第26回 マイルグランプリ(S2)

【予想】
◎ノンコノユメ
〇グレンツェント
▲トロヴァオ
△リッカルド
△ワークアンドラブ
△サブノジュニア
△ロイヤルパンプ
△アンサンブルライフ

 移籍緒戦の帝王賞がアワヤの3着と衰えぬ実力をアピールしたノンコノユメが、トップハンデのサンタアニタトロフィーを快勝。前走の日本TV盃は勝ち馬別格として展開負けの面も。南関限定で57キロ同士なら負けられないとみました。大物転入馬グレンツェント本線。

【レース】
 好スタートを決めたワークアンドラブが先手を主張してダノングッド、ロイヤルパンプの並び。直後にグレンツェント。リッカルド、トロヴァオは中団でノンコノユメ、サブノジュニアは後方から。先行ペースでワークアンドラブの逃げは快調。4コーナーで2番手に上がったグレンツェント、3番手に上がったリッカルドが前を追いましたが、脚いろ衰えずワークアンドラブの逃げ切り。ノンコノユメは3着まで。

【上位馬の寸評】
1着 ワークアンドラブ
 この日はマイナス2キロの458キロ。馬体をキープしてハイレベル安定。レースは好スタートを決めて先手を主張。道中ペースダウンして単騎マイペース。最後の直線、一旦はグレンツェントに迫られましたが、二の脚を繰り出して鮮やかな逃げ切り。トライアル勝利時の前半ラップが36秒5~49秒1で競り合った他3頭は全て二桁着順の好内容。対して今回は37秒8~49秒7で比較的楽なペース。これなら逃げ切りも納得で、マイル路線に切り替え正に新味発揮。

2着 グレンツェント
 この日はプラス4キロの478キロ。程良く気合が乗って丸みを帯びた好馬体。これなら力を発揮できる仕上がりと判断。レースは出たなりに4番手を進み折り合いに専念。手応え良く4コーナーでは2番手に上がり、最後の直線は一旦並びかけるようなシーンもありましたが、相手の抵抗に根負けして2着。それでもこの走りができれば、今後の重賞路線の主役級。

3着 ノンコノユメ
 この日はマイナス4キロの442キロ。間隔の詰まったローテーションですが、懸念した馬体細化はないし落ち着き十分。レースは御神本騎手が気合をつけて出ましたが、後方14番手から。それでも手応え良く4コーナーでは中団の一角。ロスなくコーナーを回って追い上げを図りましたが3着まで。前走に引き続いて展開負けの感じも。年齢的な衰えは感じさせません。

4着 リッカルド
 この日はマイナス7キロの498キロ。キリッと引き締まった好馬体で前走のデキをキープ。レースは外枠もあり出たなりに外10番手から。向流し中盤から追って進出を図り4コーナーでは3番手に上がりましたが、そこからもうひと伸びする余力はなく離された4着。前走は一枚落ちのメンバーで久々に勝利しましたが、やはりピークを過ぎた感は否めない。

5着 トロヴァオ
 この日はプラス4キロの468キロ。数字は僅かでも体つきがフックラしたし、落ち着いているのが何より。レースは意外に行き脚がつかず内11番手から。勝負処から徐々に進出して4コーンーではほぼノンコノユメと同じ位置。ただし、決め手の差は否めず。掲示板ゲットが一杯。ほぼ結論が出た感じもありますが、この馬の場合は速い流れの展開もつれる競馬で本領発揮。