第44回 帝王賞(Jpn1)

【予想】
◎オメガパフューム
〇チュウワウィザード
▲オーヴェルニュ
△テーオーケインズ
△ダノンファラオ
△クリンチャー
△カジノフォンテン

 川崎記念では張田カジノフォンテンの術中にハマったオメガパフューム。仕切り直しの今回、大井二千でのパーフェクトな実績信頼。当然チュウワウィザード本線。

【レース】
 カジノフォンテンが逃げてダノンファラオ、オーヴェルニュの並び。その内にテーオーケインズ、外にクリンチャー。チュウワウィザード、オメガパフューム、ミューチャリーは中団。ノンコノユメは後方から。ペースはやや速目。クリンチャー、オメガパフュームなどが動きを見せ、ぼぼ一団で直線に向きましたが、内で脚を溜めていたテーオーケインズの伸び脚が格段に上回り圧勝。伏兵ノンコノユメが2着。

【上位馬の寸評】
1着 テーオーケインズ
 この日はプラス3キロの497キロ。特に目立つ馬っぷりではありませんが、キッチリ仕上がって落ち着きも伴い態勢万全。レースは出たなりに内4番手から。勝負処から動きがある中を、インで我慢して脚を溜め直線へ。残り300で横一線から突き抜けワンサイド勝利。時計の2分2秒7も優秀。東京大賞典では惜しくも敗れましたが、今季2連勝と地力を培い見事に雪辱。今回は全てに巧く運んだのでまだ絶対的な信頼は?ですが、交流路線の主役級に躍り出たのは確か。

2着 ノンコノユメ
 この日はプラス4キロの456キロ。小柄な馬体をフックラ映して毛ヅヤも上々。好仕上がり。レースは出たなりに内10番手から。人気薄の気楽さもありマイペースを堅持。コーナーはラチ沿いをロスなく立ち回り、最後の直線は外へ。もつれる2番手争いを制して衰えぬ力量をアピールしました。

3着 クリンチャー
 この日はマイナス2キロの490キロ。ひと息入れての南関初登場ですが、適度な気合乗りで上々の仕上がり。レースは出たなりに外4番手から。勝負処から動いて一旦は2番手に進出しましたが、ゴール前ノンコノユメに差されて3着。速目の流れを動いてこの結果なら地力は示した格好。マダマダ交流路線で星を重ねていきそう。

4着 ミューチャリー
 この日はマイナス1キロの466キロ。馬体をキープして落ち着きもあり前走を勝った当時と同等。レースは御神本騎手が多少気合をつけて中団7番手から。同じポジションにいたオメガパフュームをやり過ごす形で一旦脚を溜め、ワンタイミング遅らせスパート。ペースを考えれば巧く立ち回って4着に食い込みました。トップレベルを相手にコンスタントに入着は大したもの。

5着 オメガパフューム
 この日は増減なしの455キロ。仕上がり早のタイプ。適度な気合乗りで普段と変わらぬデキ。レースは外7番手から。道中はかなり外々を回って追い上げる形。なし崩しに脚を使い、最後は伸び切れず5着。大井の二千では初めて崩れる結果に。新旧交代の時期にきているのか…微妙なところですが、今回に関してはロスが大きかった。

6着 チュウワウィザード
 この日は487キロ。海外帰りですが、以前と変わらぬ好気配。程良い気合乗りに毛ヅヤもいい。レースは好スタートから6番手を進みましたが、道中の反応ひと息でポジションを下げて後方へ。最後の直線はインから盛り返して6着。消化不良のレース。次走で改めて注目。

7着 オーヴェルニュ
 この日はプラス8キロの482キロ。馬体を増やして成長が窺えます。レースは出たなりに外3番手からといつものパターン。最後の直線も2番手グループを死守していましたが、脚が止まって7着に後退。流れがシビアだったこともありますが、まだ一線級とは壁があるということか。

10着 カジノフォンテン
 この日はマイナス4キロの540キロ。堂々とした馬っぷりに充実ぶりが窺えます。レースは張田騎手が仕掛けてハナへ。ただし後続のマークが厳しく息の入らない流れ。先頭で直線に向いたものの、残り300で内外から殺到されて沈没。厳しい展開に加えて目イチの競馬が続いてややピークを過ぎていたのか…。

第11回 優駿スプリント(S2)

