第24回 TCK女王盃(Jpn3)

【予想】
◎マドラスチェック
〇ローザノワール
▲マルシュロレーヌ
△レーヌブランシュ
△プリンシアコメータ
△サルサレイア

 競り負けたとはいえ、インでスムーズに折り合い2着のJBCに確かな成長が窺えたマドラスチェック。今回も手の内を知り尽くしたメンバー。森騎手が前々ソツなく立ち回ってキッチリ決めるとみました。

【レース】
 好スタートを決めた岩田康プリンシアコメータがハナを主張。マドラスチェックは2番手に引いてその外にレーヌブランシュ。マルシュロレーヌは、マイポジションで末脚勝負。ペースはスロー。4コーナーで先頭に並び駆けたマドラスチェック。一旦は先頭を窺う勢いでしたが、追ってからが案外。外からレーヌブランシュが襲いかかり、更に外からマルシュロレーヌが伸びて追い込み決着。

【上位馬の寸評】
1着 マルシュロレーヌ
 この日はプラス9キロの468キロ。毛ヅヤはひと息でも中間の調整過程が順調に運んで馬体回復、デキアップを確認。レースはいつも通りの運びで川田騎手がジックリ差しに構えて直線勝負。流れ的には先行ペースでも、ヨーイドンの決め手勝負でレディスプレリュードの再現を演じました。

2着 レーヌブランシュ
 この日はプラス3キロの460キロ。キッチリ仕上がった馬体で状態安定。レースは松山騎手が気合をつけて外3番手から。近2戦よりも積極的な運び。勝負処からマクり上げて前に接近。最後の直線では一旦先頭に立つシーンもありましたが、勝ち馬の強襲に屈して2着。ただし先輩の実績馬にようやく先着を果たし、再び重賞Vも視野に。

3着 プリンシアコメータ
 この日はマイナス1キロの495キロ。豊富な乗り込み量で仕上げに怠りなし。レースは追って伸びを欠いた近2戦を踏まえて岩田康騎手が先手を主張。単騎マイペース。勝負処から動いてきたマドラスチェックと馬体を併せて直線へ。デッドヒートを繰り広げましたが、結果は差し馬2頭に屈して3着。それでも58キロを背負ってこの走りですから、気分良く先行できれば、まだまだ侮りがたい。

4着同着 マルカンセンサー
 この日はプラス1キロの511キロ。相変わらず馬体をフックラ映して好気配。レースは出たなりに内4番手から。負荷のかからないペースで無理なく流れに沿った競馬。最後の直線は内を突いて力を出し切った競馬。善戦でしょう。

4着同着 マドラスチェック
 この日はプラス13キロの520キロ。デビュー以来の最高体重。いい意味で馬が立派になった感じ。適度な気合乗りで毛ヅヤもいい。レースは主張するプリンシアコメータを行かせて2番手から。これは織り込み済みでしょう。4コーナーで先頭に並びかけて一旦は先頭を窺うシーンもありましたが、追ってから案外伸びずにこの結果は拍子抜け。中身が伴っていなかったのか…。

7着 ローザノワール
 この日はプラス3キロの468キロ。太目感なく仕上がりマズマズ。レースはスタート直後にリズムを崩し置かれる競馬。逃げを想定していたのが案外な滑り出し。道中追い上げを図りましたが、早々に手応えが怪しくなり後退。現状逃げか外目2番手が必須条件。

第57回 報知オールスターカップ(S3)

【予想】
◎タービランス
〇ストライクイーグル
▲サウンドトゥルー
△リッカルド(競走除外)
△マンガン
△ゴールドホイヤー
△ヤマノファイト

 当レースは2年連続タイム差なし2着のタービランス。勝ちに行ってアワヤの浦和記念から衰えぬ実力を確認。長距離での安定感は抜群。強敵は多くとも、前目の立ち回りで連対は確保するとみました。外枠先行でストライクイーグル本線。

【レース】
 内枠から御神本シャイニングアカリの逃げ。スギノグローアップ、エメリミットと続いてタービランスは3番手。その外にストラークイーグルでサウンドトゥルーも早目に7番手。ペースに緩急をつけたシャイニングアカリが残り800からペースアップして後続をリード。手応え良く2番手に上がったのがタービランス。最後の直線、残り200で先頭に立ったタービランスが、過去2年のうっ憤を晴らすような快勝。外伸びたマンガンがサウンドトゥルーを抑えて2着。

