第48回 戸塚記念(S1)

【予想】
◎ウィンターフェル
〇ダンサーバローズ
▲ヒカリオーソ
△グリードパルフェ
△レオズハウライト
△ジョーパイロライト
△グラビテーション

 ジャパンDDでは勝負処から反応良く進出して2着争いを演じたウィンターフェル。ミューチャリーと世代双璧をアピールする競馬。そして長目の距離へ高適性。好仕上がりでこの距離、相手なら久々の勝機とみました。ダンサーバローズ本線妙味。

【レース】
 逃げ馬トーセンボルガがハナを主張してヒカリオーソは引いて2番手。ウィンターフェルはヒカリオーソをマークする形。向流しでグリードパルフェが一気に動いて2番手へ。これに呼応するようにヒカリオーソが仕掛けて出て3コーナー手前で早くも先頭。仕掛けをワンテンポ遅らせたウィンターフェルも接近して直線へ。二の脚を繰り出したヒカリオーソがウィンターフェルの追撃を退け見事に1着ゴール。

【上位馬の寸評】
1着 ヒカリオーソ
 この日はプラス7キロの455キロ。とりあえず馬体を増やしていたのは好感。少々うるさい面も許容範囲内。レースは好スタートから出たなりの先行策。トーセンボルガが行くとみると即座に引いて2番手から。道中の折り合いはスムーズ。向流しでグリードパルフェの動きを察知すると、被されるのを嫌って自身も動いて先頭。2馬身リードしてええ。終い1ハロン12秒3でまとめ、ウィンターフェルの追撃を振り切りました。時計も水準以上で改めて地力の高さを確認。
古馬との対戦が楽しみです。

2着 ウィンターフェル
 この日はマイナス5キロの505キロ。ジャパンDD以来でも馬体はキッチリ仕上がり毛ヅヤもいい。レースは出たなりに外5番手から。グリードパルフェの動きに一歩仕掛けを遅らせてスパート。4コーナーで2番手に上がり追う者の強味を発揮できるとみてましたが、相手の強靭な抵抗に屈してまたもやタイトルに手が届かず。正直拍子抜けですが、素直に相手を褒めるべきか。

3着 グリードパルフェ
 この日はプラス10キロの474キロ。前走で減らした馬体を戻して適度な気合乗り。好調間違いなし。レースは笹川騎手が気合をつけて内8番手から。向流しで一気に動いて2番手に進出。レースを動かしましたが、ヒカリオーソにガッチリ受け止められてマクり切れず、最後は2頭に突き放される3着。勝ちに行ってこの結果なら納得で、これを糧に更に成長していきそう。

4着 ケンゴッド
 この日は増減なしの465キロ。馬体をキープして落ち着きもあり好調。レースは外7番をを進み最終コーナーでは5番手に進出。流れに乗った競馬で4着は力通りの競馬。

5着 トーセンオリンピア
 この日はマイナス9キロの487キロ。これは絞れた分で馬体フックラ。ややテンションが上がり気味。レースはヤンワリ出て外8番手から。向流しでスパートを開始して4コーナーでは離れた4番手に上がりましたがそこまで。ただし、この競馬ができればダート対応を証明したし、次に繋がる競馬。

8着 ダンサーバローズ
 この日はプラス10キロの532キロ。全く太目感はなく、これは中身が伴ってきた分と判断。レースは御神本騎手が気合をつけて内6番手から。向流しで3番手グループに取り付きましたが、交わされたトーセンボルガが後退してきて行き場を失い、気難しい面を露呈。今回に関しては基準外とみたい。

第26回 アフター5スター賞(S3)

【予想】
◎サブノジュニア
〇キタサンミkヅキ
▲アピア
△クルセイズスピリツ
△キャンドルグラス
△ジョーストリクトリ
△ストロングハート

 休み明けの前走はいかにも叩き台のサブノジュニア。それでひと脚使えたなら、叩いてグンと気配アップのここは狙い目とみました。当然キタサンミカヅキ本線ですが手広く。

【レース】
 クルセイズスピリツが逃げる態勢でしたが、今回もスタートを決めたアピアの行きっぷりが良く無理なく交わして先頭。これを追い駆けたのがストロングハートで、3ハロン34秒を切るハイラップ。離れた5番手にキャンドルグラス、その後ろにキタサンミカヅキ、サブノジュニアは後方から。最後の直線、一旦はアピアがリードを広げましたが、さすがにペースが厳しく後続が殺到。キタサンミカヅキが地力で抜け出し1着ゴール。キャンドルグラスは一旦先頭の惜しい2着。展開に乗じて脚を伸ばしたサブノジュニアが3着。