【予想】
◎ジョーロノ
〇ワールドリング
▲ハートプレイス
△チャンプタイガー
△エンテレケイア
△サブノハクタカ
△ブラックストーム

 浮き沈みはあっても、一連の重賞路線で自分のスタイルを貫徹したジョーロノ。実績から58キロは納得。要は初の千二がどうかですが、抜群のスタートセンスを誇りむしろ歓迎とみれば、人気的にも妙味ありとみました。ワールドリングも実績重視。

【レース】
 激しい逃げ嵐を制したのはジョーロノ。エンテレケイアが2番手でその内にブラックストーム。直後にワールドリングでハートプレイスもこの圏内。動きを見せたのはリュウノヘラクレスで先団へ接近。当然ハイペース。最後の直線は横一線の叩き合いになりましたが、外から脚を伸ばしたワールドリングが1着。外に回したハートプレイスが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ワールドリング
 この日は増減なしの496キロ。ダービー直後ですが、馬体の張り良好。今回はブリンカー装着。レースは張田騎手が気合をつけて外5番手から。道中の行きっぷり折り合いスムーズ。最後の直線は外から伸びてゴール前100で先頭。危なげなく1着ゴールを駆け抜けました。新馬で千メートルを1分0秒8の好タイムで楽勝と基本的なスピード能力は高いし、ブリンカー効果もてきめん。

2着 ハートプレイス
 この日はプラス5キロの473キロ。多少テンションが上がり気味でしたが、馬体増好感でハイレベル安定。レースは好スタートから一歩引く形で内6番手から。手応え良く進めて直線へ。前が壁になり外へ持ち出す格好も、さしたるロスにはならずキッチリ2着。スタートセンス抜群だし、行く気になれば相当速く、差しに構えてもいい切れ味。スプリンターとしての才能光る。

3着 ジョーロノ
 この日はプラス9キロの475キロ。胴の詰まったコロンとした体型。少々太目に映りますが、全く問題なし。レースは左海騎手が何が何でもの気構えでハナを主張。速目のラップを刻んでレースを先導。最後の直線では差し馬2頭に屈しましたが、懸命に粘って3着確保。斤量差とかなり脚を使ってハナに行ったことを考えれば地力は示した格好。今後はこの路線主体か。

4着 エンテレケイア
 この日はマイナス4キロの490キロ。もうひと絞り欲しい感じもしますが、体型的なモノか。レースは森騎手が気合をつけて外2番手から。4コーナーでは先頭に並びかけ、最後の直線では一旦は抜け出すシーンもありましたが、差し馬2頭に殺到され、ジョーロノにも差し返されて4着。外枠から脚を使って先行を考えれば悪くない内容。この馬もスプリント戦がイメージに合う。

5着 チャンプタイガー
 この日はプラス4キロの483キロ。馬体をフックラ映して落ち着きもあり好気配。レースはスタートひと息。御神本騎手が気合をつけて内6番手へ。ハートプレイスの直後から。最後の直線は外から差を詰めて5着。キャリアと初コースを考えればマズマズ。これを糧に更なる成長が見込めそう。

第57回 関東オークス(Jpn2)

【予想】
◎ケラススヴィア
〇ウェルドーン
▲リフレイム
△ランスオブアース
△ベルヴォーグ
△ディアリッキー

 ユングフラウ賞では一敗地にまみれたケラススヴィアですが、何らダメージなく2冠奪取。案外追わせる面があり距離は問題なくこなすと判断。JRA勢に絶対的な存在はなく3冠達なるとみました。武豊ウェルドーン本線。

【レース】
 好スタートを決めたケラススヴィアが労せずしてハナ。やや難しい面を覗かせつつもウェルドーンは外3番手。リフレイム、ランスオブアースは中団。ベルヴォーグは後方から。ペースはスロー。3コーナーで2番手に上がったウェルドーンを2馬身離して直線に向いたケラススヴィア。ほぼ同じ脚いろで一旦は3冠制覇なったかに見えましたが、ここから地力を発揮したウェルドーンがジリジリ詰め寄り残り50で先頭。競り勝って武豊騎手は関東オークス三度目の勝利。

【上位馬の寸評】
1着 ウェルドーン
 この日はマイナス1キロの495キロ。いかにも切れそうな均整の取れた好馬体。レースはスタートひと息。少々難しい面を覗かせましたが、武豊騎手が宥めつつ外3番手へ。道中は我慢を利かせ、3コーナー手前から2番手。ただしケラススヴィアも早目のラストスパート。2馬身差の差をつけられ直線へ。手応え的には厳しい感じでしたが。終いの2ハロンが14秒1~14 秒0とかかるサバイバル戦。半ばバテ比べの争いを制したのは、やはり地力の賜物でしょう。血統的にも基本はマイラータイプ。