【上位馬の寸評】
1着 タービランス
 この日はプラス1キロの539キロ。スケールの大きな好馬体は健在。レースは好スタートから笹川騎手が気合をつけて内4番手。流れに沿って進み、勝負処からは2番手に進出。2馬身差で直線に向くと、残り200で単騎先頭。危なげなく押し切りました。馬の気を緩めることなく早目に抜け出した鞍上の好騎乗。もちろんそれに応える馬の実力も見事。

2着 マンガン
 この日はプラス3キロの473キロ。3歳春シーズンより20キロほど増やして成長確か。レースは中団8番手から。向流しでは内に潜り込んでロスを避ける運び。4コーナー手前から一気にマクって出て大外へ。勝ち馬には完敗ですが、サウンドトゥルーとの2着争いに競り勝った点に価値。ステイヤーとして頭角を表してきました。

3着 サウンドトゥルー
 この日はプラス7キロの481キロ。近走に比べるといくらか余裕の造りですが、昔から見た目はいつもこんな感じ。レースはメンバーとペースを見越して本田騎手が早目の競馬を意識。向流しでは内6番手に上がり、4コーナーではタービランスの直後、内4番手。これならと思わせましたが、マンガンにも追い負けて3着は案外。やはり現状維持が精一杯ということか。

4着 シャイニングアカリ
 この日はマイナス1キロの477キロ。適度な気合乗りで申し分のない仕上がり。レースは好スタートから御神本騎手が先手を主張。緩急をつけた逃げで残り800から本格的にペースアップ。2番手に上がってきたタービランスに2馬身の差をつけて直線へ。残り200でタービランスに交わされ、更に殺到されて4着とはいえ、格下の身としては大健闘。長距離の逃げ馬として益々存在感アップ。

6着 ストライクイーグル
 この日は増減なしの510キロ。気合乗り十分の好馬体でデキ落ちなし。レースは外6番手から徐々にポジションを上げて勝負処からは外3番手。この馬としては好走パターンの運びでしたが、結果は拍子抜けの離された6着。正直敗因が掴めません。

第44回 東京2歳優駿牝馬(S1)

【予想】
◎ケラススヴィア
〇セカイノホシ
▲ソロユニット
△ディアリッキー
△ケープホーン
△ギルランディーナ
△ベツセタイ

 結構追い通しで行きながらも渋く脚を伸ばしてローレル賞を制覇のケラススヴィア。小柄ながらも底力兼備のレース巧者。過去当レースに抜群の実績を残すサウスヴィグラス産駒でもあり信頼。ここから手広く。

【レース】
 好スタートを決めたケラススヴィアが馬なりでハナ。大外のセカイノホシは無理せず2番手に控える形。内にプレストレジーナ、外にレディブラウン。ソロユニットは内6番手から。スローペース。十分に脚を残して直線に向いたケラススヴィアが、直線は後続を突き放して鮮やかな逃げ切り。外詰めたサブルドールが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ケラススヴィア
 この日は増減なしの432キロ。毛ヅヤはひと息でも、小柄な馬体をフックラ映してハイレベル。レースはスタート抜群に労せずしてハナ。単騎マイペースで息の入る流れ。後続を引き付けて直線に向くと、一気にスパートして引き離しにかかり、危なげなく逃げ切りました。時計を要したのはペースによるもので全く問題なし。クラシック路線に向けて視界良好。

2着 サブルドール
 この日はマイナス3キロの479キロ。叩いて体つきがスカッとして落ち着きもあり好気配。レースは好スタートから藤田騎手が気合をつけて5番手から。勝負処から進出して最後の直線もジリジリと脚を伸ばし2着。なかなかのレース巧者だし、キャリア的に伸びシロも十分。

3着 ディアリッキー
 この日はプラス2キロの473キロ。馬体をキープして前走のデキ。レースは本田騎手が気合をつけて内9番手から。勝負処からマクって出て2着争いに加わる勢い。馬込みで競馬をしてひと脚使えたのは収穫。成長確か。

4着 プレストレジーナ
 この日はマイナス11キロの466キロ。馬体減は絞れた分とみるべきか。フックラと映して好仕上がり。レースは好スタートから馬なりで内3番手。経済コースを折り合いスムーズに進み、終いも内を突いて4着。正味目イチですが、初距離の重賞でこれだけ走れば次に繋がる。