【上位馬の寸評】
1着 キタサンミカヅキ
 この日はマイナス6キロの520キロ。相変わらず馬っぷりは冴えていますが、絶好調時に比べるとやや馬が大人しい感じは前走時と同様。この時季はあまり良くないのか、年齢的なモノなのか…。レースは森騎手が気合をつけて外6番手から。3コーナーから内に潜り込みましたが、ペースが速く先頭からは大きく水の開いた6番手。最後の直線は外から脚を伸ばして際どく競り勝ちました。今年も59キロを背負っての3連覇。正直一杯一杯の感じはありますが、息の長い活躍には頭が下がります。

2着 キャンドルグラス
 この日はマイナス3キロの499キロ。休み明けでも馬体フックラ好仕上がり。活気があるし毛ヅヤもいい。レースは赤岡騎手が気合をつけて内5番手から。ペースが速く前とは開きがありましたが、勝負処から動いて4コーナー外4番手。最後の直線は一旦先頭に立つシーンもありましたが、キタサンミカヅキに交わされ惜しくも2着。内容的には全くそん色なく、スプリンターとしての資質は交流レベル。

3着 サブノジュニア
 この日はマイナス2キロの532キロ。若干モッサリ感があるのはいつも通り。叩いた分の上積みはあると判断。レースはスタートひと息で後方12番手から。3コーナーから内に潜り込んで極力ロスを抑え、最後の直線は外へ。展開に乗じて脚を伸ばし際どく迫りました。順調に使い込んでいけば更に良くなってきそう。距離の守備範囲も広く今後の重賞路線の注目株。

4着 アピア
 この日はマイナス8キロの542キロ。太目を叩いてグンと気配アップ。レースは今回もスタートを決めて無理なくハナ。勝負処からストロングハートを振り切り2馬身リードして直線へ。一旦は逃げ切ったかと思わせましたが、さすがにペースが厳しく殺到されての4着。これが千㍍なら勝っていた競馬。このデキを保って千㍍戦なら文句なく主役に返り咲き。

5着 ヨンカー
 この日はマイナス3キロの533キロ。気合乗り十分の好馬体で好調そのもの。レースは出たなりで外4番手から。道中内に入り、最後の直線は内を突いて渋く脚を伸ばし掲示板ゲット。最近は差しに回る競馬を余儀なくされていますが、それなりに形に。一枚落ちのスプリント戦ならチャンス十分。

第16回 スパーキングサマーカップ(S3)

【予想】
◎トキノパイレーツ
〇センチュリオン
▲ラーゴブルー
△トロヴァオ
△ザイディックメア
△ロイヤルパンプ
△ハッピースプリント

 長く脚を使ってハイレベルの争いに肉薄した川崎マイラーズが好内容のトキノパイレーツ。前走のスパーキングサマーチャレンジは、間隔があいて体調が伴っていなかったのが敗因。攻め気配アップの今回は巻き返せるとみました。小回り千六をこなせばセンチュリオン、ラーゴブルー以下△勢まで手広く。

【レース】
 逃げ馬シュテルングランツがレースをリードして平均ペース。トキノパイレーツはスタートを決めて手応え良く先行。その直後にトロヴァオ。出遅れたセンチュリオンは後方から。勝負処から2番手に上がったトキノパイレーツが残り200で先頭に立ち、危なげなく押し切りました。外から脚を伸ばしたトロヴァオがシュテルングランツを交わして2着。

【上位馬の寸評】
1着 トキノパイレーツ
 この日はマイナス7キロの472キロ。体つきが引き締まって良化間違いなし。レースは好スタートを決めて内4番手から。4コーナーでは手応え良く2番手グループの一角。残り200で先頭に立つと危なげなく抜け出しました。川崎マイラーズと同じ時計で走っての勝利。距離に融通は利きますが、やはり千六ベストのイメージ。

2着 トロヴァオ
 この日は増減なしの460キロ。もう少し増やしたかった感じもありますが、この馬にしては落ち着きがあり好調キープ。レースは的場騎手が馬を内に寄せて内5番手から。3、4コーナーから外に回して追い込み態勢に入り、外伸びて2着は川崎マイラーズを2着した際と全く同じパターン。能力的には現状維持が一杯ですが、ロスなく脚を溜めて行くとキレのいい走りを見せる。

3着 シュテルングランツ
 この日はマイナス3キロの473キロ。馬体をフックラ映してデキ落ちなし。レースは好スタートから無理なくハナ。平均ラップを刻んで単騎マイペース。1馬身リードして直線に向きましたが、2頭に交わされて3着。決して一杯になったわけではなく完全に決め手負け。長目の距離で緩急をつけて後続を翻弄するパターンがベスト。

4着 ディアデルレイ
 この日はマイナス14キロの504キロ。大型馬ですが、やや減った印象も。レースは本田正騎手が気合をつけて外3番手から。先行ペースに乗ってスムーズに運びましたが、最後の直線は流れ込む形の4着。やはり追ってから速い脚を使えないのが難点。シュテルングランツと顔が合うケースが多く、どうしても兼ね合いになる。