2着 ケラススヴィア
 この日はマイナス2キロの436キロ。近走は430キロ台で推移していますが、別段細目感はなくデキ安定。適度な気合乗り。レースは好スタートから楽にハナ。マイペースに持ち込んで折り合いもスムーズ。理想的な展開。勝負処からウェルドーンの追い上げを察知した森騎手が、仕掛けて相手を振り切る作戦。2馬身のリードを保って直線に向き、それが奏功したかに見えましたが、自身の負担も大きく、最後は脚が上がる格好。追撃を許し3冠達成の夢は途絶えました。正に完全燃焼の競馬。

3着 ランスオブアース
 この日はプラス2キロの469キロ。落ち着きがあり毛ヅヤも良く好気配。レースは泉谷騎手が気合をつけて中団6番手から。向流しでは内に進路を取りロスなく追走。最終4コーナーでは前2頭から離れた3番手。ただし、そこからもうひと伸びする脚はなく流れ込んでの3着。ほぼ力通りの競馬。

4着 グロリオーソ
 この日は増減なしの457キロ。岩手への遠征帰りですが、馬体をキープして順調。レースは後方8番手で脚を溜める競馬。距離を考えれば当然の戦法。上がりのかかる競馬に乗じて差を詰め4着は作戦通りでしょう。

5着 ネイバーアイランド
 この日はマイナス16キロの403キロ。数字通りに見た目も減った感じ。レースはヤンワリ出て離れた殿りから。バテた馬を交わして5着は、これも作戦通りでしょう。

第67回 東京ダービー(S1)

【予想】
◎チサット
〇トランセンデンス
▲アランバローズ
△セイカメテオポリス
△マカベウス
△ジョエル
△タプラオ

 タイミング良く動いた京浜盃が実に鮮やかだったチサット。前走の羽田盃は微妙に仕掛けのタイミングが早かったとみて、巻き返しに期待。上位拮抗。

【レース】
 好スタートを決めたアランバローズの逃げ。ギガキング、ギャルダルの並びで直後にトランセンデンス。タプラオ、チサット、ジョエルと続いて中団にマカベウス、ブライトフラッグ。セイカメテオポリス、トーセンクロードは後方から。隊列に変動はなく、抑え気味にアランバローズの単騎マイペース。勝負処からピッチを上げるアランバローズ。後退するギガキングを交わしてギャルダルが2番手へ。2頭が後続を離して直線へ。一旦は迫る勢いのギャルダルも、最後は同じ脚になりアランバローズがキッチリ残して1着ゴール。ギャルダルが2着に粘り、最後の1ハロン14秒2と要した処に追い込み勢が迫りブライトフラッグが3着。

【上位馬の寸評】
1着 アランバローズ
 この日はプラス2キロの439キロ。馬体から特に変化は感じませんが、落ち着いていたのは好感。レースはポンと出で馬なりでハナ。距離を意識して左海騎手が極力我慢を利かせる競馬。幸い鈴を付けに来る馬もおらず、意外に折り合った逃げ。勝負処から徐々にピッチを上げて後続を振り払う目論見。付いて来たのはギャルダルで、3番手以下を離して直線へ。さすがに終いは一杯になったものの、追撃を凌いで1着ゴール。懸念された距離を克服して世代ナンバーをアピールしました。やはり全日本2歳優駿でJRA勢を完封してマイル1分40秒7は伊達ではない。距離云々より完成度とスピード能力の違いで押し切ったという競馬。今後の路線はわかりませんが、一度短距離での走りを見たい。

2着 ギャルダル
 この日はマイナス14キロの481キロ。初輸送、初コースでいくらか気負い加減。強調は? レースは出たなりに内3番手から。道中の折り合いはスムーズ。勝負処から手応えが怪しくなったギガキングを交わして単騎2番手。アランバローズを追う構え。最後の直線、一旦は迫る勢いでしたが、さすがに苦しくなって同じ脚に。それでも2着に頑張り通したのは大殊勲。アランバローズの逃げを無理なく追い駆けたスピードと粘りは一級品。種牡馬ホッコータルマエの評価を早くも高めた同馬の今後の動向に注目。

3着 ブライトフラッグ
 この日はマイナス2キロの496キロ。少々うるさい面を見せていましたが、馬体をフックラ映して好気配。レースは出たなりに中団9番手から。勝負処から反応良く動き、最後の直線は外詰めて肉薄する勢いの3着。過去3勝、2着2回はオール逃げですが、本橋騎手とのコンビで羽田盃に続いて抑える作戦。二度目で早速結果を出して展望が開けました。