5着 レディブラウン
 この日はマイナス4キロの453キロ。馬体に丸みは失われておらず好調キープ。レースは外4番手から。勝負処から動いて2番手に上がり前を脅かす勢い。最後は突き放されて5着ですが、積極的に前を追った走り好感。これも次に繋がる走り。

8着 ソロユニット
 この日はマイナス2キロの442キロ。仕上がり切った馬体で毛ヅヤひと息。それほどは見映えしません。レースは内6番手から。多頭数の馬込みでの競馬は初体験でやや気を遣った走り。ここで消耗したのか、勝負処で既に手応えが怪しくなり見せ場なし。能力が高いのは間違いないので、立て直しての変わり身に期待。

16着 セカイノホシ
 この日はプラス8キロの445キロ。馬体増好感で好仕上がり。レースはフルゲートの大外枠もあり、内の動向を窺いつつ先行。2番手に落ち着いて流れに乗りましたが、4コーナーで息が上がり失速。やはり逃げてこその馬だし、基本的にはスプリンター。

第14回 東京シンデレラマイル(S3)

【予想】
◎ダノンレジーナ
〇サラーブ(競走除外)
▲アクアリーブル
△サルサレイア
△ルイドフィーネ
△ラインカリーナ
△カラースキーム

 JBCで見せ場を作って南関最先着のダノンレジーナが、トライアルはハナに行って完勝。レースぶりからはこの千六ベストで、自在に捌いて勝てるとみました。

【レース】
 競り合いなくカラースキーム、レイチェルウーズの並び。ラインカリーナ、アクアリーブルと続いてその内にダノンレジーナ。スローペースで上がりの競馬。内を突いて抜け出したダノンレジーナが快勝。接戦の2着争いも内を狙ったマルカンセンサー。

【上位馬の寸評】
1着 ダノンレジーナ
 この日はプラス1キロの483キロ。ここ一連と同様に集中してパドックを周回する姿に好調キープを確信。レースは好スタートから他の動向を窺いつつ内5番手から。道中の折り合いスムーズにいつでも動ける態勢。他のスパートを待って脚を溜め直線はインに進路を。難なく突き抜けて人気に応えました。やはりこの千六ベストでレース巧者ぶりと抜群の瞬発力に磨き。

2着 マルカンセンサー
 この日はマイナス4キロの510キロ。叩かれつつ気合が乗って良化気配。レースは好スタートから無理なく内6番手。この馬には程良いペースに脚を温存して直線へ。終い内ラチ沿いを伸びて2着争いを制する形。全てが巧く運んだ感じですが、元々このくらいは走れる能力の持ち主。

3着 アクアリーブル
 この日はマイナス6キロの483キロ。休み明けを二度使ってキリッとした体つき。ほぼ復調なった模様。レースは馬なりで外4番手から。ほぼ想定通りのポジション。道中の折り合いスムーズ。4コーナーで3番手に上がり勝利も意識ですが、結局ダノンレジーナに決め手負けしてマルカンセンサーにも足元を掬われる形に。若干成長を欠いている感じも。

4着 ラインカリーナ
 この日はマイナス14キロの487キロ。攻め強化して絞り込んできた感じ。レースは出たなりに外3番手から。4コーナーでは2番手に上がりましたが、結局は内外から交わされて4着止まり。実績からは少々物足りない走りで、次走あたりが正念場か。

5着 ペタルーダ
 この日はマイナス4キロの470キロ。特に大きな変動はありませんが、いい意味で順調。レースは手替わりもありこの馬としては積極的な運び。外9番手を進み、直線外から詰めて掲示板ゲット。ほぼ力通りの競馬。

第66回 東京大賞典(G1)

【予想】
◎オメガパフューム
〇ダノンファラオ
▲ノンコノユメ
△ウェスタールンド
△モジアナフレイバー
△ヒストリーメイカー

 JBCではクリソベリルを負かしに行ったオメガパフューム。完敗でも大井二千の時計を大きく更新して実力をアピール。気性面の成長で馬込みの捌きもOKなら3連覇に視界良好。相手接戦。

【レース】
 好スタートを決めたワークアンドラブがペースメーカー。カジノフォンテン、ダノンファラオと続いて内にモジアナフレイバー。オメガパフュームは外5番手。スローペースを意識してウェスタールンドも早目のスパート。再度の直線、残り200でカジノフォンテンが先頭。執拗に抵抗しましたが、地力で上回るオメガパフュームが競り勝って1着ゴール、3連覇を達成。ただし意外に時計のかかる競馬になり接戦。

