第20回 ローレル賞(S2)

【予想】
◎ナジャ
〇ディアリッキー
▲ケラススヴィア
△ファストトラベル
△オルディノ
△ベツセタイ
 鎌倉記念はスタート直後にゴチャついてポジションを逸したナジャ。牝馬同士なら千六でも信頼。ただし混戦模様。

【レース】
 道営のセカイノホシが先手主張でこれを追うのが人気のナジャ。内に控えてケラススヴィア、直後にディアリッキーでペースは平均。向流しから終始馬体を併せた前2頭に後続も接近して直線へ。残り100で抜け出したケラススヴィアに粘ったセカイノホシが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ケラススヴィア
 この日はマイナス7キロの432キロ。この時季だけにやや毛ヅヤが落ちた感じはありますが、細目感はなく順調な仕上がり。レースは好スタートから出たなりに内4番手。折り合いスムーズに流れに乗って直線は外へ。お手本のようなロスのない運びで抜け出しました。時計の1分42秒9は及第点かそれ以上。土付かずの重賞V。レース巧者で距離はこなしそうなタイプ。

2着 セカイノホシ
 この日はマイナス7キロの437キロ。正直見映えは今イチ。レースはスピードのあるところを見せで楽にハナ。ただし向流しから終始ナジャに絡まれて息の入らない流れ。それでも先頭を譲らず直線へ。最後は勝ち馬に交わされたものの、執拗に抵抗してナジャに抜かせなかったのは、初距離を考えれば高く評価できる走り。距離に壁はありそうですが、スプリンターとしての資質は相当。

3着 ナジャ
 この日はマイナス2キロの454キロ。馬体フックラ、活気があって好調キープ。レースはスタートひと息でも無理なく2番手へ。向流しでは先頭に立つ勢い。併走のまま直線に向きましたが、最後は勝ち馬に交わされてセカイノホシにも競り負けて3着は案外。この馬の力は走っていますが、距離延びていい感じはしません。

4着 ディアリッキー
 この日はマイナス1キロの471キロ。テンション高めなのはいつも通り。馬体を維持して前走のデキ。レースは出たなりに内5番手から。道中の折り合いはスムーズ。早目に動いたケラススヴィアの後ろをロスなく立ち回って直線は外へ。ソコソコ詰めて4着はマズマズの内容。レース巧者は確かだし、これを糧に更に前進期待。

5着 オルディノ
 この日は増減なしの422キロ。仕上がり切った馬体で特に目立たず。レースは抑えて出て内8番手から。内々ロスなくポジションを上げて4コーナー5番手。最後の直線は外から詰めて5着。目イチの競馬でもそれなりの力は示しました。