第2回 雲取賞(S3)

【予想】
◎ゴールドビルダー
〇マンガン
▲ストーミーデイ
△ゴールドホイヤー
△ファルコンウィング
△チョウライリン
△ブリックオドーン

 7着に敗れた全日本2歳優駿も、2着に粘ったJRAのスピード馬を追い駆けて1秒圏内なら悪くないゴールドビルダー。57キロが課題も、好枠先行でハイセイコー記念の再現に期待。これを含め遠征性が多彩。

【レース】
 好スタートを決めたストーミーデイ、スティールペガサスは距離を意識して慎重な構え。そこを突いて戦法に迷いがない左海ファルコンウィングが一気にハナ。ゴールドビルダーは先行勢をマークして内5番手、その外にゴールドホイヤー。ペースはスロー。勝負処から反応良く動いたゴールドホイヤーが2番手に進出。最後の直線、粘るファルコンウィングを残り100で交わしたゴールドホイヤーが1着ゴールを駆け抜けました。

【上位馬の寸評】
1着 ゴールドホイヤー
 この日はマイナス11キロの482キロ。輸送も込みで少々余裕のあった馬体が絞れて好仕上がり。レースは吉原騎手が多少気合をつけて外6番手から。勝負処から手応え良く進出して4コーナー2番手。最後の直線、残り100でファルコンウィングを交わして悠々1着ゴール。気性的にも距離が延びていいタイプ。外枠からノビノビ走れたのも追い風。当然クラシック路線の有力候補。

2着 ファルコンウィング
 この日はマイナス7キロの489キロ。このローテーで多少馬体は減ってきましたが、細目感なく好調キープ。レースはスタートは並みでしたが、他の先行馬が控えたので無理なくハナへ。折り合った逃げでマイペース。最後はゴールドホイヤーに交わされましたが、完全燃焼の2着。距離延びていいかは微妙ですが、ハナに拘る競馬でクラシック路線でも展開のカギを握る存在に。

3着 ストーミーデイ
 この日はプラス16キロの488キロ。馬体増は戻した分で適度な気合乗り。レースは好スタートから出たなりに離れた3番手。休み明けの初距離で慎重な運び。勝負処では離れた4番手。最後の直線は内を突いて3着。現状千八ではこれが一杯か。短距離で活躍しているヒロシゲゴールドの全弟。今後は短距離路線でブレイクの可能性。

4着 マンガン
 この日はマイナス2キロの449キロ。間隔の詰まったローテーションですが、馬体を維持して落ち着きもあり好調。レースは出たなりに離れた外9番手から。4コーナーマクって出て外詰め4着は、ほぼ力通りの競馬。

5着 ゴールドビルダー
 この日はプラス5キロの485キロ。馬体をフックラ映し好仕上がり。レースは出たなりに内5番手から。ロスなく進めたものの、勝負処では置かれ気味。離された5着は、堅実駆けのこの馬としては案外。調教内容が今ひとつで、体調が伴っていなかったか…。

6着 ブリッグオドーン
 この日は増減なしの485キロ。適度な気合乗りで良く見せる馬。レースは御神本騎手が気合をつけて内10番手から。まるで見せ場がなく大敗。重賞ではスピードの絶対値でやや見劣りが。