第67回 日本テレビ盃(Jpn2)

【予想】
◎ミューチャリー
〇ダノンファラオ
▲デルマルーヴル
△アナザートゥルース
△ロードブレス
△アングライフェン
△ヒカリオーソ

 マイルグランプリは自信満々、ジックリ運んで測ったように差し切ったミューチャリー。やはり千六~千八あたりが一番合う感じ。地元ベターだしこのレベルの交流なら勝てるとみました。ダノンファラオ本線に手広く。

【レース】
 捨て身で逃げるサルサディオーネにアナザートゥルースが競りかけて33秒8~46秒1の猛ラップ。これを追ってダノンファラオ、ロードブレス、アングライフェン、ミューチャリー、デルマルーヴルと縦長バラバラの展開。3コーナー先頭に立ったアナザートゥルースが2馬身リードして直線に向きましたが、2番手以下が殺到。その中でも反応鋭く伸びたロードブレスが突き抜け、展開に乗じたデルマルーヴル2着、ストライクイーグルが3着と健闘。

【上位馬の寸評】
1着 ロードブレス
 この日はプラス1キロの507キロ。目立つ馬っぷりに適度な気合乗り、毛ヅヤも上々。レースは三浦騎手が気合をつけて離れた4番手から。勝負処から動いて4コーナーでは2番手グループの一角。残り200で単騎先頭に立ち、危なげなく1着ゴールを駆け抜けました。正攻法の競馬で堂々たる勝ちっぷり。ダート路線に切り替え素質開花。かなりの伸びシロがありそうで、一躍交流路線の主役級に。

2着 デルマルーヴル
 この日はプラス1キロの500キロ。馬体をフックラと映し好気配。調子の波の少ない馬で高値安定。レースは離れた中団7番手から。この馬の脚質とペースを考えれば妥当なポジション。勝負処からマクって出て先行グループに接近。外詰めて2着はほぼ力通りの競馬。安定勢力ではあるものの、メンバーのレベルが上がったり他馬の大駆けに遭うとこういったケースが再三。

3着 ストライクイーグル
 この日はマイナス2キロの506キロ。休み明け東京記念が大敗ですが、気合が乗って悪くない。レースは森騎手が気合をつけて離れた8番手から。ペースが速くかなり追走に骨を折りましたが、終いは辛抱強く脚を伸ばして3着。展開がバラけて流れが向いたとはいえ、衰えなしをアピールする大健闘。条件さえ整えばマダマダ活躍できる。

4着 ミューチャリー
 この日はプラス2キロの475キロ。馬体をキープしていつもより落ち着いていたのは好感。レースは出たなりに内6番手からの競馬。ちょうどいいポジション。前4頭を追う形で直線へ。これはと色めき立ちましたが、伸びひと息で4着は完全に力負けの感じ。やはりベストは千六か…。このメンバーで一発狙うならもっと我慢を決め込むのがいいのか…。

5着 アナザートゥルース
 この日はプラス9キロの493キロ。若干余裕のある造りですが、悪くはない。兄サウンドトゥルーと雰囲気酷似。レースはスタートを決めて逃げる姿勢でしたが、サルサディオーネも当然行く気満々で競り合う破目に。3コーナーでこれを振り切って先頭。2馬身リードして直線に向きましたが、さすがに無理が祟り終い一杯。ただしシビアな競馬を経た次走は、改めて注目。

7着 ダノンファラオ
 この日はプラス13キロの531キロ。躍動感があり見映えしますが、さすがに馬体はやや立派過ぎ。レースはレースはスタートひと息。道中離れた3番手から追って前2頭を追走。4コーナーで2番手に上がりましたが、終いは甘くなり7着。今回はあくまでも叩き台とみるべきか。スケールの大きな馬っぷり魅力の3歳。大差負けから豹変したジャパンDDがあり、叩いた次走は怖い。