第31回 かしわ記念(Jpn1)

【予想】
◎ゴールドドリーム
〇オールブラッシュ
▲インティ
△モーニン
△ドリームキラリ
△キタサンミカヅキ

 フェブラリーも2着に敗れたゴールドドリームですが、勝ったインティの勝ちパターンで致し方なし。昨年勝利したゲンのいいレースで雪辱なるとみました。マクりのタイミング次第でオールブラッシュの大駆けも。

【レース】
 インティがスタートひと息。逃げ馬ドリームキラリがハナに行き、コウエイエンブレムが2番手。その外に取り付いたインティ。直後に既にゴールドドリームが。ペースは超スロー。そこを見計らって田辺オールブラッシュが一気に進出、それに合わせてインティが動いて3コーナー先頭。3馬身リードして直線に向き、2番手に上がってきたのがゴールドドリーム。最後の1ハロンで脚が上がったインティを捕らえ、ゴールドドリームが見事に連覇を達成しました。

【上位馬の寸評】
1着 ゴールドドリーム
 この日はマイナス10キロの518キロ。比較的増減の幅が大きな馬ですが、馬っぷりは相変わらず冴えているし、イレ込みもさほどではなく好仕上がり。レースはスタート五分に出て外5番手から。スムーズな運び。残り3ハロンからラップが11秒台に上がっても置かれずに追走。3馬身差で直線に向き、残り1ハロンで脚が上がったインティを交わして突き抜けました。パワーを必要とする現在の船橋の馬場、少頭数の外枠と、条件が揃った一戦。

2着 インティ
 この日はプラス4キロの518キロ。見映えのする好馬体に適度な気合乗り。やはりA級馬の佇まい。逃げ争いをどう捌くかが焦点でしたが、レースはスタートひと息。あえて拘らず外3番手で折り合う作戦。途中オールブラッシュが仕掛けて来た際には、被されるのを嫌って自身も動き3コーナー先頭。3馬身リードして直線に向き勝ったかと思わせましたが、残り1ハロンで脚が上がり2着。ただしスタートひと息だったりプレッシャーをかけられたりの内容。それと勝ち馬とは力の要る馬場への適性の差も。負けてこの馬の能力を再認識といったところ。距離が延びてどうかは未知数。

3着 アポロケンタッキー
 この日はマイナス1キロの563キロ。少々重目に映るのはいつものこと。年齢的に大きな変化はありませんが前走のデキ。レースは戸崎騎手が気合をつけて外6番手から。勝負処からペースアップした際に置かれましたが、気力を絶やさず追い上げを図り、外詰めて3着。ベストの船橋へ背水の陣で臨み、時計のかかる決着に乗じてのこの結果が現状では目イチでしょう。

4着 オールブラッシュ
 この日はプラス1キロの488キロ。楽勝を決めた浦和記念が494キロ。もう少しあっても良さそうですが、見た目にフックラ映してマズマズ。レースは外6番手からの競馬。超スローペースを見計らって勝負処からいち早くスパート。これでマクり切れれば浦和記念の再現も、といったところですが、インティに抵抗されて不発。気勢を殺がれてしまい、あとはポジションを守るのみ。4着に終わりました。それでも交流重賞の常連メンバーとしての面目は保てた一戦。

5着 キタサンミカヅキ
 この日は増減なしの522キロ。相変わらず馬っぷりは冴えており好調キープ。レースは好スタートから出たなりに7番手から。4コーナーでは離れた5番手に上がり、流れ込んでの5着。流れが合致しなかったにせよ、交流重賞の千六は荷が重い。

7着 モーニン
 この日はプラス5キロの523キロ。今年7歳を迎えましたが、活気があり衰えは感じません。レースは出たなりに内4番手を進みましたが、道中の反応ひと息。無抵抗にポジションを下げて7着。終始砂の深いインを回らされたのが響いたか…。