第50回 戸塚記念(S1)

【予想】
◎ジョエル
〇キャッスルトップ
▲ギャルダル
△セイカメテオポリス
△ブライトフラッグ
△トランセンデンス

 黒潮盃では人気を分けたパストーソを問題とせず圧勝のジョエル。以前に比べると序盤の反応が格段に良くなり信頼度アップ。コース実績もあり信頼。ただし上位拮抗のメンバー。

【レース】
 予想通り内からキャッスルトップが先手を主張。ピッタリとマークしてギャルダル。内にトランセンデンス、ジョエル、ランドファーストが先行グループを形成。セイカメテオポリス、ギガキングは中団。ブライトフラッグは後方からでペースは平均やや速目。3コーナーで先頭を奪ったギャルダルが2馬身リードして直線に向きましたが、上がりのかかる競馬で展開もつれる形に。ゴール前内を強襲した伏兵セイカメテオポリスが1着。2着争いを制したのは外伸びたトランセンデンス。

【上位馬の寸評】
1着 セイカメテオポリス
 この日はマイナス14キロの516キロ。休養明けの馬体減は気になりますが、元々馬っぷりが良く、見た目には全く細目感なし。ビシッと追って仕上げてきたと判断。レースは好スタートから出たなりに内6番手から。やや速目の流れに折り合いスムーズ。勝負処から動いたトランセンデンスの内をすくうように進出してイン強襲。人気処をまとめて差し切りました。ハマったのは確かですが、やはり地力確か。そして左回りに適性が高いようです。

2着 トランセンデンス
 この日はプラス11キロの471キロ。リフレッシュ効果で馬体回復。落ち着きも伴い持ち直した様子。レースは出たなりに内3番手から。勝負処でやや置かれ気味になりましたが、森騎手が叱咤して追走。最後の直線は外から詰めて2着。勝ち馬に巧く捌かれた感じで、クラシックホースの地力発揮。

3着 ジョエル
 この日はプラス7キロの525キロ。太目感なく適度な気合乗り。力強い踏み込み、毛ヅヤも良く目下の充実ぶりが窺えます。レースは張田騎手が気合をつけて3番手グループの一角。2周目3コーナーで先頭に立ったギャルダルを追い駆け2馬身差で直線へ。ただし、鋭い脚は使えず2着争いに競り負ける格好。力は出し切った競馬。

4着 ギャルダル
 この日はマイナス5キロの476キロ。中間の乗り込み量は豊富。気合乗りも十分。キッチリ仕上げてきました。レースは好スタートから内の動向を窺いつつ自然に2番手。道中の折り合いスムーズ。2周目3コーナーでキャッスルトップを交わして先頭。リードを広げて2馬身差で直線へ。最後は内外から殺到されて4着ですが、自力で勝ちに行った流れを考えれば中身の濃い競馬。次走が楽しみです。

5着 ギガキング
 この日はプラス3キロの456キロ。数字以上に馬体を大きく見せて好仕上がり。レースは出たなりに外6番手を進み、流れ込んだ程度で差のある5着。力通りの競馬でトップレベルが揃うと入着ライン。

6着 キャッスルトップ
 この日はプラス12キロの454キロ。減らした馬体を戻して見た目には好仕上がり。レースは内枠から先手を主張。少々速目の流れでも、ジャパンダートダービーを考えれば無理のないペース。ただし、3コーナーでギャルダルに交わされ6着。稽古でビシッと行っておらず、中身が伴っていなかったか…。