処からクロスウィンドが動き、前3頭で後続を引き離す形。手応えの割に渋く脚を伸ばしたクロスウィンドが1着。クレイジーアクセルが2着に逃げ粘りました。

【上位馬の寸評】
1着 クロスウィンド
この日はマイナス13キロの461キロ。かなり大きく減ってきましたが、数字ほどの細目感なし。攻め強化してキッチリ造ってきた感じ。レースは無理なく外4番手で人気2頭をマーク。残り800からのペースアップで少々追走に苦労しましたが、追って食い下がり直線へ。渋く脚を伸ばしてゴール前で抜け出しました。3頭でシビアなデッドヒートを繰り広げながら、この馬だけ最後の1ハロンを12秒7。堂々たる勝ちっぷり。決してフロックではなく、長目の距離は合う。

2着 クレイジーアクセル
この日はプラス5キロの481キロ。馬体増は大歓迎。落ち着きもあり前走以上。レースはこの馬には珍しくスタートひと息。それでもスピードが違うので無理なくハナ。道中の折り合いスムーズで、残り800からスパート。注文通りの競馬でライバルは抑え込みましたが、勝ち馬に想定以上の脚を使われて2着に終わりました。これは勝ち馬に脱帽。ただし五分に出ていれば結果は違っていたかも。

3着 ゴールドパテック
この日はマイナス3キロの492キロ。馬体フックラ好気配。夏季に休養を挟みましたがハイレベル安定。とにかく好調機関が長い。レースは好スタートを決めて外2番手、ライバルにジカ付け。手応え良く進めてマッチレースかと思わせましたが、最後の直線に向くとクロスウィンドに交わされ、クレイジーアクセルも捕らえ切れず3着。近走は何れもラチ沿い経済コースを巧妙に立ち回りましたが、外枠の今回は自ら動いて勝ちに行く競馬。力通りと言えば力通りの結果。

4着 ファーストスキップ
この日はプラス8キロの476キロ。馬体にボリューム感が出て連勝の勢いを感じさせます・レースは森騎手が気合をつけて内3番手から。絶好のポジション。ただし勝負処からペースアップした際に置かれて離れた4番手。終いはソコソコ詰めてきましたが、上位3頭には力負け。ただしこの競馬ができれば、自己条件に戻れば大威張り。

5着 タオルデスカーフ
この日はマイナス9キロの481キロ。輸送で少し減らしてきましたが、一連のデキと判断。レースは外8番手からの競馬で僅かに詰めた程度。状態や距離云々よりも、完全な先行ペースに殺された感じ。

第18回 ローレル賞(S2)

【予想】
◎ホウショウレイル
〇アークヴィグラス
▲グレイアンジェラ
△パレスラブリー
△スティールティアラ

ほとんど追った処なしで3戦3勝のホウショウレイル。今回は交流Vのアークヴィグラスなどキャリア十分の強敵が揃って試金石の一戦ですが、この馬のスケールが一枚上とみました。相手は当然ア―クを含めた道営勢。

【レース】
逃げ馬スティールティアラがハナを主張して外2番手にホウショウレイル。アークヴィグラスは内に潜り込んで3番手。その外にパレスラブリー。グレイアンジェラは抑えて後方から。ペースはスロー。3、4コーナーでホウショウレイルが先頭を窺いましたが、スティールティアラも内で抵抗。2頭をマークして進んだアークヴィグラスが、最後の直線は外に持ち出し、ゴール前抜け出しました。伏兵ダバイダバイが2着。

【上位馬の寸評】
1着 アークヴィグラス
この日はマイナス3キロの433キロ。小柄な牝馬ですが、細目感はなく活気十分。好仕上がりと判断。レースは当初からの作戦か、瀧川騎手が出たなりで馬を内に寄せて3番手から。意外に折り合いスムーズ。3コーナー過ぎに一旦前2頭に離されましたが、追って追走。最後の直線は外に持ち出し末脚勝負。スパッと切れる脚は使えませんでしたが、ゴール前で抜け出し凌ぎ切りました。時計の1分44秒1は平凡ですが、初距離に抑える競馬で即対応はなかなかのレースセンス。牝馬クラシック路線では当然主役級。