【上位馬の寸評】
1着 オメガパフューム
 この日はプラス4キロの457キロ。いつも通りに少々テンションが上がり気味でしたが、馬体を維持して好調キープ。レースはスタートひと息でもペースが遅いので、向流しは無理なく外5番手へ。流れに沿って動いて4コーナーでは2馬身圏。思わぬ接戦になりましたが、地力で競り勝ち3連覇を達成しました。意外に手こずったあたり、調整過程にやや誤算があったのかも。 

2着 カジノフォンテン
 この日はマイナス3キロの541キロ。相変わらず馬っぷりが冴えて上々のデキ。レースは好スタートからすぐに控えて2番手。前のワークアンドラブには目もくれずマイペースを堅持。意外に後続も大事に構えたので急かされることなくスンナリした競馬。アワヤ大金星かと思わせる粘り腰でオメガパフュームを慌てさせて接戦の2着は、展開に恵まれたとはいえ大健闘。

3着 ウェスタールンド
 この日は増減なしの480キロ。馬体をフックラ映して適度に気合も乗りハイレベル安定。レースは出たなりに外11番手から。スローペースを見越して藤岡騎手が早目に動いてオメガパフュームの直後まで進出して直線へ。届かず3着とはいえ、展開負けの感じで衰えぬ実力をアピール。

4着 ヒストリーメイカー
 この日はプラス3キロの534キロ。ボリューム感のある好馬体。レースはやや躓き加減に出て内7番手から。ジックリ構えて脚を温存する競馬。最後の直線は内目を突いて際どい4着。決め手負けした格好ですが、自分の力だけは走りました。

5着 ミューチャリー
 この日は増減なしの468キロ。ハード調教を敢行して馬体維持は好感。落ち着きも伴い好仕上がり。レースは出たなりに中団8番手から。メンバーがメンバーだけに直線勝負に賭ける運びでしたが、意外にペースが落ち着いたのは誤算。それでも終い詰めて格好はつけました。

12着 ダノンファラオ
 この日はプラス1キロの530キロ。相変わらずパドックを周回する姿は活気があり、数字は別として馬体も引き締まった感じ。レースは川田騎手が気合をつけて外3番手から。勝負処から動いて一旦は2番手に上がりましたが、最後の直っ戦は意外に甘くなり12着と大敗。この馬の場合はある程度流れる競馬が理想。ヨーイドンの瞬発力勝負で外から交わされて戦闘意欲をなくしたか…。

第71回 全日本2歳優駿(Jpn1)

【予想】
◎ラッキードリーム
〇デュアリスト
▲トランセンデンス
△アランバローズ
△バクシン
△タイセイアゲイン
△ギガキング

 サバイバル戦を制圧してJBC2歳優駿を勝利のラッキードリーム。小回り川崎コースの捌きがポイントでも地力信頼。折り合えばデュアリストが相手本線。

【レース】
 デュアリストが出遅れ。対照的に好スタートを決めたアランバローズが楽にハナ。ランリョウオーが2番手に行ってルーチェドーロ、デュアリストの並び。ラッキードリームは中団イン。平均ペースで進みましたが、残り800からペースアップしたアランバローズが後続を5馬身離して直線へ。そのリードを保ったまま好タイムで仕上げました。2着ランリョウオー、3着ルーチェドーロと先行決着。

【上位馬の寸評】
1着 アランバローズ
 この日はマイナス3キロの434キロ。仕上がり切った馬体でそれほど見映えしませんが、落ち着きがあり状態キープ。レースは好スタートを決めて労せずしてハナ。意外と折り合いのついたスムーズな逃げ。残り800から11秒台にピッチを上げて後続をリード。5馬身差で直線に向き、そのリードを保ったままワンサイド勝利を収めました。『逃げ名人』左海騎手の会心の騎乗ですが、この時計で駆けては千切れたのも納得。今後は距離の克服が課題に。

2着 ランリョウオー
 この日はマイナス10キロの445キロ。落ち着きはありますが、この馬体減は不安。レースはこれまでにない行きっぷりで無理なく2番手へ。ペースアップした際に置かれ加減になりましたが、本橋騎手が鼓舞して馬の闘志を奮い立たせるようにして追走。結局差を詰められず2着ですが、前を追い駆けて2着を死守した走りは見処満載。多少忙しいと思われた千六でこの競馬ができれば、展望が広がりました。