4着 ジョエル
 この日はマイナス1キロの514キロ。相変わらず馬っぷりが冴えて絶好調。レースは出たなりに外6番手から。勝負処から巧く内に潜り込み、追って追って前を追走。最後の直線は外から詰めて4着。5着には5馬身差ですから、大威張りできる内容。ギャルダルと同様に別路線からの挑戦でも堂々と立ち回りました。

5着 トーセンクロード
 この日はマイナス7キロの508キロ。気合乗り十分の好馬体に格下のイメージはありません。レースはほぼ殿りからの競馬。4コーナーでは大外に持ち出して5着。かなり水を開けられており内容的には今イチですが、現段階での完成度の違いで致し方なし。

6着 ギガキング
 この日はプラス2キロの461キロ。馬体をフックラ映し一連のデキ。レースは逃げるアランバローズを2番手で追い駆け勝負処で突き放される形。強気の作戦が裏目に出た模様。距離も若干長いか…。

9着 チサット
 この日はプラス1キロの510キロ。馬っぷり上々でハイレベル安定。レースは手応え良く先行勢の直後を進みましたが、早々にステッキが入り追走ままならず大敗。羽田盃から更に着順を下げてしまい、根はマイラーということか。

11着 トランセンデンス
 この日はマイナス1キロの460キロ。馬体をキープしてマズマズ。レースはスタートひと息。森騎手が気合をつけて4番手に行きましたが、完全に追走バテ。羽田盃とはあまりにも落差のある走り。若干調子を落としていたのか…。

第25回 さきたま杯(Jpn2)

【予想】
◎アルクトス
〇ベストマッチョ
▲エアスピネル
△ノボバカラ
△ワイドファラオ
△トロヴァオ

 南部杯ではタイミング良く動いてレコードVのアルクトス。競り合う形だとひと息でも、脚の使い処さえハマれば当代屈指の実力。内枠の捌きがカギですが、いかにもイメージに合う浦和千四なら買いと判断。地元千四でベストマッチョ本線。

【レース】
 左海プレシャスエースがハナを主張してベストマッチョ、ワイドファラオの並び。その内にエアスピネル、直後にアルクトス、ノボバカラが併走。ペースはやや速目。4コーナーでベストマッチョが先頭に並びかけ、ワイドファラオも接近。内を狙ってエアスピネル、外に回してアルクトス。一旦は横一線の接戦模様でしたが、残り100からは2頭のデッドヒート。外からアルクトスが豪快に突き抜けました。

【上位馬の寸評】
1着 アルクトス
 この日はプラス5キロの545キロ。抜群の馬っぷりに適度な気合乗り。申し分ない仕上がり。レースは隣のエアスピネルが好発を決めたのでポジション的には若干後手に回りましたが、5番手で機を窺う形。勝負処からマクって出て大外へ。最後の直線は内から伸びようとするエアスピネルを外からねじ伏せる形で1着ゴール。時計の1分24秒9はなかなか優秀。やはり浦和千四はドンピシャだったし、いち早く外に持ち出した田邊騎手の好判断も。

2着 エアスピネル
 この日はマイナス9キロの479キロ。別段細目感はなく、気合も乗って順調な仕上がり。レースは好スタートを決めて内4番手から。道中の行きっぷり上々。最後の直線は中を割って抜け出す構えでしたが、外伸びたアルクトスの勢いに押され2着。2キロ差があってこの走りは完全な力負けですが、マダマダ実力は維持しています。

3着 ワイドファラオ
 この日はマイナス8キロの506キロ。叩いて絞り込んできた感じ。今回はブリンカー装着。レースは福永騎手が多少気合をつけて外3番手から。ほぼ想定通りのポジション。勝負処から動いて1馬身差で直線に向きましたが、一旦は横一線の争いから前2頭に後れを取って3着。どうしても追い比べになると分が悪く、理想は逃げ。

4着 ベストマッチョ
 この日はマイナス4キロの496キロ。高齢を迎えましたが、馬体の張り、気合乗りともに上々。レースは主張するプレシャスエースに行かせて2番手から。4コーナーではこれに並びかけて一旦は先頭に立つシーンもありましたが、最後は力尽きて4着。自分の力は走って力負け。

5着 ハイランドピーク
 この日はプラス4キロの472キロ。馬体に重目感はなく仕上がりは進んでいる様子。レースは出遅れて後方8番手から。直線だけで脚を伸ばして5着。展開に乗じた感じはありますがマズマズの滑り出し。しばらく勝利から遠ざかっての移籍ですが、この走りができればもうひと花の可能性。

