第60回 ゴールドカップ(S1)

【予想】
◎ティーズダンク
〇スマイルウィ
▲アポロビビ
△ルーチェドーロ
△サルサディオーネ

 前年のテレ玉杯では3着アランバローズを5馬身離して千四25秒0で2着したティーズダンク。以降多少の浮き沈みはあるが、こと千四なら抜群の安定感。内枠を活用できる器用さもあり連軸信頼。千四でもスマイルウィ本線。

【レース】
 好スタートを決めたスマイルウィは逃げに拘らず、外からサルサディオーネがハナ。スマイルウィ、キャッスルトップの並びで内にアマネラクーン、直後にティーズダンク。ペースが遅く序盤は馬群が凝縮する形。残り600から俄然ペースアップ。隊列は変わらず直線へ。2番手マークのスマイルウィが、粘るサルサディオーネを力づくで交わして1着ゴール。ティーズダンクは惜しくも及ばず3着。

【上位馬の寸評】
1着 スマイルウィ
 この日はプラス17キロの575キロ。過去最高体重ですが、巨漢馬ながら均整の取れた好馬体で別段重目感なし。レースは例によって好スタートを決めて行く気になればハナにも行けたはず。無理せずサルサディオーネを行かせて外2番手から。終始1馬身圏内で進み最後の直線へ。残り50でこれを交わしてキッチリ仕上げました。矢野騎手が相手も立てて描いた絵図通りの競馬。難なく千四もこなして完成の域に。

2着 サルサディオーネ
 この日はプラス5キロの524キロ。520キロ台に戻して落ち着きもあり好調。レースは山崎騎手が気合をつけてハナ。矢野スマイルウィが大事に構えたのでペースを落としてスローの逃げ。残り600からペースアップ。スマイルウィに並ばせずに直線へ。残り50で交わされましたが、2着に粘り込みました。予想以上の馬場悪化と矢野騎手の温情もありますが、依然健在をアピール。

3着 ティーズダンク
 この日はプラス11キロの517キロ。昨年このレースを勝った際と同じ体重。遠征で減らした分を戻して好仕上がり。レースは和田騎手が気合をつけて外5番手から。両サイドを固められてやや窮屈なシーンも。勝負処からマクり上げて3番手。最後の直線も外から脚を伸ばしたものの、ヨーイドンの先行決着に及ばず3着まで。アマネラクーンのポジションを取れていれば結果も違ったはずで展開負け。

4着 アマネラクーン
 この日はプラス13キロの525キロ。多少余裕を感じる造り。レースは張田騎手が気合をつけて内4番手。内枠とペースが遅いこともありますが、想定よりもいいポジション。付かず離れず追走して最後の直線へ。結局同じ脚になり流れ込んでの4着。ロスなく運んで目イチの競馬ですが、少々重目でこの相手に57キロ同士でこの内容。まだまだ進化中で次が楽しみ。

5着 ブラックストーム
 この日はプラス5キロの493キロ。馬体をフックラ映して好調キープ。レースはスタート煽って内7番手から。この馬場でこのポジションでは厳しく、終始イン回りで離された5着。

7着 アポロビビ
 この日は増減なしの473キロ。意外に落ち着きがありマズマズ。レースはダッシュ利かず離れた8番手から。頭の高い走法で推進力今イチ。一応マクり上げる姿勢は見せたものの競馬にならず大敗。好走には諸々注文が付きそうなタイプ。