3着 ルーチェドーロ
 この日はマイナス4キロの496キロ。門別、園田と使ってきましたが、馬体をフックラと映して好気配、ブリンカー装着。レースは出たなりに外3番手から。勝負処からのペースアップに置かれ気味、離れた3番手で直線へ。流れ込んで3着を死守という競馬内容。先行ペースの恩恵もあり、追ってからそれほど味はない。

4着 タイセイアゲイン
 この日はプラス7キロの479キロ。多少テンションが上がり気味でしたが、均整の取れた好馬体に好感。レースは持ち味の一瞬のキレを生かすべく、序盤は脚を溜めて外8番手から。勝負処から進出して3番手グループの一角に割って入り、最後の直線はジリジリ伸びて4着。門別のJBCもそうですが、混戦の競り合いになると今ひとつ。

5着 バクシン
 この日は増減なしの488キロ。馬体をフックラと映して適度な気合乗り。レースは出たなりに外5番手から。ただし追い上げる脚がなく、メリハリに欠ける内容で離された5着。初距離も含めやや荷が重かったか…。

7着 デュアリスト
 この日はマイナス2キロの486キロ。マズマズですが、体重の割にこぢんまりとした印象も。レースは出遅れ。アランバローズのスタートが良かったこともあり、北村友騎手が無理せずインに控える競馬。ただし、根が逃げ馬で追っての味はなく、流れ込んでの7着が一杯。

第41回 サンタアニタトロフィー(S3)

【予想】
◎グレンツェント
〇キャプテンキング
▲コパノジャッキー
△ワークアンドラブ
△トーセンブル

 前走のスパーキングサマーCは、58キロを背負いながらリッカルド以下を測ったように差し切ったリッカルド。A級マイラーとしての威光衰えず。休み明けでも態勢は整っており、斤量差がさほどなければ鞍上的にも信頼。ただし、キャプテンキング、コパノジャッキー、ワークアンドラブは五分の評価。

【レース】
 絶好のスタートを決めたワークアンドラブが労せずしてハナ。サンロアノーク、ハルディネロが抑えて2、3番手。コパノジャッキー、グレンツェントは中団でペースは平均。勝負処から差を広げにかかったワークアンドラブが3馬身リードして直線へ。全く付け入る隙を与えず、ワンサイドの逃げ切り勝ちを収めました。激しい2着争いを制したのは大外伸びたグレンツェント。

【上位馬の寸評】
1着 ワークアンドラブ
 この日はプラス9キロの476キロ。ビシッと追い切って馬体を増やし良化顕著。レースは絶好のスタートを決めて楽にハナ。快調に平均ラップを刻み、勝負処からは更にギアチェンジ、3馬身リードして直線へ。終い更に差を広げてワンサイド勝利を収めました。時計も優秀で改めてマイラーとしての資質の高さをアピール。

2着 グレンツェント
 この日はマイナス2キロの471キロ。例によってパドックの外目を周回して活気横溢。年齢を感じさせません。レースは森騎手が多少気合をつけて外10番手から。ジックリ脚を温存して勝負処からスパート。4コーナーでは一番大外を回る形になりましたが、渋く脚を伸ばして連対は果たしました。完全に展開負けで、依然実力は維持しています。

3着 コパノジャッキー
 この日はマイナス5キロの487キロ。体型的にやや太目に映りますが、いつも通りで好調キープ。レースは出たなりに外9番手から。グレンツェントより一歩早く動いてマクり上げて4コーナーは大外。ジリジリ詰めて3着。夏のマイルグランプリと同様に、今回も本番では人気を下回りましたが、マイルでは走りが計算できる。

4着 ロードアルペジオ
 この日はプラス1キロの500キロ。適度に気合が乗って好仕上がり。レースは出遅れて離れた後方から。正味直線だけで2着争いに加わってきましたが、戦法が極端で常識に掛からない。今回の着順だけで人気になるようだと妙味なし。

5着 マイネルクラース
 この日はプラス26キロの501キロ。数字通りにやや立派。レースはこれも出遅れて直線だけの競馬。大外詰めて5着は前述馬と同じパターン。それでも今回の気配でこの競馬ができれば、人気次第で次は狙う手も。