第13回 川崎マイラーズ(S3)

【予想】
◎モジアナフレイバー
〇ヒカリオーソ
▲ヴァケーション
△ワークアンドラヴ
△ティーズダンク
△トーセンレビュー
△ルイドフィーネ
△ファルコンピーク

 昨秋、復帰戦の船橋が持ったままの楽勝。続く南部杯が前年同様に勝ちに行く競馬で接戦の3着。むしろマイラーの気配漂うモジアナフレイバー。中間の気配良好だし斤量有利で真島騎手。力通りの競馬とみました。連下は混沌。

【レース】
 注目の逃げ争いを制したのは枠順の差でファルコンビーク。外枠のワークアンドラブは行き切れず2番手から。内4番手にヴァケーション。直後にティーズダンク。中団内にヒカリオーソ。モジアナフレイバーはスタート躓いて後方から。ペースはやや速目。向流しに入り徐々に追い上げを図るモジアナフレイバー。先行2頭が後続を4馬身ほど離して直線へ向きましたが、圧倒的なパフォーマンスを発揮したモジアナフレイバーの豪快な差し切り。ワークアンドラブが踏ん張って2着。

【上位馬の寸評】
1着 モジアナフレイバー
 この日はマイナス8キロの511キロ。外傷のアクシデントでかしわ記念は回避しましたが、その影響なくキリッと引き締まった馬体で好仕上がり。レースはスタート躓いて後方から。向流しに入ると徐々に進出を図り3、4コーナーでは内5番手で一旦脚を溜める形。最後の直線は外に持ち出して豪快な差し切り。モノの違いを見せつけました。やはりこの距離ベストとみるべきか。

2着 ワークアンドラブ
 この日はマイナス1キロの480キロ。いつも通りの気配で状態安定。レースは笹川騎手が気合をつけてハナを取りに行きましたが、ファルコンビークの抵抗に遭い2番手に甘んじる形。折り合いに専念して半馬身差で直線へ。最後はモジアナフレイバーの地力に屈しましたが、一旦は振り切られそうになりながら渋く脚を伸ばしてファルコンビークに競り勝っての2着は評価できる内容。やはりマイラーとしての実力は一級品。外目番手なら対応可能を証明。

3着 ファルコンビーク 
 この日はプラス2キロの501キロ。馬体をフックラ映して状態ピーク。レースは好スタートを決めて先手主張。道中はワークアンドラブのマークを受けつつハイラップの逃げ。半馬身差で直線に向いて一旦は逃げ切りかと思わせましたが、モジアナフレイバーの切れ味に圧倒され、ワークアンドラブにも競り負けて3着。格の違いを見せつけられましたが、自己のスタイルを貫いて完全燃焼。

4着 ティーズダンク
 この日はマイナス2キロの510キロ。以前より馬体にボリューム感が出て成長確か。レースはほぼ馬なりで6番手を追走。勝負処からマクって出て4コーナー4番手。最後の直線もソコソコ脚を使って4着。モジアナフレイバーより重い58キロを背負ってこの走りなら上々。長目の距離もこなしますが、この千六あたりが一番イメージに合う。

5着 ヴァケーション
 この日はプラス5キロの483キロ。気合乗り十分で状態アップが窺えます。レースは森騎手が気合をつけて内4番手から。最終4コーナーでは前2頭から離れた3番手。ロスなく進めたものの、ひと息伸びを欠いて5着。全日本2歳優駿を勝った舞台でこの走り。今イチ成長を欠いている点は否めません。

7着 ヒカリオーソ
 この日はマイナス3キロの482キロ。丸みを帯びた馬体に適度な気合乗り。気配的には決して悪くありません。レースは出たなりに内7番手を進み、最後の直線も内を突いて7着。結果的にはひと息ですが、スムーズに運べたのは収穫。次あたり変わってもおかしくない。

第66回 大井記念(S1)

【予想】
◎タービランス
〇ミューチャリー
▲ホーリーブレイズ
△ノーブルサターン
△フィアットルクス
△アングライフェン
△ストライクイーグル
△マルカンセンサー

 2キロ差があったとはいえ、カジノフォンテンに果敢に挑みアワヤのシーンを演出した京成盃。衰え皆無のタービランスが、過去2年で惜敗の当レースをキッチリ決めるとみました。当然ミューチャリー本線。