5着 センチュリオン
 この日はマイナス7キロの528キロ。馬体減は絞れた分と判断。相変わらず馬っぷりが冴えているし活気もある。レースは出遅れて後方から。向流しで一気に追い上げを図りましたが、小回りコースの捌きにひと苦労。ソコソコ詰めての5着は致し方ない面も。やはり千八以上は欲しい。

第53回 黒潮盃(S2)

【予想】
◎グリードパルフェ
〇トーセンボルガ
▲ホワイトヘッド
△ハルディネロ
△アエノエンペラー
△ヤマショウブラック
△シビックヴァーゴ
△リンノレジェンド

 東京湾Cでは、終いややササり気味になりながら2着のグリードパルフェ。果敢に挑戦したクラシックレースが人気以上の好内容で、右回りの方が合う感じ。トップ不在のこのメンバーならチャンスとみました。逃げ候補トーセンボルガを本線に手広く。

【レース】
 トーセンボルガが控え、ホールドユアハンドの逃げ。リンノレジェンドは3番手グループの一角で、グリードパルフェ、ホワイトヘッドは中団。アエノエンペラーは例によって後方から。ペースはスローに近い平均。4コーナーで2番手に上がったリンノレジェンドが残り300で先頭。食い下がるグリードパルフェ以下を突き放して、道営クラシックレースで好走の地力を見せつけました。

【上位馬の寸評】
1着 リンノレジェンド
 この日はプラス7キロの503キロ。以前南関に在籍した当時と変わらない姿。均整の取れた好馬体。レースはほぼ出たなりに3番手グループの一角。岡部誠騎手が折り合いに苦心して脚を温存。4コーナーで単騎2番手に上がり、残り300で先頭。一旦は迫る体勢のグリードパルフェを突き放し完封勝利を収めました。道営クラシックレースで培った実力は本物。距離も長目の方が合うようです。

2着 グリードパルフェ
 この日はマイナス8キロの464キロ。キッチリ仕上げてきた感じで適度な気合乗り。レースは笹川騎手が気合をつけて中団7番手から。勝負処から手応え良く進出して4コーナーでは4番手。前を呑み込む勢いで直線に向きましたが、いち早く抜け出したリンノレジェンドに突き放される形の2着。決め手負けというか、これは地力の差か。それでも他の南関勢には先着して面目を保ちました。

3着 ホワイトヘッド
 この日はマイナス2キロの523キロ。相変わらず馬っぷりがいいし、少しうるさいくらいに気合が乗り暑さを気にしている様子なし。レースは出たなりに内8番手から。道中は動かずに脚を温存して直線勝負。外詰めて3着は、走破時計的にもほぼ力通りの競馬。この馬の場合は、若竹賞のような乱戦願望。

4着 ハルディネロ
 この日はマイナス2キロの475キロ。休み明けの前走から仕上がっており、大きな変化はなし。例によってややイレ込気味。レースは出たなりに内10番手からで折り合いに専念。4コーナーは内を突いて直線は外から詰めて4着。距離を意識して大事に構えてこの結果はほぼ想定内。素材は確かでももう少し馬体、気性面での成長が欲しい。それと現状千六以下がベター。

5着 アエノエンペラー
 この日はプラス14キロの458キロ。全く太目感はなくこれは成長分。レースは吉原騎手が気合を乗せてもダッシュが利かず後方13番手から。勝負処から動いて4コーナーでは中団まで進出しましたが、掲示板ゲットがようやく。この脚質だけに他力本願の弱味は拭えませんが、馬体は良化しており、自己条件に戻れば即注目。

13着 トーセンボルガ
 この日はプラス5キロの502キロ。少々コロンと映る体型ですが、ここ一連と同様で好調キープ。レースは厩舎作戦かホールドユアハンドに行かせて2番手からの競馬。意外にスムーズに進めていましたが、直線に向いてリンノレジェンドに交わされるとズルッと後退。やはり逃げてこその馬。

第40回 サンタアニタトロフィー(S3)

【予想】
◎トロヴァオ
〇クリスタルシルバー
▲ノンコノユメ
△アルタイル
△ロイヤルパンプ
△リッカルド
△ハッピースプリント(出走取消)

 休み明けで気配今イチながらキレのいい末脚を繰り出した川崎マイラーズのトロヴァオ。今回の方が仕上がりがいいし、斤量有利、人気的にも狙い目とみました。好枠からロスなく進めてクリスタルシルバーも勝ち負け必至。ノンコノユメは斤量と多頭数の捌きがポイント。

【レース】
 好スタートを決めたのはゴーディーですが、最内から今野ロイヤルパンプがハナを主張。リアライズリンクスが3番手でその内にクリスタルシルバー、外にトロヴァオ。中団インにバルダッサーレ、ノンコノユメもこの位置。先行ペース。勝負処から手応え良く進出したクリスタルシルバーが2番手から残り200で先頭、外からバルダッサーレが迫りましたが、死角を突くようにラチ沿いをスルスル伸びたノンコノユメが1着ゴール。G1馬の面目躍如。

