第71回 川崎記念(Jpn1)

【予想】
◎チュウワウィザード
〇カジノフォンテン
▲タービランス
△ヴェルテックス
△ヒロイックテイル
△ブラックアーメット
△ケイティブレイブ

 海外遠征を挟み勝ち切れないチュウワウィザードですが、近2戦の走りからは衰え皆無。2年前の当レースを勝利した川田騎手とのコンビ復活。これといって手強い新興勢力もおらず、力通りの走りで決めるとみました。連下は横一線。

【レース】
 サルサディオーネが定番戦法で、この馬としてはペースを落とした逃げ。張田カジノフォンテンは予定通り?外2番手。エルデュクラージュ、ヒロイックテイルと続いて直後にチュウワウィザード、ヴェルテックス。ブラックアーメットは後方から。ペースは平均。2周目3コーナーで先頭に立つカジノフォンテン。これに手応え良く並びかけるエルデュクラーズ。チュウワウィザードも3番手に進出して直線へ。残り200で先頭に立ったチュウワウィザードが力通りにワンサイドV。エルデュクラージュが辛抱して2着。

【上位馬の寸評】
1着 チュウワウィザード
 この日は増減なしの488キロ。集中力を保ってパドックを周回する姿はいつも通りで好仕上がり。レースは外5番手からとほぼ想定通りのポジション。2周目勝負処から一気に動いて4コーナーでは前2頭から2馬身差の3番手。最後の直線、残り200で一気に先頭に躍り出ると、突き放す一方のワンサイド勝利。力の違いを見せつけました。

2着 エルデュクラージュ
 この日はプラス1キロの505キロ。2着した前走時と同様に馬体を大きく映してデキの良さは歴然。レースは序盤内3番手。向流しに入ると本田騎手が外に持ち出し手応え良く進出。早目に先頭に立ったカジノフォンテンを追い、最終コーナーではこれを交わす勢い。最後はチュウワウィザードに交わされ2着死守がやっとでしたが、なかなか中身の濃い競馬。明けて8歳とはいえまだまだやれる。

3着 ヴェルテックス
 この日はマイナス2キロの519キロ。迫力満点の馬っぷりでピークのデキ。レースは出たなりに内6番手からの競馬。勝負処でペースアップした際は追って追走。最終コーナーでは4番手に上がり、終いもうひと伸びして3着。ほぼ力通りの競馬。

4着 ブラックアーメット
 この日はマイナス2キロの508キロ。大型馬ですが、均整の取れた好馬体でデキ良好。レースはヤンワリ出て後方12番手から。2周目の勝負処から内に入ってロスをとどめ、最後の直線で差を詰め4着。キャリアの浅い4歳馬だし、小回り川崎コースでこの走りなら今後が楽しみ。

5着 カジノフォンテン
 この日はプラス13キロの545キロ。昨年勝った際が541キロ。ビシッと仕上げてきたし、見た目に太目感なく馬体増不問。レースはサルサディオーネに行かせて2番手は予想通り。道中の折り合いはスムーズ。2周目3コーナーで先頭に立ちましたが、これを追うエルディクラージュの行きっぷりが良く、最終コーナーでは交わされて赤信号。結果5着に終わりました。やはりこの馬、基本的には逃げ馬。距離も千六、千八あたりが合うのでは。