【レース】
 長休明けでもスピード馬ドリームキラリがハナ。ノーブルサターン、フィアットルクスと続いてタービランスは好位イン、外にホーリーブレイズ。向流しに入るとレースが動き、ミューチャリーが一気に進出。アングライフェンもこれに追随。3コーナーで先頭に立ったノーブルサターンを、早くも4コーナーで交わし切ったミューチャリーが、一気に突き抜けて圧勝。力の違いをマザマザと見せつけました。千切られたとはいえ積極的な運びでフィアットルクスが2着と大健闘。タービランスは今年も念願叶わず。

【上位馬の寸評】
1着 ミューチャリー
 この日はマイナス4キロの467キロ。この馬に関しては見た目は不問。以前より落ち着きが出たのは成長。レースは御神本騎手が出たなりの競馬。向流しに入ると外から無理なく進出して3コーナーでは4番手。4コーナーでは早くも先頭。最後の直線も長く脚を使ってリードを広げ正にワンサイド勝利。時計の2分4秒3もなかなか優秀。JBCで地方最先着に大賞典では1馬身圏。ここではモノが違いました。

2着 フィアットルクス
 この日はマイナス3キロの510キロ。馬体をフックラと映して状態キープ。レースは本橋騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処から動いてきたミューチャリーに合わせてスパート。いち早く先頭に立ったノーブルサターンを追って2番手へ。最後の直線はミューチャリーの独壇場を許しましたが、シビアな流れを終始前々で立ち回っての2着は価値大。同じ57キロを背負ってのこの走りは、南関有数の実力馬に成長を確信。

3着 タービランス
 この日はプラス1キロの541キロ。堂々たる馬っぷりで好調キープ。レースは笹川騎手が多少気合をつけて内6番手から。ペース的には納得のポジション。ただし勝負処で動いてきたミューチャリーには反応の違いを見せつけられて、少々置かれ気味に。最後の直線は外に出して懸命に追撃を図りましたが離された3着。過去2年よりも速い時計で駆けてこの結果だから、相手が一枚上だった。

4着 アングライフェン
 この日はプラス2キロの491キロ。高齢9歳で馬体的に大きな変化は感じませんがマズマズ順調。レースは出たなりに外11番手から。ミューチャリーのスパート合わせるように進出して4コーナーでは5番手。最後の直線はタービランスと併せ馬の形で4着。重賞ではこれが目イチの感じですが大健闘。

5着 ストライクイーグル
 この日はマイナス6キロの515キロ。黒光りする好馬体は健在。レースは森騎手が気合をつけて内9番手から進め、内を突いて僅かに詰めた程度の5着。外枠先行がベストで、この枠では厳しい競馬。5着なら頑張った方かもしれません。

第33回 かしわ記念(Jpn1)

【予想】
◎カジノフォンテン
〇タイムフライヤー
▲カジノフォンテン
△インティ
△サンライズノヴァ
△ミューチャリー

 フェブラリーSの快勝で改めてマイラー色が鮮明になったカフェファラオ。当時以上の仕上がりなら信頼度大。タイムフライヤーが本線。

【レース】
 サルサディオーネ、ワークアンドラブの並びは想定通り。内にワイドファラオ、その外にカジノフォンテン。カフェファラオはその直後を追って追走。サンライズノヴァが早目に5番手から。出遅れたインティは後方から。ペースは平均。抜群の手応えで進出したカジノフォンテンが4コーナー先頭。切れ味鋭く迫るソリストサンダーをハナ差抑えての勝利。追い込んだインティが3着。

【上位馬の寸評】
1着 カジノフォンテン
 この日はプラス2キロの544キロ。抜群の馬っぷりに風格が備わってきました。レースは出たなりに外4番手から。勝負処から手応え良く進出して4コーナーでは早くも先頭。鋭く迫るソリストサンダーをハナ差抑えて貫録を示しました。1分37秒台を想定していたのが39秒3と意外にかかる決着。人気のJRA勢が動かな過ぎの感じもしますが、距離オールマイティの実力を改めてアピール。

2着 ソリストサンダー
 この日はマイナス12キロの482キロ。入念に調整を積まれてキッチリ仕上げてきた感じ。馬体フックラ好気配。レースは抑え込む競馬で外7番手から。最終コーナーでは4番手。最後の直線はハナ差まで肉薄した処がゴール。少々乗り難しそうなタイプですが、昨年後半からの充実は本物。少なめの頭数の外枠も幸いした感じ。

3着 インティ
 この日はプラス3キロの521キロ。少々立派に映りますが、これは体型的なモノ。パドックを堂々と周回する姿は年季を感じさせます。レースはスタート煽って出て後方から。前走のフェブラリーSと同じような運びになり、直線勝負で3着。この形で続けての好走はそれなりに評価できますが、年齢的に大きな変わり身は?