2着 ダバイダバイ
この日はマイナス5キロの403キロ。使う度に馬体を減らして今ひとつの印象。レースは好スタートから矢野騎手が気合をつけて離れた5番手から。ちょうど頃合いのいいポジションをロスなく進め、最後の直線は外から脚を伸ばして2着に食い込みました。時計のかかる決着が幸いしましたが、見た目以上にいい意味での渋さがあります。

3着 パレスラブリー
この日はマイナス2キロの468キロ。程良く気合が乗り、馬体もキリッとしていい感じ。レースは出たなりで外4番手から。ほぼアークヴィグラスと同じポジションでしたが、勝負処の反応ひと息で、やや水を開けてられて直線へ。それでも再び外から詰め寄り際どい3着。機動力の差が出た感じで、力負けのイメージなし。距離はこなしそうなタイプ。

4着 スティールティアラ
この日はプラス12キロの494キロ。全く太目感なし。適度に気合が乗って好仕上がり。レースは桑村騎手が気合をつけてハナを主張。ホウショウレイルとアークヴィグラスが抑えたので、案外楽なペース。3、4コーナーでホウショウレイルに交わされかかりましたが、内で抵抗。最後の直線はイン粘り。ホウショウレイルに競り勝って4着ならマズマズ健闘の部類。現時点ではやはり短距離ベターか。

5着 ホウショウレイル
この日はプラス5キロの487キロ。馬体増好感でフックラ。ただし少々テンションが上がり気味。レースは今後を見据える形で御神本騎手が主張するスティールティアラに行かせて外2番手から。多少行きたがる素振り。3、4コーナーで一旦先頭を窺いましたが、相手を抜き切れず直線へ。そこに後続が殺到してきて、交わされ5着に後退。逃げたスティールティアラにも後れを取ったのは不満ですが、初コースも含めてシビアな競馬を経験していなかったのが影響。これを糧に次走は本来の走りを見せてくれるはず。

7着 グレイアンジェラ
この日はマイナス8キロの454キロ。丸みを帯びた馬体で体重減は問題なし。落ち着きもあり好調キープ。レースはテンから抑え込む競馬で最後方から。僅かに詰めた程度で全く見せ場なし。不可解な敗戦ですが、初コースを気にしたのか…。

第39回 浦和記念(Jpn2)

【予想】
◎グリム
〇アポロケンタッキー
▲ヤマノファイト
△トーセンデューク
△オールブラッシュ
△クリソライト

ユニコーンSは馬込みに入って厳しい競馬を強いられたグリムですが、以降は内田博騎手とのコンビで先手主張、重賞2連勝。今の浦和の脚抜きのいい馬場はドンピシャ。斤量も有利で負けられないとみました。一応アポロケンタッキー本線ですが、コース適性?で連下は狂い目も。

【レース】
内から気合をつけてトーセンデュークがハナに行き、2番手にシュテルングランツ。同厩舎だけに極端な競りはなく平均ペース。グリムは前2頭をマークして3番手。その内にアポロケンタッキー、外にクリソライト。オールブラッシュは中団。出遅れたヤマノファイトは後方から。3コーナー手前で外に持ち出したオールブラッシュが一気にスパート。3、4コーナーで先頭を奪い、後続を4馬身リードして直線へ。そのリードをキープして川崎記念以来の勝利を収めました。

【上位馬の寸評】
1着 オールブラッシュ
この日はマイナス4キロの494キロ。理想の490キロ台をキープしてハイレベル安定。レースは田辺騎手が気合をつけて内6番手から。流れに沿った競馬で脚を溜め、2周目3コーナー手前から一気にスパート。3,4コーナーで先頭を奪うとリードを広げて直線へ。そのリードを保って危なげなく押し切りました。粘着先行タイプからのイメチェン。時計の2分5秒4もなかなか優秀。もうひと花咲かせそう。

