第67回 クイーン賞(Jpn3)

【予想】
◎リネンフラッシュ
〇プリティーチャンス
▲ウェルドーン
△サルサディオーネ
△ダイアナブライト
△エリザベスタワー

 JBCはスタートひと息でやや挟まれ気味になり若干後手を踏んだリネンファッション。ここはサルサディオーネの逃げをマークして抜け出しに期待。プリティーチャンス本線。

【レース】
 例によって好スタートを決めたサルサディオーネの逃げ。外に回して2番手にリネンファッション、ウェルドーンの並び。その内にエリザベスタワー。ダイアナブライトが続いて外からプリティーチャンスが進出。緩みないラップを刻んだサルサディーネの逃げは快調。追い駆けた2頭が手応え怪しくなり、代わって内からダイアナブライトが2番手。最後の直線は2頭のデッドヒート。一旦は振り切った感のあったサルサディオーネをクビ差捕らえてダイアナブライトが1着。

【上位馬の寸評】
1着 ダイアナブライト
 この日はマイナス4キロの444キロ。数字以上に馬体をフックラ映して好仕上がり。チーク着用。レースは好スタートから出たなりに内6番手から。向流しに入ると手応え良く内々をスルスル進出。4コーナーでは内2番手へ。最後の直線は外に持ち出してサルサディオーネを猛追。執拗に粘る相手をゴール前クビ交わしました。前走のレディスプレリュードの内容からは入着ラインとみていましたが、予想を上回る実力。脚抜きのいい馬場も合っている感じ。

2着 サルサディオーネ
 この日はプラス3キロの524キロ。馬体をキープして落ち着きもありハイレベル安定。レースは好スタートを決めて無理なくハナ。この馬本来の緩みないラップを刻んでの逃げ。勝負処から後続を引き離しにかかり、2馬身リードして直線へ。逃げ切り態勢にあったところ、馬体を離して追い込んで来た勝ち馬に惜しくもクビ交わされましたが、斤量差を考えれば地力を示した2着。

3着 プリティーチャンス
 この日はプラス4キロの468キロ。前走の馬体を維持して適度な気合乗り。レースはスタート直後に隣のハピネスマインドと接触しましたが、大過なく外8番手から。向流しに入ると進出開始。最終コーナーでは離れた5番手。3着に食い込んで面子は保った形。みやこSの内容からはもう少し走って良さそうですが、高速決着への対応に苦労した様子。

4着 ディアリッキー
 この日は増減なしの492キロ。ややテンションが上がり気味でも馬体減りなく順調。レースはヤンワリ出て後方9番手から。徐々に進出して4コーナー6番手。流れに沿った競馬で4着。軽量とはいえこのメンバーで善戦できたのは次に繋がりそう。

5着 サルサレイア
 この日は増減なしの498キロ。馬体をフックラ映して好調。レースは出遅れて内9番手から。流れに乗って内から差を詰めて5着は、この馬のこれまでの実績、力量からはほぼ妥当な結果。

8着 リネンファッション
 この日はマイナス5キロの456キロ。決して細目感はなく順調。レースはサルサディオーネに行かせて外に切り替え2番手は想定通り。ジカ付けの形。ただしピッチを緩めない逃げの追走に手を焼き勝負処での手応えひと息。4コーナーでは内からダイアナブライトに交わされピンチ。よもやの離された8着。少々不可解な敗戦。

10着 ウェルドーン
 この日はマイナス15キロの495キロ。それほど細くは映りませんが気配今イチ。レースは武豊騎手が多少気合をつけて外3番手。この馬のポジションで進め4コーナーでは2番手に上がりましたが、最後の直線はサッパリ伸びず。調整に誤算があったのか…。