4着 ワイドファラオ
 この日は増減なしの514キロ。好馬体に適度な気合乗り。昨年勝った際と変わらぬ好気配。レースは福永騎手が気合をつけて馬を内に寄せて3番手から。道中の折り合いはスムーズ。カジノフォンテンが動いた際には相手とは手応えに歴然とした差がありましたが、懸命に追って追走。最後の直線はイン粘りの形で離された4着。やはり追っての味はなく逃げベター。好走には諸々条件が付く。

5着 カフェファラオ
 この日はプラス4キロの518キロ。均整の取れた好馬体。気合乗りも十分で文句なし。今回もチーク着用。レースは内5番手からの競馬になりましたが、道中の反応ひと息でリズム? 気を遣った走りで精神的に消耗したのか、最後の直線では全く伸びる気配なし。ジャパンダートダービーの時と同じような感じで、どうも常識に掛からない。

7着 サンライズノヴァ
 この日はマイナス11キロの531キロ。太目の馬体を絞り込んで気合も乗り、変わり身十分。レースはスタート出て積極策。5番手から一旦は番手に進出しましたが、意外に脚が続かず7着。追い込みに徹した方がいいのかもしれませんが、ピークは過ぎた感じも。

第66回 羽田盃(S1)

【予想】
◎イグナイター
〇チサット
▲マカベウス
△アランバローズ
△トランセンデンス
△ランリョウオー
△タプラオ

 決してスムーズな運びではなかったものの、転入緒戦の京浜盃を2着したイグナイターの上がり目重視。同じく勢いあるチサット本線も上位混沌。

【レース】
 今回はスタート決めたアランバローズの逃げ。イグナイターは大事に2番手。トランセンデンスが早目に3番手。直後にランリョウオー、外にチサット。マカベウス、タブラオは中団から。ペースは平均からやや速目。3馬身リードして直線に向いたアランバローズ。内からランリョウオー、外からチサットも接近して2番手グループは混沌。その中からグイを脚を伸ばしてきたのがトランセンデンスで、ゴール前アランバローズを交わして1着。ランリョウオーも差を詰めて3着。

【上位馬の寸評】
1着 トランセンデンス
 この日はマイナス7キロの461キロ。デビュー以来の最小体重ですが、細目感はなくビシッと仕上げてきた感じ。レースは出遅れて後方からの京浜盃とは対照的に、森騎手が気合をつけて3番手からの積極策。終始ポジションをキープして速目の流れを追走。かなり手は動いていましたが、4コーナーでは2番手に併走。最後の直線は、横一線の2番手争いから抜け出してアランバローズに迫り、ゴール寸前にこれを交わして1着。究極のサバイバル戦を2着したJBC2歳と同様に、実に渋い走り。間違いなく距離は延びていいタイプ。それと降雨により馬場が軽くなってきたとはいえ、時計の1分51秒5も優秀。当然2冠制覇の期待が高まります。

2着 アランバローズ
 この日は増減なしの437キロ。馬体増は叶わなかったものの、落ち着きがありマズマズ。レースは前走の二の轍を踏まず、少々掛かり気味に速目のペースで後続を離す本来の逃げ戦法。コーナーで少々息を入れ、3馬身のリードを保って直線へ。激しい2着争い尻目に逃げ切ったかと思われましたが、トランセンデンスの強襲に屈して2着。これは相手を褒めるべき。自分のスタイルは貫徹して完全燃焼。東京ダービーは距離の克服に尽きる。

3着 ランリョウオー
 この日はマイナス1キロの445キロ。少々テンションが上がり気味はいつも通り。線が細く見映えは今イチ。レースは的場騎手が出たなりに5番手から。道中は極力折り合いに専念。勝負処からはインに潜り込み4コーナーでは内3番手。最後の直線は内から的場騎手が懸命に叩き出してきましたが、同僚に決め手負けの3着。見た目以上に芯の強い馬。

4着 チサット
 この日はプラス1キロの509キロ。馬体をフックラ映して活気もあり、連勝の勢いを感じさせます。レースは好スタートから出たなりに外6番手から。勝負処からマクり上げて前に接近。2番手グループの一角に割って入り前を追いましたが、上位3頭からは若干離された4着まで。京浜盃で抑えた馬に逆転を食いましたが、決定的な差ではないし、流れひとつでこれも反撃十分。

