第66回 ダイオライト記念(Jpn2)

【予想】
◎アナザートゥルース
〇マスターフェンサー
▲ダノンファラオ
△エルデュクラージュ
△リンゾウチャネル
△トーセンブル

 日本テレビ盃ではサルサデイオーネと33秒8のスプリント戦並みのペースで競り合ったアナザートゥルース。リズムを崩したかに見えたが、前走の東海ステークスが差して2着とダメージ回復。森騎手で連覇に視界良好。当然JRAの争い。

【レース】
 逃げ候補のリンゾウチャネルが控えたので、内からアナザートゥルースがハナ。これをマークがエルデュクラージュでダノンファラオは外3番手から。その直後にマスターフェンサーで有力処は一団。終始間隔を詰めて追走のエルディクラーズが最終コーナー先頭。逃げ込みを図りましたが、一旦は置かれたダノンファラオが終い猛然と伸びで豪快な差し切り。アナザートゥルースは3着に終わりました。

【上位馬の寸評】
1着 ダノンファラオ
 この日はマイナス4キロの525キロ。いつも良く見せる馬ですが、パドックの外目を活気十分に周回する姿はこれまでで一番。レースはやや跳び上がるようなスタートでも大過なく外3番手。終始前2頭をマークする形。勝負処からやや置かれ気味になり3馬身ほどの差で直線に向きましたが、川田騎手のアクションに応えて鋭く反応、豪快に差し切りました。少頭数の外枠で注文通りの競馬とはいえ、更にスケールアップは確か。

2着 エルデュクラージュ
 この日はマイナス19キロの499キロ。休み明けの前走が重目で、これは絞れた分。適度な気合乗りで好気配。レースは好スタートから出たなりに外2番とと上々の滑り出し。向流しに入るとほぼ併走で相手にプレッシャーをかける形。手応え優勢に4コーナー先頭。逃げ込みを図りましたが、最後はダノンファラオの強襲に遭い2着。外目番手の好走パターンに持ち込み完全燃焼。

3着 アナザートゥルース
 この日はマイナス1キロの483キロ。ほぼいつもと同じ雰囲気ですが、兄のサウンドトゥルーと酷似。レースは出森騎手が多少気合をつけて内からハナ。超スローで逃げ切った昨年よりは速い流れですが、無理のないペース。ただし向流しからエルデュクラージュに並ばれて少々息の入らない逃げ。最終コーナーでは交わされ気味。抵抗したものの競り負けて3着。これが外枠ならもう少し違った流れ、結果になったかも。好走パターンの先着2頭には展開負けの感じも。

4着 マスターフェンサー
 この日はマイナス16キロの493キロ。この程度の体重でも好走例はありますが、若干減った感じで一抹の不安。レースは松山騎手が気合をつけて外5番手から。他の有力処をマークは想定通りの運びですが、向流しから勝負処にかけての反応ひと息。全く見せ場がなく水を開けられた4着。やはり仕上がりが伴っていなかったようです。

5着 リンゾウチャネル
 この日はマイナス3キロの509キロ。馬っぷりはJRA勢に比べてもヒケは取らず好調キープ。レースは逃げも予想されましたが、酒井騎手が控えて内3番手から。終始自分のペースを守って5着はほぼ力通りで健闘の部類。