【上位馬の寸評】
1着 ノンコノユメ
 この日はプラス4キロの446キロ。馬体が減らなかったのは好材料。帝王賞のデキにはあると判断。レースは出たなりに外9番手から。向流しで内に潜り込みロスを極力避ける狙い。最後の直線はバルダッサーレが外に持ち出した処を一気に進出してイン狙い。ラチ沿いをスルスル伸びてゴール前測ったように差し切りました。多頭数をどう捌くかが難題でしたが、真島騎手苦心の騎乗で見事クリア。もちろん馬の実力なくしてはできない芸当です。

2着 クリスタルシルバー
 この日はプラス2キロの484キロ。ここしばらく480キロ台をキープ。暑さ負けもなく馬体安定。レースは的場騎手が気合をつけて内4番手から。好枠を利してほぼ想定通りのポジション。折り合いスムーズ。4コーナーでは2番手に上がり、半馬身差で直線へ。残り200で一旦先頭に立ちましたが、ノンコノユメに内をすくわれ無念の2着。相手の切れ味に脱帽。

3着 バルダッサーレ
 この日はマイナス3キロの493キロ。近走やや人気先行ですが、馬体をフックラ映して活気もあり調子落ちなし。レースは笹川騎手が出たなりに馬を内に寄せて中団7番手から。勝負処から手応え良く進出して4番手。直線は外に切り替えて前を追いましたが、惜しくも及ばず3着。あの手応えなら自信を持って外に切り返したのは当然ですが、あのまま内を狙っていれば、ノンコノユメとは立場が入れ替わったかも。

4着 ロイヤルパンプ
 この日はマイナス3キロの524キロ。相変わらず馬っぷりが冴えており絶好調。レースは今野騎手が気合をつけて無理なくハナ。道中それほど突かれることもなく単騎マイペース。残り200でクリスタルシルバーに交わされ4着に落ちましたが、完全燃焼できたレース。

5着 サブノジュニア
 この日は増減なしの534キロ。パドックではいつも大人しいタイプ。調教試験の時点からは絞り込んできたし、好調時とさして変わらぬ雰囲気。レースは長休明けということで大事に構え後方13番手から。直線勝負で追い上げを図り5着は、叩き台的な運びとしては上々の滑り出し。千六もこなしますが、サウスヴィグラス産駒だけに短距離でよりハイレベルの走りを見せるので、今後が楽しみ。

7着 トロヴァオ
 この日はプラス6キロの464キロ。ひと息入れて馬体を増やしてきたし、落ち着きもあり前走以上。レースは吉原騎手が気合をつけて外5番手から。道中も積極的に動いて行きましたが、かなり外を回るロスもあり離された7着。次走で改めて注目したい。

第2回 プラチナカップ(S3)

【予想】
◎キタサンミカヅキ
〇ワンパーセント
▲ノブワイルド
△ソッサスブレイ
△タイセイラナキラ
△アンサンブルライフ

 さきたま杯でも千四得意の中央馬に食い下がったキタサンミカヅキ。南関同士なら文句なく主役ですが、ノブワイルドとタイセイラナキラの何れかが楽に逃げる展開になれば逆転のシーンも。ワンパーセントは逆転までは?でも2頭が競るとみれば連下に有力。

【レース】
 注目の逃げ争い。両馬五分に出て一歩も譲らず、ほぼ同体でコーナーに入れば枠の差でノブワイルドの逃げ。タイセイラナキラはやむなく2番手に控える形。3番手にヒラボクプリンスが入り、キタサンミカヅキはその後ろ。更に後れてワンパーセント、アンサンブルライフ。当然ハイラップでもノブワイルドには無理のないペース。勝負処からキタサンミカヅキ、ヒラボクプリンスが揃って追い上げて来ましたが、3馬身のリードを保って直線に向いたノブワイルドは、危なげなく逃げ切り勝ち。底力でキタサンミカヅキが2着を確保。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はプラス1キロの495キロ。異例の重賞連闘策ですが、体付きは悪くないし、むしろ気合が乗って前走以上。毛ヅヤもいい。レースは五分に出て当然先手を主張。枠の差で振り切ると、あとは遅過ぎず速過ぎずの自分のペース。後退するタイセイラナキラを尻目にリードを広げ、全く付け入る隙を与えませんでした。時計の1分25秒7はほぼ想定通り。過去に交流オーバルスプリント1着の実績がありますが、その再現。この走りをされてはキタサンミカヅキもお手上げ。

2着 キタサンミカヅキ
 この日はプラス4キロの526キロ。抜群の馬っぷりを誇る馬ですが、いつもに比べると活気ひと息。レースは森騎手が気合をつけて離れた4番手から。勝負処からヒラボクプリンスと並んで前を追い駆け3馬身差で直線へ。ただし相手も脚を残しており2着に終わりました。戦前はヒラボクプリンスのポジションを見込んでいましたが、少し後れを取ったのと、外を回って追い上げたのが終いの脚に影響したか。ヒラボクプリンスの競馬ができていればもう少し際どかったかも。それと全体的な気配から盛夏の時季は?