5着 セイカメテオポリス
 この日はマイナス4キロの529キロ。馬っぷりの良さは目を引きます。レースは煽り気味のスタートで外10番手から。道中は内に潜り込み、最後の直線は内を突いて5着。前走の京浜盃と同じような競馬で入着ライン。それほど極端な力差は感じませんが、もうひとつ器用に立ち回れないし、ここまで高速決着になったのは誤算。

6着 マカベウス
 この日はマイナス5キロの507キロ。叩いて馬体がキリッとしたし、毛ヅヤ上々。レースは本田騎手が気合をつけて中団8番手から。4コーナーでは6番手まで上がりましたが、今イチ伸びを欠いて6着。この時計の決着では厳しかった感じ。ダービーでも勝ち負けまでは?

8着 イグナイター
 この日はプラス3キロの514キロ。気合乗り十分の好馬体に良化を確信。レースは出たなりに2番手。アランバローズを深追いせず自分のペースを堅持。直線に向いた時点でもまだ2番手をキープしていましたが、追ってサッパリ伸びず吸収される形。京浜盃でも少々行きたがる面を見せていたように、短目の距離が合うタイプか。

第35回 東京プリンセス賞(S1)

【予想】
◎ケラススヴィア
〇グロリオーソ
▲ディアリッキー
△サブルドール
△ウワサノシブコ
△レディブラウン
△カイカセンゲン

 ユングフラウでよもやの敗戦を喫したケラススヴィア。差し有利の馬場に千四の忙しい競馬で息が入らず逃げ裏目。桜花賞で即反撃。案外追わせる面があり千八不問。2冠達成有力で勝ちっぷり注目。相手探し。

【レース】
 好スタートからほぼ馬なりでケラススヴィアの逃げ。グロリオーソ、ウワサノシブコと続いて内にレディブラウン、中団外にディアリッキー。サブルドール、カイカセンゲンは後方から。ペースはスロー。3コーナー過ぎからディアリッキーが追い上げを図って3番手に押し上げましたが、ケラススヴィアには何ら影響はなく2馬身差で直線へ。更にリードを広げてワンサイド勝利で2冠を達成しました。混戦の2着争いを制したのはディアリッキー。

【上位馬の寸評】
1着 ケラススヴィア
 この日は増減なしの438キロ。馬体を維持して適度な気合乗り。桜花賞当時と変わらぬデキ。レースは好スタートから馬なりでハナ。特に競りかけて来る馬もおらず単騎マイペース。2馬身リードして直線に向き、ラストスパートを敢行すると一気に突き放して楽勝の2冠達成。レースぶりから距離延長は何ら問題なく3冠制覇も夢ではない。

2着 ディアリッキー
 この日はマイナス4キロの475キロ。いつも通りテンションが上がり気味で特に大きな変化は感じませんがブリンカー装着。レースは本田騎手が気合をつけて外6番手から。勝負処から追って進出を図り4コーナー大外。最後の直線もジリジリ脚を伸ばして2着争いを制しました。勝ち馬は別格として、他との比較では力量上位がハッキリ。

3着 ティーズアレディー
 この日は増減なしの460キロ。マズマズ順調といった感じで前走のデキ。レースは達城騎手が気合をつけて5番手から。ただし勝負処での反応がひと息で置かれる格好。離れた6番手で直線に向き、終い外から盛り返して3着。距離をこなすことは証明しました。

4着 ウワサノシブコ
 この日はプラス7キロの448キロ。桜花賞は取消しになりましたが、その影響は感じられず馬体増好感、適度な気合乗り。レースは和田騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処からは追って追走。終始2番手グループの一角を形成しましたが、追い比べで後れを取り4着。初コースと距離を考えればマズマズ。

5着 カイカセンゲン
 この日はマイナス3キロの464キロ。本年初出走。馬体に重目感はなく、休養前に比べると毛ヅヤ良化。レースはヤンワリ出て後方から。勝負処から追い上げを図りましたが、4コーナーではまだ前とはかなり距離。徐々に差を詰めて5着は諸々ハンデを考えればマズマズか。血統馬で今後の変わり身に注目。

7着 グロリオーソ
 この日はプラス5キロの456キロ。馬体をキープして順調そのもの。レースは出たなりに外2番手。折り合いスムーズに進みましたが、4コーナー手前でやや置かれ気味になり、最後の直線は吸収される形。強敵を追い駆ける競馬にスタミナ消耗といった感じですが、千八は長い感じ。