第27回 アフター5スター賞(S3)

【予想】
◎ブロンディーヴァ
〇サブノジュニア
▲キャンドルグラス
△カプリフレイバー
△アンサンブルライフ

普通はサブノジュニアですが、ここは斤量差も見込んで3歳馬ブロンディーヴァに期待。崩れ知らずのキャンドルグラスに3歳快速カプリフレイバーを加えた4頭の競馬。

【レース】
 注目の逃げ争い。外枠からダッシュを決めたエッシャー、サンダーマックスにクルセイズスプリツ、サイタスリーレッドが加わり、取り切ったのはクルセイズスピリツ。若干後れを取ったカプリフレイバーも仕掛けて3番手へ。先行5頭から離れてキャンドルグラスにブロンディーヴァ。サブノジュニアは後方インに待機。勝負処でカプリフレイバーは手応え怪しくなり離され加減。キャンドルグラスにブロンディーヴァ、更にはフランシスコダイゴも接近して直線へ。一旦は横一線の争いになりましたが、中を割ってサブノジュニアが抜け出し、外詰めたキャンドルグラスが2着と実績上位の古馬が地力を発揮。

【上位馬の寸評】
1着 サブノジュニア
 この日はプラス13キロの541キロ。デビュー以来の最高体重。一見して立派に映りますが、ゆったりおっとりの気配はいつも通り。要は中身の問題ですが、仕上げに問題なしと判断。レースは出脚ひと息で内11番手から。特に矢野騎手が急かす感じではなく自分のペース。4コーナーでもまだ中団でしたが、最後の直線は中を割って豪快にフィニッシュ。地力の違いがマザマザ。念願の重賞制覇を果たし、秋のビッグタイトルも視野に。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス5キロの502キロ。淡々と堂々とパドックを周回する姿はいつも通り。レースは好スタートから御神本騎手が気合をつけて離れた6番手から。先行5頭を睨んで絶好のポジション。4コーナーでは5番手。最後の直線は外に切り替えて一瞬抜け出すシーンもありましたが、サブノジュニアの豪脚の前に無念の2着。正味目イチですが、サブノより1キロ背負ってこの走りですから、やはり交流重賞でも上位を狙えるレベル。

3着 ブロンディーヴァ
 この日はプラス8キロの529キロ。全く重目感なく馬体増は重質の証。レースは今野騎手が多少気合をつけてキャンドルグラスの直後7番手から。超ハイラップに戸惑う様子もありましたが、マクり上げて4コーナー接近。最後の直線は外から詰めて3着。軽量をもってしても現段階での力の差を痛感させられる内容でした。

4着 ライクアロケット
 この日はプラス6キロの461キロ。スッキリした体付きの馬で増やしてきたのは好感。レースはダッシュひと息で後方10番手から。展開に乗じて自分の時計だけ走って4着ですが、メンバーを考えれば大健闘。千二路線で本当に安定してきました。

5着 クルセイズスピリツ
 この日はマイナス2キロの475キロ。いかにもサウスヴィグラス産駒という雰囲気は1、2着馬と共通。レースは敢然と逃げ争いに加わり、枠の差で行き切る形。終始サイタスリーレッドに絡まれましたが、結構頑張って5着入線。やはり先手を取り切ると容易には止まらない。

12着 カプリフレイバー
 この日はマイナス4キロの508キロ。ひと頃よりも馬体を減らして迫力は今イチですが、マズマズの仕上がり。レースは他の逃げ先行タイプに比べると出脚ひと息。脚を使って3番手に行く形。勝負処で前2頭に離され、最後の直線はズブズブ。古馬相手のシビアな競馬にキャリア不足を露呈しましたが、これを糧に成長期待。