2着 グリム
この日はマイナス3キロの502キロ。伸び盛りの3歳馬らしいパワフルな好馬体。レースは内の動向を窺いつつ外3番手から。極力大事に構えて2周目3コーナーで先頭を窺いましたが、オールブラッシュの急襲に遭い、反応が追いつかずに4馬身離されて直線へ。浦和の短い直線では挽回が利かず、2着死守に終わりました。出し抜けを食って悔いの残る敗戦。もちろん評価は下がりません。

3着 クリソライト
この日はマイナス5キロの497キロ。長休明けのJBCは大敗ですが、パドックの外目を活気十分に周回する姿は好調時のモノ。一度叩いての変わり身を確認。レースは出たなりで外5番手から。勝負処から徐々にポジションを上げ、最終4コーナーではグリムと2番手併走の形。競り負けて3着に終わりましたが、この競馬ができれば、復活の可能性は残されています。

4着 アポロケンタッキー
この日はマイナス5キロの569キロ。多少でも絞れてきたのは好材料ですが、大きな変化は? レースはモレイラ騎手が気合をつけて内4番手。メンバーを考えれば当然の先行策。ただし勝負処でオールブラッシュが動いた際には対応に苦労してやや置かれ気味。最後の直線で挽回を図りましたが、差のある4着。基本的に小回りで脚抜きのいい浦和の馬場は合わない。

5着 ヤマノファイト
この日はプラス7キロの535キロ。ひと絞りあるとみていたのが、意外な馬体増。体型的なモノもありますが、多少の重目は否めず。レースは出遅れて後方8番手から。先行するJRA勢に追いつけることなく見せ場なし。まだ復調途上。

第51回 ハイセイコー記念(S2)

【予想】
◎トーセンボルガ
〇ラプラス
▲グラビテーション
△シビックヴァーゴ
△トーセンスプモーニ
△ダルヴァザ
△チューダ

これまで5戦4勝のトーセンボルガが、一見して逃げられそうなので、大井勢を抑え込めるとみました。大井勢では、ゴールドジュニアーは出遅れが響いたラプラス。

【レース】
内枠から好スタートを決めた達城ハナズボンダイがハナを主張。トーセンボルガは無理をせず2番手から。出遅れたシビックヴァーゴが好位に取り付きラプラス、グラビテーションは中団。ペースはスローに近い平均。最後の直線、残り200では4頭が横一線。残り100で2頭が抜け出し、外伸びたラプラス1着、内を突いたシビックヴァーゴが2着。ラプラスがゴールドジュニアーの雪辱を果たしました。

【上位馬の寸評】
1着 ラプラス
この日はマイナス6キロの485キロ。休み明けの前走もプラス14キロほどの重目は感じませんでしたが、やはり叩いた分の変わり身はある。レースは今回はまともに出て外6番手から。4コーナーでは3番手。最後の直線は外から伸びて、力でねじ伏せました。前走のゴールドジュニアーは大きく出遅れて2着に終わりましたが、これで現時点での大井の一番馬は確定。

2着 シビックヴァーゴ
この日はプラス4キロの457キロ。相変わらずうるさい面を見せますが、少しでも増えたのはいい。レースは出遅れ。笹川騎手がステッキを入れて即挽回のイン4番手。勝負処からはかなり追って追走。最後の直線は内を突いて脚を伸ばしましたが、ラプラスに競り負けて2着。ただしイメージ以上に長く脚を使えたし、今後の距離延長にメド。収穫のあった競馬。

3着 グラビテーション
この日はプラス2キロの474キロ。スッキリした体つきの馬ですが、落ち着きを伴い好調キープ。レースはスタート出負け。今野騎手が気合を入れて内な7番手から。勝負処では前4頭から離れた5番手。最後の直線は、脱落した2頭を交わして3着に浮上しました。漁夫の利的な好走ですが、追って味があり、距離が延びて楽しみ。