3着 ヒラボクプリンス
 この日はプラス2キロの498キロ。馬体をフックラ映して相変わらず好気配。レースは笹川騎手が気合をつけて先行2頭の離れた3番手へ。勝負処からキタサンミカヅキと一緒に動いて4コーナーでは離れた2番手の内併走。最後は競り負けて3着ですが、十分に見せ場を作りました。この距離、メンバーのスピード競馬にここまで対応できるとは正直予想外。高齢馬ですが、今後は短目の距離を選択していくのが正解かも。

4着 ワンパーセント
 この日はマイナス5キロの481キロ。丸みを帯びた馬体。活気があって毛ヅヤも良くハイレベル安定。レースはスタートひと息。左海騎手が内に馬を寄せつつ気合をつけて中団6番手から。ただし速い流れに差が詰まらず、直線勝負で4着。高速決着に完全なスピード負け。前走は川崎千四の準オープンを勝っていますが、もう少し距離が欲しい。

5着 アンサンブルライフ
 この日はマイナス5キロの492キロ。ここ一連のいいデキをキープ。レースは岡部誠騎手が気合をつけて内7番手から。ロスなく進めて最後の直線も内を突いて掲示板ゲットは、いかにもという走り。過去さきたま杯4、3着、オーバルスプリント4着と交流重賞でも入着の実績。それからするとも少し上があっても良さそうですが、いくらか盛りを過ぎたか…。

8着 タイセイラナキラ
 この日は増減なしの524キロ。懸念された太目残りはなく、しらさぎ賞当時と同じ気配。レースはノブワイルドとの逃げ争いで譲らざるをえなかった時点で形勢悪し。一応1馬身と離れず外2番手をキープしていましたが、勝負処で手応えが怪しくなり終了。完全な展開負け。

第9回 習志野きらっとスプリント(S2)

【予想】
◎ノブワイルド
〇アピア
▲デイジーカーニバル
△クルセイズスピリツ
△ヨンカー
△ラディヴィナ
 交流千四のオーバルスプリントを逃げ切っているノブワイルドですが、本質スプリンターで距離は短ければ短いほどいいタイプ。休み明けの前走59キロから今回は2キロ減の57キロで左海騎手。一気に逃げてアピアの連覇を阻止できるとみました。もちろんアピアの連覇も十分で、狂っても▲△まで。

【レース】
 その気になればアピアが逃げる行きっぷりでしたが、あえて拘らずノブワイルドに行かせる形。ロマンコスモ、クルセイズスピリツに内からデイジーカーニバルも先行グループ。ヨンカーは中団から。前2頭が譲らず競り合い3番手以下を4馬身離して直線へ。脚いろはアピアが優勢に見えましたが、抵抗するノブワイルドに根負けして2着死守がやっと。それを尻目にノブワイルドが鮮やかに逃げ切りました。

【上位馬の寸評】
1着 ノブワイルド
 この日はマイナス3キロの494キロ。一度使われた分、体が引き締まった感じ。意外にパドックでは大人しいタイプ。レースはスタート自体はやや劣勢でしたが、左海騎手が何が何でも行く構え。アピアの御神本騎手が控えてくれたこともありハナへ。ただし終始アピアに突かれる形で余裕のない逃げ。2頭で後続をリードして直線へ。手応え的にはどうかという感じでしたが、残り100でアピアの脚が止まり、結果的には2着に0秒5差をつける完勝。59秒0の時計もほぼ想定通りでマズマズ。衰えぬスピード能力、スプリント戦への高適性をアピールしました。

2着 アピア
 この日はプラス14キロの550キロ。休み明けでデビュー以来の最高体重ですが、太目感なく抜群の馬っぷり。適度な気合乗り。レースはここ最近と同様にポンと出てその気になればハナに行けるほど。ノブワイルドに行かせて外2番手ですが、1馬身とは離されずに外併走の形。手応え的には明らかに優勢でしたが、最後の直線、残り100で脚が止まってしまい、ギリギリ2着死守という結果に。ワイルドな勝ち馬に、優等生が根負けした格好。あくまでも結果論ですが、問答無用で行き切ってしまえば良かった。

3着 ヨンカー
 この日はプラス9キロの536キロ。この馬は550キロ台でも勝利したことがある馬。太目感なく好馬体が輝く。レースは吉原騎手が気合をつけて行きましたが、速いペースに置かれて外7番手から。ただし22秒3~33秒5の超絶ハイペース。アピアが甘くなって2着争いがもつれたところに、外詰めて惜しい3着。前走2着した際と同じく、一旦下げて盛り返す競馬。この距離なら展開不問で力を発揮。

