第2回 プラチナカップ(S3)

【予想】
◎キタサンミカヅキ
〇ワンパーセント
▲ノブワイルド
△ソッサスブレイ
△タイセイラナキラ
△アンサンブルライフ

 さきたま杯でも千四得意の中央馬に食い下がったキタサンミカヅキ。南関同士なら文句なく主役ですが、ノブワイルドとタイセイラナキラの何れかが楽に逃げる展開になれば逆転のシーンも。ワンパーセントは逆転までは?でも2頭が競るとみれば連下に有力。

【レース】
 注目の逃げ争い。両馬五分に出て一歩も譲らず、ほぼ同体でコーナーに入れば枠の差でノブワイルドの逃げ。タイセイラナキラはやむなく2番手に控える形。3番手にヒラボクプリンスが入り、キタサンミカヅキはその後ろ。更に後れてワンパーセント、アンサンブルライフ。当然ハイラップでもノブワイルドには無理のないペース。勝負処からキタサンミカヅキ、ヒラボクプリンスが揃って追い上げて来ましたが、3馬身のリードを保って直線に向いたノブワイルドは、危なげなく逃げ切り勝ち。底力でキタサンミカヅキが2着を確保。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はプラス1キロの495キロ。異例の重賞連闘策ですが、体付きは悪くないし、むしろ気合が乗って前走以上。毛ヅヤもいい。レースは五分に出て当然先手を主張。枠の差で振り切ると、あとは遅過ぎず速過ぎずの自分のペース。後退するタイセイラナキラを尻目にリードを広げ、全く付け入る隙を与えませんでした。時計の1分25秒7はほぼ想定通り。過去に交流オーバルスプリント1着の実績がありますが、その再現。この走りをされてはキタサンミカヅキもお手上げ。

2着 キタサンミカヅキ
 この日はプラス4キロの526キロ。抜群の馬っぷりを誇る馬ですが、いつもに比べると活気ひと息。レースは森騎手が気合をつけて離れた4番手から。勝負処からヒラボクプリンスと並んで前を追い駆け3馬身差で直線へ。ただし相手も脚を残しており2着に終わりました。戦前はヒラボクプリンスのポジションを見込んでいましたが、少し後れを取ったのと、外を回って追い上げたのが終いの脚に影響したか。ヒラボクプリンスの競馬ができていればもう少し際どかったかも。それと全体的な気配から盛夏の時季は?

3着 ヒラボクプリンス
 この日はプラス2キロの498キロ。馬体をフックラ映して相変わらず好気配。レースは笹川騎手が気合をつけて先行2頭の離れた3番手へ。勝負処からキタサンミカヅキと一緒に動いて4コーナーでは離れた2番手の内併走。最後は競り負けて3着ですが、十分に見せ場を作りました。この距離、メンバーのスピード競馬にここまで対応できるとは正直予想外。高齢馬ですが、今後は短目の距離を選択していくのが正解かも。

4着 ワンパーセント
 この日はマイナス5キロの481キロ。丸みを帯びた馬体。活気があって毛ヅヤも良くハイレベル安定。レースはスタートひと息。左海騎手が内に馬を寄せつつ気合をつけて中団6番手から。ただし速い流れに差が詰まらず、直線勝負で4着。高速決着に完全なスピード負け。前走は川崎千四の準オープンを勝っていますが、もう少し距離が欲しい。

5着 アンサンブルライフ
 この日はマイナス5キロの492キロ。ここ一連のいいデキをキープ。レースは岡部誠騎手が気合をつけて内7番手から。ロスなく進めて最後の直線も内を突いて掲示板ゲットは、いかにもという走り。過去さきたま杯4、3着、オーバルスプリント4着と交流重賞でも入着の実績。それからするとも少し上があっても良さそうですが、いくらか盛りを過ぎたか…。

8着 タイセイラナキラ
 この日は増減なしの524キロ。懸念された太目残りはなく、しらさぎ賞当時と同じ気配。レースはノブワイルドとの逃げ争いで譲らざるをえなかった時点で形勢悪し。一応1馬身と離れず外2番手をキープしていましたが、勝負処で手応えが怪しくなり終了。完全な展開負け。