4着 トーセンボルガ
この日はマイナス2キロの500キロ。重量感のある馬体。もうひと絞りの感じもありますが、こういう体型か。レースはほぼ馬なりでハナズボンダイに行かせて2番手から。折り合いはマズマズ。ただし最後の直線の追い比べでアッサリ後れを取ったのは…。過去4勝の内容から、この馬はある程度強気に進めた方がいいのかも。溜めても案外味がない。

5着 ハナズボンダイ
この日はプラス6キロの456キロ。以前に比べると見違えるほどフックラして成長が窺えます。レースは好スタートを決めてハナ。楽に逃げられた分、ソコソコ抵抗できましたが、残り100で脱落。それでも今後の糧になる内容。

第64回 平和賞(S3)

【予想】
◎サージュ
〇トーセンガーネット
▲ハルディネロ
△ヒカリオーソ
△カネトシテッキン
△マイティウォーリア
△カジノフォンテン

道営で強敵を相手に善戦、JRA挑戦で芝も経験、転入緒戦も2着と好発進サージュの経験値を評価。浦和のトーセンガーネット、大井のハルディネロ、川崎のヒカリオーソと4場それぞれ多彩。

【レース】
好スタートを決めた瀧川ヒカリオーソが先手を主張。道営マイティウォーリアがこれを追い駆け、トーセンガーネット、サージュも先行グループ。ハルディネロ、カジノフォンテンは出遅れから追い上げる形。ペースは平均。前2頭が後続を離して直線へ。食い下がるマイティウオーリアを振り切ったヒカリオーソが、迫るトーセンガーネットを抑えて1着ゴール。先行決着。

【上位馬の寸評】
1着 ヒカリオーソ
この日はマイナス3キロの429キロ。レース間隔がない上に初遠征。マイナス3キロは許容範囲ですが、ややテンションが上がり気味。レースは好スタートを決めて瀧川騎手が先手を主張。平均ペースですが、それなりに負荷のかかる逃げ。勝負処からもマイティウオーリアがかなり食い付いてきましたが、コーナリングで一旦3馬身ほど離し、その貯金で粘り切りました。瀧川騎手らしい思い切りのいい騎乗が奏功。

2着 トーセンガーネット
この日はマイナス5キロの445キロ。新馬当時に比べるとかなり減っていますが、全く細目感なく気合乗りもいい。レースは笹川騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処からは前2頭を追う形で離れた3番手。最後の直線は外からジリジリと脚を伸ばして2着に押し上げました。うまく流れに乗り、自分の時計だけ走って目イチの競馬。

3着 マイティウォーリア
この日はプラス14キロの526キロ。数字通りいくらか重目でもなかなか馬っぷりがいい。レース井上俊騎手が気合をつけて2番手、逃げるヒカリオーソを追い駆ける形。3、4コーナーでは外から並びかけるシーン。コーナリングで突き放されましたが、気力が萎えることなく再び詰め寄り際どい3着は、中身の濃い競馬。今後が楽しみです。

4着 ハルディネロ
この日は増減なしの470キロ。休み明けでも全く太目感なく好仕上がり。レースは出遅れ。中団7番手を進み、道中の行きっぷりは今ひとつ。最後の直線は内を突いて4着。かなり離されてのモノで威張れませんが、初コースを気にしていた風もあり、地元で見直し。

5着 アギト
この日はプラス3キロの456キロ。コロンと映るのは体型。気合も乗って悪くありません。レースは行き脚が鈍く後方12番手から。直線勝負で5着はほぼ力通りか。時計のないのが悩み。

13着 サージュ
この日はプラス5キロの499キロ。馬体増は加点材料。程よく気合も乗って好仕上がり。レースはスタートひと息。柏木騎手が気合をつけて5番手に行きましたが、最後の直線はサッパリ伸びず大敗。初めて経験する多頭数の競馬、内でモマれる競馬で嫌気を差したか…。