4着 ロマンコスモ
 この日はマイナス5キロの515キロ。元来がやや太目に映るタイプで、馬体減は絞れた分と判断。前走以上。レースは好スタートから岡村健騎手が気合をつけて外3番手から。さすがに前2頭のペースが速く置かれてしまいましたが、ポジションをキープしつつ、最後の直線はそれなりに詰めて4着。積極的に追い駆けての好走は価値があり、改めて非凡なスプリント能力をアピール。

5着 クルセイズスピリツ
 この日はプラス7キロの473キロ。いかにもサウスヴィグラス産駒といった風情で好調キープ。レースは好スタートから山崎誠騎手が気合をつけて外4番手から。勝負処でやや置かれて5番手。最後の直線はある程度盛り返して2着争いには加わっており、一応力通りの競馬。大外枠は少々厳しかったか…。

第21回 ジャパンダートダービー(Jpn1)

【予想】
◎クリソベリル
〇デルマルーヴル
▲デアフルーグ
△ミューチャリー
△ロードグラディオ
△トイガー
△ウィンターフェル
△ヒカリオーソ
 兵庫CSを出色の時計で駆け抜け無傷の3連勝。底知れぬ能力を秘める良血クリソベリルを巡る2着争い。実績からデルマルーヴルがその筆頭ですが、デアフルーグ以下南関勢も連下なら。

【レース】
 内枠から無理なくヒカリオーソがハナ。サクセッサー、ロードグラディオと続いて直後にデルマルーヴル、トイガー。クリソベリルは大事に構えて中団から。ウィンターフェル、ミューチャリーは後方待機。ペースは東京ダービーほど遅くはないにせよ、比較的前が楽な先行ペース。勝負処から動いたデルマルーヴルが4コーナー2番手から最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、背後に迫っていたクリソベリルが残り100でこれを交わして先頭。グンと伸びて他を寄せ付けませんでした。接戦の2着争いはデルマルーヴルが凌ぎましたが、南関勢も大健闘。

【上位馬の寸評】
1着 クリソベリル
 この日はマイナス6キロの538キロ。大型ですが、決して巨漢馬という感じはなく均整の取れた好馬体。兄クリソライトは若駒の頃は線の細いイメージがありましたが、もちろんそれとは全く違う。パドックを周回する姿は威風堂々として大物感が漂います。レースは兵庫CSとは売って変わった待機策で中団7番手から。ペースの割に慎重に構えて折り合いに専念。デルマルーヴルの動きに触発される形でスパートをかけ3コーナー5番手。直線の入口ではその背後に迫り、残り100でこれを交わすと、一気にリードを広げて1着ゴールを駆け抜けました。大分馬場が乾いてきたのが良かったし、外枠も競馬がし易かったと言えますが、まだ完成途上でこの走りだから桁違いのスケール。

2着 デルマルーヴル
 この日は490キロ。海外遠征帰りですが、数字的には全日本2歳優駿を2着した時とほぼ同じ。キッチリ仕上げてきたし落ち着きもある。レースは好スタートから出たなりに外4番手から。勝負処から動いて4コーナーでは2番手。手応え上々。最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、残り100でクリソベリルに交わされ、2着死守にとどまりました。ぺースを考えてもベストの運びで完敗。クリソベリルとはスケールの違いが歴然。あくまでも2番手グループの一角という評価。

3着 ミューチャリー
 この日はマイナス2キロの463キロ。このローテーだけに馬体増は叶いませんでしたが、いつもに比べれば落ち着いている方で力を出せる仕上がりと判断。レースはジックリ構えて内12番手から。今回は道中動かず腹を括った直線勝負でこの馬の持ち味である切れ味を引き出す作戦。最終コーナーもロスなく回って馬込みを縫うように伸びてきましたが、デルマルーヴルに及ばず3着。強豪相手でも末脚勝負に賭けてハマればの期待感は御神本騎手にあったでしょうが、意外にペースが落ち着いたのが誤算と言えば誤算。それでも南関3歳世代のレベルの高さをアピールできた一戦だし、その代表格として今後古馬との対戦が楽しみ。

4着 ウィンターフェル
 この日はマイナス5キロの510キロ。ハード調教を敢行して、クラシック最終戦に向けて目一杯に仕上げてきた感じ。レースはJRAの強敵を意識して今回はジックリ溜める作戦。外10番手から進み、3コーナーでは7番手。直線に向くあたりでは森騎手が『これなら』と色めき立つ行きっぷり。最後は2着争いに後れを取り4着ですが、完全燃焼しました。どうしてもミューチャリーには敵わない。