8着 キャプテンキング
 この日はプラス16キロの543キロ。さすがに太目は否めませんが、馬っぷりは相変わらず冴えているし気合十分。レースは中団の馬込みで慎重な運び。最後の直線は横一線の2着争いに加わるシーンもあり、内容的には悪くない。叩いた次走は注目。

第53回 ハイセイコー記念(S1)

【予想】
◎マカベウス
〇ジョーロノ
▲ランリョウオー
△アランバローズ
△パストーソ
△グランニコラシカ

 ゴールドジュニアーではアランバローズにスピード負けしたマカベウスですが、ジョーロノが参戦しての千六なら、距離、展開含めて分のいい一戦とみました。

【レース】
 好スタートからジョーロノがハナに行き、アランバローズは抑え気味に外2番手。意外なスローペースに一団の競馬。手応え十分に4コーナー先頭に立ったアランバローズが無傷に重賞V。渋く脚を伸ばしたランリョウオーが2着。

【上位馬の寸評】
1着 アランバローズ
 この日はプラス3キロの437キロ。もう少し増やしたい感じもしますが、落ち着きがあり一連のデキ。レースは当初からの作戦か左海騎手が抑え気味に外2番手から。少々行きたがる面を見せましたが。途中からはスムーズな運び。4コーナーでジョーロノを交わしてリードを広げ。危なげなく押し切りました。軽い馬場とはいえ時計上々だし、何より番手対応が収穫。頭数が増えてゴチャつく流れになるとどうかですが、スピード能力は紛れもなく一級品。

2着 ランリョウオー
 この日はマイナス3キロの455キロ。それほどパドックでは目立たない馬ですが、馬体を維持して落ち着きもあり順調そのもの。レースは出たなりに外5番手から。勝負処から巧く内に潜り込んでロスを避け、最後の直線は外へ。及ばなかったもののジリジリ詰め寄る姿勢を見せて地力をアピールしました。やはり距離はもう少しあった方が良さそう。

3着 ジョーロノ
 この日はプラス5キロの473キロ。ややコロンとした体型。ローテーは混んでいますが気配落ちなし。レースは好スタートから馬なりでハナ。注文通りの競馬になりましたが、勝負処からアランバローズに突かれて4コーナーでの手応えは完全に劣勢。交わされた後はイン粘りで差のある4着。完全に力負けで、千六は微妙に長い感じも。

4着 フォルメッシ
 この日はプラス10キロの458キロ。馬体を戻して気合が乗り、毛ヅヤも上々。レースはヤンワリ出て後方から。無欲の直線勝負に賭けて4着は作戦通りといったところでしょうが、メンバー最速の脚を使ってこの結果は収穫十分。

5着 マカベウス
 この日はマイナス1キロの500キロ。もうひと絞りといった感じもありますが、気合が乗って好調キープ。レースは本田騎手が多少気合をつけて外6番手から。道中の反応ひと息で、少頭数とはいえ外々を回る形。先行ペースに成す術もなく敗退。器用に勝ち回れない欠点を露呈ですが、それにしても不甲斐ない。

第31回 ロジータ記念(S1)

【予想】
◎ルイドフィーネ
〇アクアリーブル
▲ヒキュウ
△メモリーオブブルー
△コーラルツッキー
△ミリミリ
△レッドカード

 春の時点ではアクアリーブルと完全に勝負付け終了のルイドフィーネですが、相手がトライアルでよもやの敗戦。引きずらない保証はなく、逆転の目。馬体回復好感、森騎手、好枠を活用する器用さもあり条件は整ったと判断。このラインは強力。

【レース】
 好スタートを決めたノラがハナに行き、サッと2番手にアクアリーブル。ルイドフィーネは好スタートから引いて内3番手、その外にアートムーブメントでスローペース。4コーナーで先頭に立つアクアリーブルを標的に外に持ち出したルイドフィーネが、残り200で先頭。見事に雪辱を果たしました。

【上位馬の寸評】
1着 ルイドフィーネ
 この日はプラス4キロの460キロ。更に増やして好気配。気合乗りも十分。レースは好スタートから一歩引いて内3番手から。スローペースにも折り合いスムーズに追走。アクアリーブルのスパートに合わせて外に馬を回して直線へ。残り200で先頭に立つと一気に突き抜けました。血統に反しての渋い走りから距離延びればと期待していましたが、ようやく結実。

