第31回 東京スプリント(Jpn3)

【予想】
◎コパノキッキング
〇ヤマニンアンプリメ
▲サブノジュニア
△ジャスティン
△ブルドッグボス
△ノボバカラ
△キャンドルグラス

 結構シビアな戦いを強いられながらも差し切ったカペラSで改めて地力をアピールしたコパノキッキング。府中の千四でモズアスコットを相手に頑強に応戦した根岸Sも価値大。大井千二でこの斤量なら譲れない一戦とみました。もちろんヤマニンアンプリメが相手。

【レース】
 内から坂井瑠騎手が気合をつけてジャスティンがハナを主張。菜七子コパノキッキングは2番手に控え、その外にノボバカラ。直後にキャンドルグラス、ブルドッグボス、サブノジュニア。出遅れたヤマニンアンプリメは挽回して中団へ。快調にハイラップを刻むジャスティンは1馬身リードして直線へ。追走したコパノキッキングが甘くなったところに代わってサブノジュニアが詰めてきましたが、これを余裕を持って抑えたジャスティンが1分10秒9の好タイムV。

【上位馬の寸評】
1着 ジャスティン
 この日はプラス6キロの490キロ。少々テンションが上がり気味でしたが、馬体フックラ好気配。レースは内で包まれるのを嫌ったのか、坂井瑠騎手が気合をつけてハナを主張。快調にハイラップを刻み、突かれるシーンなし。直線に向くと追い駆けたコパノキッキングの脚が鈍り、代わってサブノジュニアが迫ってきましたが、最後は同じ脚になり完勝と言える内容で時計も優秀。鞍上の思い切った騎乗も見事。今後はモマれた際の対応が課題。

2着 サブノジュニア
 この日はプラス5キロの529キロ。威風堂々とした佇まい。6歳のこの時季に旬を迎えた感じ。レースは矢野騎手が気合をつけて外6番手から。このハイラップにも道中は抑え込む手応え。勝負処で4番手に上がり、直線は外へ。一旦は迫る気配を見せましたが、最後は同じ脚になり2着。それでも目下の充実ぶりを如実に示す走り。ある程度距離はこなしますが、千二ベストは間違いなし。

3着 キャンドルグラス
 この日はマイナス2キロの510キロ。上々の馬っぷりで高値安定。レースは好スタートから笹川騎手が気合をつけて内4番手から。勝負処から少々置かれてましたが、最後の直線は外から差を詰め3着と大健闘。流れに乗って目イチの競馬ですが、改めて非凡なスプリント能力を証明。

4着 ブルドッグボス
 この日はプラス8キロの522キロ。遠征で減らした馬体を戻して適度な気合乗り。レースは好スタートから御神本騎手が気合をつけて5番手から。速い流れを追って追走。勝負処で置かれながら、最後は盛り返す形で4着。高齢を迎え千二の高速決着ではこれが精一杯か。JBCとゴールドCを連勝した千四が現状ベスト。

5着 コパノキッキング
 この日はプラス5キロの487キロ。カリカリした気性でそう見映えする馬ではありませんが、今回はそれほどうるさくないし、少しでも馬体を増やしたのは好材料。レースは菜七子騎手が気合をつけて2番手から。ペースを考えれば妥当な策でこの馬のポジション。終始1馬身差でジャスティンをマークして直線に向きましたが、意外に甘くなり後続に殺到されて掲示板入線が一杯。逃げ切った勝ち馬に脱帽といったところですが、少々不満の残る内容。

8着 ヤマニンアンプリメ
 この日はマイナス3キロの491キロ。放牧明けでも活気に溢れリフレッシュした印象。バランスの取れた好馬体。レースは出遅れ。道中挽回して中団に取り付きましたが、緩みない流れにそれ以上ポジションを上げることができず見せ場なし。出遅れが響いて完全にリズムを崩した敗戦。