5着 ヒカリオーソ
 この日はプラス2キロの448キロ。パドックではうるさい面を見せていますが、これはいつも通り。馬体減りもなく、上がり目?でも勝った東京ダービーのデキ。レースは好スタートを決めて押し出されるようにハナ。ダービーほどではないにせよ、平均ペースで楽な単騎逃げ。2馬身リードして最終コーナーをカーブしましたが、残り200でデルマルーヴルに交わされ、後続に殺到されて5着に終わりました。それでも自分のスタイルを貫いて中身のある競馬。今後の成長力という点では?も付きますが、見た目以上に走る馬。

8着 デアフルーグ
 この日はプラス4キロの500キロ。馬体をフックラ映し適度な気合乗り。毛ヅヤもいい。レースは毎度のごとく出たなりに馬を急かせず外9番手から。ちょうどクリソベリルをマークするように後を追って進出。一旦は6番手まで上がりましたが、最後の直線は完全に脚が止まって8着。実績のある右回りに替わってペース的にもこの馬向きでしたが、意外な大敗。距離が微妙に長いのか、若干調子を下げているのか、あるいはマークした相手が悪かったのか…。

10着 ロードグラディオ
 この日はプラス6キロの478キロ。コンスタントに470キロ台で使っている馬。スカッと仕上がった馬体で落ち着きもあり完成度が高い。レースはデムーロ騎手が気合をつけて3番手から。前を深追いせず、後ろを警戒して大事に進めましたが、勝負処で窮屈な処に入り一瞬躊躇するシーン。最後の直線は全く伸びず人気を大きく下回る結果に。外から被されると良くないタイプなのかもしれませんが、それにしても負け過ぎ。

第23回 スパーキングレディーカップ(Jpn3)

【予想】
◎ラーゴブルー
〇ファッショニスタ
▲ミッシングリンク
△マドラスチェック
△サルサディオーネ
△ゴールドクイーン
△マルカンセンサー
 除外が出て手薄になったとはいえ、中央勢を退けてVゲットのマリーンCは時計的にも評価できるラーゴブルー。マイル路線に固めて抜群の安定感。晴雨兼用の強味もあり連軸に。当然ファッショニスタが相手本線。

【レース】
 好スタートを決めたファッショニスタだが、無理をせずに内のサルサディオーネに行かせる形。ゴールドクイーン、ラーゴブルー、ミッシングリンクと続いて平均ペース。向流しで一気に動いたのがマドラスチェック。ただし、流れは先行ペースで、2番手から残り100で先頭に立ったファッショニスタが悠々1着ゴール。逃げ粘ったサルサディオーネが2着。

【上位馬の寸評】
1着 ファッショニスタ
 この日はプラス6キロの500キロ。ボリューム感のある好馬体で踏み込みが力強い。レースは好スタートから逃げる態勢。内のサルサディオーネに譲って2番手から。後続を警戒しつつ自分のペースを堅守。2馬身差で直線に向き、残り100でサルサディオーネを交わすと一気にリードを広げました。JBCレディスの後方一気が印象的ですが、この日は小回りコースを意識した先行勝負。脚抜きのいい馬場の時計勝負も手伝って実に鮮やかな勝ちっぷり。

2着 サルサディオーネ
 この日はプラス2キロの504キロ。スリムな体型の馬。馬体を維持できていたのは好感。レースは岩田騎手がかなり気合をつけて先手を主張。平均ペースで運び、残り800からペースを上げて後続にマクりのタイミングを与えず2馬身リードして直線へ。最後は交わされましたが、これは力負け。3着には1秒2差をつけて、持ち味を発揮しました。昨年のクイーン賞では2番手で頑張りましたが、やはり逃げベスト。ファッショニスタが譲ってくれたのが大きかった。

3着 ローレライ
 この日はプラス4キロの466キロ。スッキリ仕上がり切った馬体でテンションが上がり気味。いつも見た目は今イチ。レースは出遅れて後方11番手から。腹を括った直線勝負でラチ沿いを伸びて3着。ハマった感じもありますが、斤量差のない交流重賞での好走は評価に値。

4着 マドラスチェック
 この日はプラス3キロの503キロ。馬体フックラ、活気があって、いかにも伸び盛りの3歳。レースは斎藤騎手が気合をつけて行きましたが、出脚ひと息で9番手から。向流しで外から動いて4コーナーでは4番手に取り付きましたが、脚を使った分、伸び切れずに最後は流れ込んでの4着。斤量は恵まれていましたが、やはり懸念したように乗り難しい馬で内枠が仇。それと千六も忙しい感じ。条件が整えば即反撃。

5着 マルカンセンサー
 この日は増減なしの512キロ。ガッシリとした好馬体に適度な気合乗り。レースは例によって煽り気味のスタート。それでも内7番手とマズマズのポジションを取り、勝負処からマクって出て5着。川崎の千六向きではない。

6着 ミッシングリンク
 この日はマイナス6キロの523キロ。馬っぷり上々で落ち着きもあり好気配。レースは左海騎手が気合をつけて外5番手から。勝負処から内に潜り込んで最後の直線も内を狙いましたが伸び今イチで6着。タイミングを見計らってマクって出るのがこの馬のスタイルで、忙しい千六ではその暇がなかった。