2着 アクアリーブル
 この日はマイナス7キロの489キロ。少々太目に映った前走とは雲泥の差で適度な気合乗り。レースは好スタートから無理なく外2番手。スローペースを大事に構えて最終4コーナーで先頭に立ちましたが、背後に迫ってきたルイドフィーネにアッサリ交わされて完敗の2着。まだ戻り切っていないのかもしれませんが、ヨーイドンの競馬にせずにもっと強気に行った方が良かったかも…。

3着 コーラルツッキー
 この日はマイナス4キロの452キロ。馬体をキープして前走のデキ。レースは出たなりに外10番手から。折り合いに専念して脚を温存、直線勝負はトライアルと同じパターン。外詰めて3着はマズマズ力通り。やはりブリンカー効果は確か。これで短目の距離を使ってきたら狙いたい。

4着 アートムーブメント
 この日はマイナス4キロの451キロ。少々うるさい面を見せて気配自体は前走並み。レースは外枠からポンと出て外3番手。終始このポジションをキープして1馬身圏内で最後の直線に向きましたが、完全に脚が上がって離された4着。それでも長距離での積極的な立ち回りは今後に繋がりそう。

5着 アンジュトワール
 この日はマイナス16キロの453キロ。特に細目感はなく落ち着きがあるのは好感。レースはスタートひと息でも笹川騎手が気合をつけて内5番手から。終始経済コースを進めて流れ込んでの掲示板ゲットはマズマズの内容。基本は千六以下で本領発揮。

6着 ヒキュウ
 この日はマイナス1キロの471キロ。馬体をフックラと映して好気配。レースは出遅れてほぼ殿りから。向流しで動いて中団まで押し上げましたがそれが精一杯。先行したトライアルとは一転して大味な競馬になり消化不良。次走での反撃期待。

第20回 ローレル賞(S2)

【予想】
◎ナジャ
〇ディアリッキー
▲ケラススヴィア
△ファストトラベル
△オルディノ
△ベツセタイ
 鎌倉記念はスタート直後にゴチャついてポジションを逸したナジャ。牝馬同士なら千六でも信頼。ただし混戦模様。

【レース】
 道営のセカイノホシが先手主張でこれを追うのが人気のナジャ。内に控えてケラススヴィア、直後にディアリッキーでペースは平均。向流しから終始馬体を併せた前2頭に後続も接近して直線へ。残り100で抜け出したケラススヴィアに粘ったセカイノホシが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ケラススヴィア
 この日はマイナス7キロの432キロ。この時季だけにやや毛ヅヤが落ちた感じはありますが、細目感はなく順調な仕上がり。レースは好スタートから出たなりに内4番手。折り合いスムーズに流れに乗って直線は外へ。お手本のようなロスのない運びで抜け出しました。時計の1分42秒9は及第点かそれ以上。土付かずの重賞V。レース巧者で距離はこなしそうなタイプ。

2着 セカイノホシ
 この日はマイナス7キロの437キロ。正直見映えは今イチ。レースはスピードのあるところを見せで楽にハナ。ただし向流しから終始ナジャに絡まれて息の入らない流れ。それでも先頭を譲らず直線へ。最後は勝ち馬に交わされたものの、執拗に抵抗してナジャに抜かせなかったのは、初距離を考えれば高く評価できる走り。距離に壁はありそうですが、スプリンターとしての資質は相当。

3着 ナジャ
 この日はマイナス2キロの454キロ。馬体フックラ、活気があって好調キープ。レースはスタートひと息でも無理なく2番手へ。向流しでは先頭に立つ勢い。併走のまま直線に向きましたが、最後は勝ち馬に交わされてセカイノホシにも競り負けて3着は案外。この馬の力は走っていますが、距離延びていい感じはしません。

4着 ディアリッキー
 この日はマイナス1キロの471キロ。テンション高めなのはいつも通り。馬体を維持して前走のデキ。レースは出たなりに内5番手から。道中の折り合いはスムーズ。早目に動いたケラススヴィアの後ろをロスなく立ち回って直線は外へ。ソコソコ詰めて4着はマズマズの内容。レース巧者は確かだし、これを糧に更に前進期待。

5着 オルディノ
 この日は増減なしの422キロ。仕上がり切った馬体で特に目立たず。レースは抑えて出て内8番手から。内々ロスなくポジションを上げて4コーナー5番手。最後の直線は外から詰めて5着。目イチの競馬でもそれなりの力は示しました。