7着 ラーゴブルー
 この日はプラス12キロの517キロ。体重の増減の大きな馬ですが、特に太目感はなく好仕上がり。レースは出遅れ。無理なく内4番手に取り付き、3コーナーでは前2頭から離れた3番手。ただし、直線はサッパリ伸びず7着。出遅れ云々よりも中身が伴っていなかったのか…。

8着 ゴールドクイーン
 この日はプラス8キロの454キロ。馬体を増やしてマズマズ。ただし、ややチャカつき気味でそれほど目立たない。レースは好スタートから出たなりに外3番手に行きましたが、呆気なく失速して8着。千六は長いしやはり逃げ馬の感じ。

第42回 帝王賞(Jpn1)

【予想】
◎オメガパフューム
〇モジアナフレイバー
▲チュウワウィザード
△インティ
△オールブラッシュ
 チュウワウィザードに敗れた平安Sは仕掛けのタイミングの差。57キロ同士で実績のある大井二千ならレーン騎乗のオメガパフュームを信頼。ただし配当妙味は地元で迎え撃つモジアナフレイバー。チュウワウィザードも大崩れは考えられないし、スンナリ先行ならインティ。この4頭のBOXが基本。

【レース】
 道営スーパーステションの逃げを想定していましたが、好スタートからシュテルングランツが先手主張。インティは離れた2番手で折り合いに専念。チュウワウィザードは好枠生かした先行策で4番手。続いてモジアナフレイバー、ミツバ。オメガパフュームは例によって後方から。ペースは平均。最後の直線、一旦は先頭に立ちましがが、すぐさま後続が殺到。ミツバ、チュワウウィザードなどが先頭を窺う処に、直線勝負に賭けたオメガパフュームが一気に強襲。残り100で先頭に躍り出て1着ゴール。2着チュウワウィザード、ノンコノユメが見せ場十分の3着と健在をアピール。

【上位馬の寸評】
1着 オメガパフューム
 この日はマイナス14キロの448キロ。相変わらず見映えは今イチですが、勝った東京大賞典と同じ数字だし、意外に落ち着きもあり力を出せる仕上がりと判断。レースは出遅れもあり後ろから2番目をジックリ。勝負処から流れに沿って無理なく進出。1頭抜きんでた脚を繰り出して残り100で先頭。鮮やかに決めました。2強不在にレーン騎手の落ち着いた好騎乗もありますが、2分4秒4の時計も悪くないし、帝王の名に相応しい実力。それと右回りの方が合う。

2着 チュウワウィザード
 この日はマイナス12キロの470キロ。決して細目感はなく、攻め強化してビシッと仕上げてきた感じ。毛ヅヤもいい。レースは川田騎手が気合をつけて離れた4番手をスンナリ。ペース的には絶好のポジション。勝負処から外に持ち出して前を追い、残り200で一旦は先頭に立ちましたが、オメガパフュームの強襲に遭い2着。前走の逆パターンで反撃を食いましたが、この馬らしい安定した走りで本当に計算が立つ馬です。

3着 ノンコノユメ
 この日は442キロ。以前に比べると減っていますが、それほど細い感じはしないし、落ち着きもありマズマズ。レースは真島騎手が徐々に内に馬を寄せて中団8番手からの競馬。勝負処から追って進出を図り4コーナーでは前を射程圏内に。最後はオメガパフュームの瞬発力に屈した形ですが、見せ場タップリの3着で健在をアピール。荒山厩舎への移籍でもうひと花の可能性がありそうです。

4着 ミツバ
 この日はプラス2キロの478キロ。ひと息後ですがキッチリ仕上げて一連の好調キープ。レースは和田竜騎手が多少気合をつけて外6番手から。勝負処から手応え良くマクって出て接近。最後の直線では一旦先頭に並び駆けるシーンもありましたが、最後の追い比べで後れを取り離された4着。実力的に妥当な結果。

5着 モジアナフレイバー
 この日はプラス5キロの513キロ。馬体フックラ、適度な気合乗りで文句なし。レースはスタート五分に出て離れた5番手から。手応え良く進出して4コーナーでは3番手。アワヤと思わせましたが、直線の追い比べで後れを取り5着。自分の時計では走っていますが、2分4秒台の決着では致し方ない結果か。それでも現在の充実ぶりを窺わせる走り。

6着 インティ
 この日はマイナス2キロの516キロ。少々うるさい面はありますが、気合乗り十分の好馬体で毛ヅヤもいい。レースはほぼ出たなりで離れた2番手。行きたがる馬を抑え込む形。途中から折り合いがついてスムーズな走り。直線に向くと一旦は先頭に立ちましたが、すぐさま差し馬勢に殺到されて何ら抵抗できず6着。溜めて行っても追って味がない。もう少し短目の距離で思い切って飛ばす競馬が似合う。